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病気と検査・治療について

失神

失神とは、一過性に意識を失い、その後自然にかつ完全に意識が回復するものとされています。失神の原因の多くは、脳への血液の流れが低下し、酸素や栄養が脳へ十分に運ばれないためにおこります。一方、てんかんや低血糖症、低酸素血症、過換気症候群など、脳血流の低下が起こらなくても失神を起こすものもあります。
失神を来す原因として、起立性低血圧、神経調節性失神、心源性失神、脳血管性失神などがあります。それぞれの頻度としては、神経調節性失神が最も多く約44%程度とされ、そのほか起立性低血圧が約12%、心原性失神は約14%、脳血管性失神は約1%と言われています。また、さまざまな検査を行っても原因がわからないものが約20%程度あるといわれています。
失神の原因を調べるための検査として、安静時12誘導心電図検査、24時間ホルター心電図検査、運動負荷心電図検査、心臓電気生理学的検査(EPS)、ヘッドアップチルト検査、脳波検査などのさまざまな検査があります。
心臓が原因で起こる失神の中には、命に関わる可能性のある疾患もあるため、心機能の評価のほか、上記のような各種検査(当院では、ヘッドアップチルト試験や脳波試験などの検査は、神経内科や脳神経外科などの当科以外の科が担当し検査を行っています。)によって、原因検索を行っています。また、各種検査によっても原因がわからず、それでも心臓の不整脈が原因で起こる失神が否定できないような場合には、植え込み型ループ心電計を呼ばれる、小型の心電計(USBメモリ程度の大きさ)を左前胸部の皮下に植え込み、最長2年から3年程度不整脈の検出を行うことのできるデバイスの植え込みも行っています。

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