ご来院の方へ

ホーム > ご来院の方へ > 病気と検査・治療について > 植え込み型除細動器(ICD)、心臓再同期療法(CRT-D)

病気と検査・治療について

植え込み型除細動器(ICD)、心臓再同期療法(CRT-D)

植え込み型除細動器(Implantable Cardiovertor-Defibrellator:ICD)治療

致死的不整脈(心室頻拍や心室細動)により心臓が速く拍動し、ポンプの役割を十分に果たせなくなったときに、心停止をきたすことがあります。この場合に、ペースメーカーから電気ショックを出すことで心臓に正常な拍動を取り戻させる働きをするのが、植え込み型除細動器(ICD)です。日本では1998年より重症心室性不整脈に対しICD治療が可能となりました。現在では突然死の可能性のある重症心室性不整脈の救命には除細動器治療が不可欠とされています。しかしながら本治療法は高度の専門知識・技術が必要となるため実施できる施設は限定されています。当院は厚生労働省よりICD治療を行う施設認定をうけ年間約60症例(2011年度には59症例)に対し施行しています。
本治療法は局所麻酔下に、右あるいは左前胸部皮下に約70〜80gのジェネレーターと呼ばれる刺激発信器を植え込むとともに、心腔内(右心房あるいは右心室)に1−2本のリードと呼ばれる導線を挿入・留置し、ペーシングおよび除細動を行うものです。
当院では局所麻酔下に施行し手術時間は約1~2時間です。術後約1週間で創部は付着します。退院後は、基本的に半年に1回程度でデバイス外来(ペースメーカ外来)に通院されています。

心臓再同期療法(Cardiac Resynchronization Therapy: CRT)

拡張型心筋症、陳旧性心筋梗塞などの疾患のため高度に心機能が低下している重症心不全症例の多くは、右心室と左心室間に収縮のタイミングのずれが存在しさらに心機能を悪化させています。このような場合に特殊なペースメーカーを留置し右心室と左心室にペーシングリードと呼ばれる導線を挿入し同時にペーシングを行うことにより収縮のタイミングのずれを補正し心機能を改善させる治療(両室ペーシング治療)が2004年に厚生労働省より新たに認可されました。この治療によって、欧米の大規模臨床試験では患者さんの生活の質を上げることができるという報告されており、重症心不全に対する新しい治療として期待されています。また、現在は突然死の予防を目的としたICDと心不全の症状改善を目的としたCRTの機能を併せ持つCRT-Dの植え込みも可能となりました。CRTについても高度の専門知識と技術が必要であるため実施施設が限定されています。当院は本治療法においても施設認定を受け年間約20症例(2011年度には21症例)に対し施行しています。

BACK

PAGE TOP