筋萎縮性側索硬化症(ALS)の発症メカニズムの解明
 2009年に報告された常染色体優性遺伝性の家族性ALSの原因遺伝子FUS/TLSの機能解析によるALS発症機序の解明を行っている。
 下図に示すように、3点を重点的に解析している。
①FUS/TLSの核‐細胞質シャトリング機構におけるアルギニンメチル化の意義
②FUS/TLSのC端NLS(核移行シグナル)の変異体の細胞質における病的凝集体の形成機序
③FUS/TLSのC端NLS変異体の病的凝集体の意義

 

脳梗塞急性期の病態解明と新規治療薬候補の同定・解析
①脳梗塞急性期における神経細胞のストレス応答機構の解明
脳梗塞急性期に誘導される内因性因子による新規治療薬候補の同定・解析

 
 
 

パーキンソン病モデルラットを用いた高位排尿中枢の研究

 パーキンソン病は運動症状だけでなく、非運動症状も呈し、特に排尿障害は高度であるが有効な治療法が見つかっていない。そこで本研究室ではパーキンソン病モデルラットを用いた高位排尿中枢の研究を行っている。

・6-OHDA(6-hydroxydopamine)を黒質に注入し、パーキンソン病モデルを作成し、高位排尿中枢の細胞外電位測定、神経伝達物質測定を行っている。

・進行期パーキンソン病に対し施行される視床下核脳深部刺激療法(STN-DBS)の高位排尿中枢への治療効果の解明を行っている。

・DBSの刺激方法などを応用した、新たなパーキンソン病排尿障害の治療法開発を目指している。