診療実績(平成22年4月~平成23年3月)

平成22年度は,1年間で延べ16,491人(月平均:1,374人)の外来診察を行いました。

初診

千葉大学の皮膚科を受診された患者さんの中で初診の方は延べ1,797人(月平均:150人)であり,総受診数の10.9%を占めました。他院からの紹介は932人であり,紹介率は51.9%でした。ただし,当科は原則として紹介制をとっておりますので,紹介率に反映されない患者さんは,主に院内の他科からの紹介でした。

 診断や治療方針の難しい患者さんは予約制にはなりますが、木曜日のクリニカルカンファレンス(外来教授回診)を受診して頂き、皮膚科医全員の知識と経験を結集して診断・治療方針を決定しております。その際状況に応じては,専門性の高い他施設への紹介も行うようにしています。

皮膚腫瘍・母斑に関して

受診者数の1/4を占める皮膚腫瘍・母斑に関しては,平成19年度より病変部を約10倍に拡大して視診するダーモスコピーを本格導入し、超音波診療装置(皮膚エコー)と合わせて術前に可能な限りの良・悪性等の判断をするようにしています。初診患者さんにおいて悪性腫瘍を主訴に来院された方は202人でした。

 外来での手術件数は年間396件(全摘手術84件、皮膚生検289件、その他23件)で、1日平均1.7件の手術を施行しております。ただし,良性腫瘍に関しては,診断確定後あるいは状況によっては,当院形成外科を紹介しております。

 また,平成19年度より外来化学療法室が整備されたため、当科におきましても,皮膚がんに対する抗がん剤治療を外来でも施行しています(ただし,初回時のみ入院で導入し,その後は外来へ移行する場合もあります)。

その他の疾患に関して

同じく、平成19年度より,膠原病や血管炎、水疱症等は生検時に全例で高性能の顕微鏡を使用した蛍光抗体法を併用して病理診断を行うことで,正診率の向上に努めています。

乾癬、菌状息肉症を中心に行っている光線療法に関しては,全身照射型でナローバンドUVBならびにPUVAが使用可能です。


初診患者内訳

悪性腫瘍初診患者内訳
疾患名 患者数 疾患名 患者数
湿疹・皮膚炎・紅皮症 277 有棘細胞癌 30
蕁麻疹・痒疹・掻痒症 89 日光角化症 20
紅斑症 34 ボーエン病 27
紫斑病 6 基底細胞癌 60
血管炎 33 悪性黒色腫 27
血行障害・壊疽・物理障害 98 乳房外パジェット病 12
中毒疹・薬疹 131 エクリン汗孔癌 3
水疱症・膿疱症 44 外毛根鞘癌 2
角化症、炎症性角化症 58 菌状息肉症 1
膠原病 52 リンパ腫 10
代謝異常・形成異常 11 転移性皮膚腫瘍 1
肉芽腫・脂肪組織疾患 16 血管肉腫 3
色素異常症 46 隆起性皮膚線維肉腫 3
母斑・母斑症 73 その他 3
皮膚腫瘍 417
202
発汗異常 8
毛包・脂腺系疾患 52
脱毛・多毛 34
爪甲異常 25
ウイルス性疾患 93
細菌感染症 76
真菌感染症 86
虫刺症他 14
その他 24

1797

皮膚科専門医マップ

生物学的製剤承認施設

乾癬に対する生物学的製剤の使用について

平成22年1月20日付けで,乾癬治療薬として「TNFα阻害薬」の使用が認可されました。

当院の皮膚科は,日本皮膚科学会生物学的製剤検討委員会の審査を得て,乾癬の加療に際してTNFα阻害薬をはじめとした生物学的製剤使用承認施設として認定されています。

診療

診療情報(医療従事者用)

診療実績


難治性疾患克服研究事業に関する情報

「ブラウ症候群/若年発症サルコイドーシス」

● 疾患について

● 難病サイト