ホ ー ム 概  要 スタッフ 研  究 教  育 リ ン ク ギャラリー

研究室の概要
 環境生命医学教室 (旧解剖学第一講座) は、千葉大学医学部の前身である千葉医科大学において 1924 年に小池敬事教授が初代教授となられてから、草間敏夫教授、福山右門教授、嶋田 裕教授と引き継がれ、平成 12 年 4 月より五代目の森 千里が担当しています。研究の方向性としては、これまでの解剖学教室のテーマを少し方向転換し、21世紀を見据えて、発生学・解剖学を基盤とした環境生命医学をテーマとしています。

  • 化学物質の影響判定の先行指標であるバイオマーカーの開発
  • 化学物質の体内蓄積の削減を目的とする予防・治療法の検討
  • その他 研究手法は、従来からの肉眼解剖学的方法、光学顕微鏡や電子顕微鏡を用いた手法と分子・免疫組織学的手法を用いた形態学的アプローチ、発生・生殖毒性学で用いる検討方法、さらに、発生工学や分子生物的手法などを幅広く用いています。


     現在のところ、新しい研究体制が立ち上がって一年足らずのため、教室内の研究システム作りに重点を置いています。しかし、環境生命医学という分野は、新しく、かつ非常に広範なボーダーレスの研究分野であり、今後は千葉大学内の基礎医学や臨床の教室、さらには薬学部の先生方とも広く連携を保ちながら、活発な研究活動を続けたいと思っています。


     医学部学生に対する教育は、肉眼解剖学と人体発生学を担当としています。しかし、献体を用いた実習が大きな部分を占めることもあり、医学部学生には単に教科書の勉強では学ぶことのできない生命の尊厳を学び、献体者の心を理解してもらいたいと思い、医学知識の面以外の教育にも取り組んで行こうと思っています。


     大学院生の教育では、研究者として必要な以下の5つの点を重点的に指導して行きます。

    1. 発想 (何を明らかにしたいのか)
    2. その発想を証明するための実験計画の立案
    3. 系統だった実験・調査の実行
    4. 得られた結果に対する考察とそれらをまとめあげての論文作成
    5. スピード
    これらの5つをマスターし、学位取得後は、国内外で活躍できる研究者となっていくことを願っています。


     さらに、医学部学生や大学院生の教育のみならず、環境問題に対する市民公開講座を定期的に主催し、国立大学の使命である社会のニーズに応えるための地域教育にも力を注いで行く予定です。


     「環境」というキーワードが重要視される21世紀において、解剖学と発生学を基盤とした「環境生命医学」の必要性は益々高まると考えております。そのため、若い医学生や研究者がこの方面に積極的に進まれることを強く望んでいます。