日皮会総会(2010年)

折角がんばるのだから症例との出会いを大切に,形にしていくことを目標に

かつて阪大病院がそこにあった,中之島において開催された,第109回日本皮膚科学会総会に参加してきました。

 昨年冬に京都で開催された皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会は,ここでは紹介していませんが,参加した面子から「男の修学旅行」とも言われていましたが,今回は病棟で頑張ってくれている3人の女医さんにポスターを出してもらいました。準備の段階から,「どのホテルを予約する? 折角だから‥‥」と,いつもの学会とは違った,何やら華やいだ雰囲気がありました。

 また,3年前に同じ会場で開催された皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会の時は,「大阪に来たら,粉ものですよね」とお誘いしたものの,「背広に臭いがつくから駄目だよ」と言われ,大阪の夜景を一望しながら上品に中華を頂きましたが,松江教授も今回の雑炊には大満足だったとのことです。こういう楽しみがあるのも,また明日から頑張るためには大切ですよね。

頑張る女性医師の未来を考えていない訳ではありません。大事な会合が行われていたその時間は,うちの医局で頑張ってくれている彼女達のために,ポスター・ディスカッションの会場におりました。

「会長賞を貰ったポスターって,どんな内容だったの?」

「色々と調べたけど,結局,よく分からなかった,という内容だよ」

「え?,それって反則じゃない」

「皮膚は,とっても印象に残るものだったよ。そういう患者さんが受診するという点は,ちょっと千葉っぽい感じだしね。それから,ポスターを見に全国から集まってくる臨床経験豊富な先生方に意見を聞きたいというのが,このポスターを提示した意図だった訳だし。
ところで,副賞のiPadが届いたら,子供のおもちゃになる前に,少し触らせてね」

木村先生が直前に大風邪を引いて,どうなることかとちょっと(本当はかなり?)心配しましたが,その頑張りが十分に報われた今回の会長賞受賞だったと思います。

 また,秋田先生もポスター賞を受賞したことから,昨年医局に迎えた二人の研修医が共に,こうして皮膚科学会の総会で賞を貰えたことになります。まさに,充実した研修医生活を象徴するエピソードになったのではないでしょうか。

木村亜矢子,ほか (2010)
体幹,四肢のそう痒感を伴う網状紅斑(仮称)の1例

↑ 会長賞受賞

秋田 文,ほか (2010)
フマル酸ヒドラターゼ(FH)遺伝子に新規R218X変異が同定された多発性立毛筋平滑筋腫の1例

↑ ポスター賞受賞

(2010年4月16-18日,大阪市)