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入院診療について

循環器内科では、心臓や血管のご病気の検査・治療を目的とした入院診療を行っております。冠動脈に対するカテーテル治療(PCI)や、不整脈に対するカテーテル治療(アブレーション)、ペースメーカーや植え込み型除細動器(ICD)といった、患者様の体の中に医療器具を入れる操作や、そのための検査は外来で行うことが難しいものばかりです。

自覚症状が強くお困りの方をより早くご案内するため、おひとりおひとりの入院日数は極力短く(もちろん、ご病状により異なります)するよう努力しております。また、急を要する患者様に対しては受診当日のご入院をお勧めすることもあります。

入院のお申し込みをいただいた方でも、実際に入院日が決定するまでしばらくお待ちいただくことがありますのでご了承ください。

一般的な入院については千葉大学病院のホームページをご覧ください。

はじめてのカテーテル入院

生活習慣の変化により、近年、狭心症の患者さんが増えています。狭心症の診断にはカテーテル検査が必要となりますが、実際どのように行われているのでしょうか。ここでは59歳の男性、Aさんを例にとって、その様子を見ていきましょう。

最近、階段をのぼったときに胸が圧迫される感じを覚えていたAさん。近所の先生のところで狭心症といわれ飲み薬をもらっていましたが良くならず、千葉大学医学部附属病院循環器内科に紹介されました。

大学病院で運動負荷RIを受けたところ、冠動脈に狭窄がある可能性が高いといわれ、入院してカテーテル検査(冠動脈造影検査)を受けることを勧められました。

医師「2泊3日の入院で、カテーテル検査は2日目です。専門のスタッフが安全な検査を心がけているから大丈夫ですよ。」

※検査における合併症の可能性については入院後に医師からの詳細な説明をよくご確認ください。

画像入院日。病棟に到着すると、看護師・薬剤師が入れ替わりにお邪魔して、翌日の検査について詳しく説明をしてくれます。

看護師「検査当日の朝ご飯は食べられません。飲み薬は先生の指示に従って、わたしたち看護師が確認してお渡しします。明日のカテーテル検査は午前の2番目だから、9時ごろ開始の予定ですね。」

画像カテーテル検査について、担当医師から詳細の説明を受けます。ぜひ、ご家族もご一緒にお聞きください。内容をご理解いただいた確認のため、書類にサインをいただきます。

医師「当院では年間約1500件の心臓カテーテルを行っていますが、一例一例専門のスタッフが患者さんひとりひとりの安全に十分配慮して準備し行っています。」

画像検査当日。病棟で着替えを済ませ、点滴を受けます。検査の順番が来たら、看護師がカテーテル検査室へご案内します。担当医は検査室でお待ちしています。

検査の準備の様子。専用の検査台の上に横たわり、カテーテルを挿入する部分(写真では手首)を消毒したあとに、滅菌された大きな布で全体を覆います。

医師「最初に手首に局所麻酔をしますが、針を刺すときは少し痛みます。麻酔が効いていれば検査中は特に痛みはないと思いますよ。」

検査の様子。腕から入ったカテーテルが血管の中を通って冠動脈の入口部に到達します。そこから造影剤を流すと、レントゲンの画面の中に冠動脈の形が浮かび上がります。

医師「検査は順調にすすめば20分程度で終わりますよ。なにかご不便があればお声かけください。」

検査終了。手首に入った管を抜いたら、出血しないように専用の絆創膏で傷口を塞ぎます。

医師「この絆創膏は約4時間後にわたしが剥がしますのでご自身で剥がさないように注意してください。また手首を曲げたり、ベッドに手をついたり、重たいものをもったりすると誤って剥がれてしまう可能性がありますのでご注意ください。」

検査結果の説明。病棟に戻ったら、ご家族と一緒に画像をご覧いただきながら検査結果の説明を受けます(検査後の患者さんのご様子によっては、病室でご説明することもあります)。治療が必要な部分があれば、そこに対する治療の方針について医師から提案させていただきます。

医師「今回の検査で、冠動脈の一部に動脈硬化で狭くなってしまった部分が見つかりました。日ごろ、階段をのぼったときに胸が圧迫されるような症状は、これが原因ですね。」

冠動脈の狭窄が見つかったAさん。今後のことについて医師と相談しています。

Aさん「先生、どういう治療ができますか?」

医師「すでにお薬を飲んでいても症状がでています。カテーテルを使って血管を広げる治療をすると症状が取れるでしょう。このまま入院を延長して、あす以降に治療を組むことも出来ますが、どうしましょうか。」カテーテルを使って血管を広げる治療

Aさん「実は来週、娘の結婚式を控えていまして・・・そのあとではダメでしょうか?」

医師「Aさんの血管なら、走ったり、重たいものをもって歩いたりしなければ症状は出ないでしょう。善は急げといいますが、短期間であれば大丈夫だと思います。1ヶ月後くらいに再入院して、治療しましょうか。」

Aさん「はい。お願いします。それまでに気をつけることはなんでしょうか?」

医師「まず無理をせず穏やかにお過ごしください。タバコとお酒は控えてください。また症状が出現した時のために発作薬を差し上げますから、安全な場所に腰掛けたうえでお使いください。それでも症状が治まらないときは、救急車を呼んで大学病院までお越しください。」

退院日。手首の傷口はきれいにふさがっています。Aさんは翌月の入院の日程を先生と約束したうえで、いったん退院しました。

Aさん「それでは先生、来月またよろしくお願いします。」

  • 実際の入院の流れや会話の内容は患者さんお一人お一人ごとに少しずつ異なる場合があります。かならずスタッフによりご本人向けの説明がありますので内容をよくご確認ください。
  • 当院では随時カテーテル検査入院をお受けしておりますが、ベッドの空き状況により数ヶ月お待ちいただくことがあります。また患者さんの容体に応じて、入院のお申し込み順に関わらず実際のご入院の順番が前後することがありますのでご了承ください。
  • 入院日程に土曜日、日曜日、祝日が含まれる場合は2泊3日で退院できないこともありますのでご了承ください。

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