研究テーマ「環境ホルモン問題」

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現在、化学物質による地球規模での環境汚染が進行しています。野性生物では、内分泌撹乱物質 (環境ホルモン) による悪影響が数多く報告され、ヒトにおいてもその影響が懸念されています。特に発生過程の胎児期での暴露が問題とされています。

私どもは、日本人胎児における化学物質の複合汚染を明確にし、化学物質のリスクアセスメントおよび胎児期暴露の予防法を、日本国内外の国際シンポジウム (政府機関主催) の招待講演にて提言してきました。また、ヒトへの影響に関する疫学調査や化学物質汚染の予防法の検討に加え、日本人胎児汚染に対するバイオマーカーの検討を進めています。

本研究室では、これまでの成果をさらに発展させ、統合的視野を持つ環境・健康科学に関する研究・教育を行い、ヒトに対する環境因子のリスクアセスメントに関する研究・教育の拠点形成を目指しています。またこれと並行して、形態学・細胞生物学・分子生物学の先端的な技術を駆使して、医学の根幹となる基礎的研究も推進しています。

現在、環境問題に関する指導者や世界に通用する研究者の育成が、大学の任務として必要とされています。本研究室において推進する研究・教育の成果は、大学の社会的貢献という面からも意義は大きいと考えられます。

■■■ 期待される研究・教育の成果 ■■■
  • 環境汚染物質によるヒトへの健康影響に対するリスクアセスメント
  • ヒトに対する影響に関する疫学調査の国際レベルでの広汎な検討
  • 日本人の化学物質汚染状況の把握のためのバイオマーカーの開発
  • 悪影響に対する予防法の確立
  • 内分泌撹乱物質の作用メカニズムの解明
  • 大学院生を中心として、環境汚染物質に対する健康科学に関する研究・教育体制の整備
  • 内分泌撹乱物質問題に関する指導者・教育者や世界に通用する研究者の育成

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