医学部長挨拶

亥鼻キャンパス高機能化構想のもとに
   「世界最高水準の医学研究・医学教育拠点」をめざして

医学研究院長・医学部長
中山俊憲

千葉大学医学部・医学研究院へようこそ

医学には基礎医学と臨床医学がありますが,100年以上に及ぶ日本でも有数の長い歴史を有する千葉大医学部・医学研究院は,この2つの医学が結びついた『治療学』の研究推進と『治療学研究医,治療学研究者』の育成に力を入れています。

最先端の基礎研究の成果を新しい治療法の開発に結びつけ,難治性の疾患を治癒に導いたりQOLを改善させたりするための『治療学』研究を目指す研究医と,最新の治療法を高い倫理観と患者さんを思いやる心を持って届けることのできる臨床医。

この2タイプの医師の育成の要となるのが,千葉大独自の基礎と臨床の統融合をめざす教育プログラムです。医学部の基礎系・臨床系という旧態依然の枠組みを取り払い,医学部・大学院医学研究院・医学部附属病院の「縦」の連携と,国内外の大学・研究施設・関連病院との「横」の連携を重視したプログラムです。詳細は「医学研究院グランドデザイン将来構想」も参照ください。

医学部では単に医学の知識や技能を習得するだけでなく,「スカラーシッププログラム」・「関東四大学研究医養成コンソーシアム」・「交換留学協定」などを通じ,年齢・専門分野・学校・国の枠を超えた実習・演習を行い,基礎・臨床・社会医学領域での研究の意義を理解し,研究計画の立案・実施に必要な科学的情報を収集する力とともに,論理的・批判的に思考する力をも養っています。

更に大学院医学研究院では,「治療学CHIBAイノベーション人材養成プログラム (CIPT)」や「博士課程教育リーディング大学院(LGS)プログラム」で,特にがんや免疫・アレルギー,動脈硬化症などの免疫関連疾患領域の治療学に関わるリーダーの人材育成に力を注いでいます。プログラムでは,国内外の15大学・15製薬関連企業とも連携し,本プログラムのために新たに企画された治療学・イノベーション講義や研修を受けることができます。

また次世代の医学・医療を担う『治療学』の研究推進と,世界で通用する人材育成には,グローバルスタンダードの研究環境と大学院教育システムの構築が不可欠です。『亥鼻キャンパス高機能化構想』にそって,大学院医学研究院,薬学研究院,看護学研究科,医学部附属病院および関連研究センターが一丸となり,共同研究プロジェクトの推進・研究環境の整備(予算・スペース・機器の確保)・英語化推進・サバティカル研修制度の活用・外国人教員の採用などの拡充を進めています。

こうした縦・横の緊密な連携を活かした教育により,学生の皆さんの未来医療に対する視野も将来の選択肢も広がることでしょう。医学部・医学研究院では,将来ますます多様化する社会のニーズに指導者として対応できる人材を輩出し,医学と医療の分野で社会貢献を果たせることを願っています。

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