2010年 業績

英文論文(原著)

Ben-Ari Y, Brody Y, Kinor N, Mor A, Tsukamoto T, Spector DL, Singer RH, Shav-Tal Y. (2010)
The life of an mRNA in space and time.
J Cell Sci. 123: 1761-74.
PMID: 20427315
Yao J, Huang T, Fang X, Chi Y, Zhu Y, Wan Y, Matsue H, Kitamura M.(2010)
Disruption of gap junctions attenuates aminoglycoside-elicited renal tubular cell injury.
Br J Pharmacol. 160: 2055-68
PMID: 20649601

英文論文(症例報告)

Kamada N, Yoneyama K, Togawa Y, Suehiro K, Shinkai H, Yokota M, Matsuda K, Oda S, Hirasawa H, Matsue H. (2010)
Toxic epidermal necrolysis with severe hyperbilirubinemia: complete re-epithelialization after bilirubin reduction therapies.
J Dermatol. 37:534-6.
PMID: 20536667
Togawa Y, Nakamura Y, Kamada N, Kambe N, Takahashi Y, Matsue H. (2010)
Melanoma in association with acquired melanocytic nevus in Japan: a rewiew in the literature.
Int J Dermatol. 49:1362-7.
PMID: 21155082

英文論文(総説,その他)

Kambe N, Longley BJ, Miyachi Y, Kabashima K. (2010)
KIT masters mast cells in kids, too.
J Invest Dermatol. 130:648-50
(Commentary to Bodemer et al. J Invest Dermatol. 2010;130:804-15)
PMID: 20145643
Kambe N, Nakamura Y, Saito M, Nishikomori R. (2010)
The inflammasome, an innate immunity guardian, participates in skin urticarial reactions and contact hypersensitivity.
Allergol Int. 59: 105-13. Review
PMID: 20179416
Wanderer AA, Kambe N, Nakamura Y. (2010)
Exanthem with cryopyrin associated periodic syndromes and consideration of IL-1 targeted therapy for neutrophilic predominant urticaria.
Allergol Int. 59: 321-2. Author Reply
PMID: 20657165
Kambe N, Satoh T, Tanizaki H, Fujisawa A, Saito MK, Nishikomori R. (2010)
Enhanced NF-kappaB activation with an inflammasome activator correlates with disease activity of NLRP3 mutations outside of exon 3.
Arthritis Rheum. 62: 3123-4.
(Letter to the Editor on Jeru et al. Arthritis Rheum. 2010;62:1176-85)
PMID: 20583107
Kabashima K, Abe R, Hirakawa S, Kambe N, Ohyama M, Fujimoto M. (2010)
The 1st JSID Kisaragi Juku: The junior tutors' perspective.
J Dermatol Sci. 58: 167-70. Meeting Report.
PMID: 20488668

論文(症例報告)

木村亜矢子,神戸直智,外川八英,鎌田憲明,松江弘之(2010)
伝染性軟属腫を多発した局面型皮膚サルコイドーシスの1例
臨皮. 64:473-6.
中野倫代,若林正一郎,末廣敬祐,外川八英,鎌田憲明,神戸直智,松江弘之(2010)
著明な浮腫により膠原線維間に裂隙が生じ,水疱様外観を呈した石灰化上皮腫の1例
臨皮. 64: 669-72.
小野泰伸,岩澤真理,神戸直智,鎌田憲明,松江弘之,西村和子(2010)
前額部に生じた疣状型スポロトリコーシスに対するヨウ化カリウムの治療経験
臨皮. 64: 965-9.
佐藤貴史,神戸直智,岩澤真理,末廣敬祐,松江弘之,山本正二,高橋葉子(2010)
autopsy imagingを行った悪性黒色腫
皮膚病診療. 32:741-4.
中野倫代,稲福和宏(2010)
顔面の表皮嚢腫より発生した有棘細胞癌の1例
西日皮膚. 72: 363-6.

論文(総説)

松江弘之(2010)
皮膚の免疫学-肥満細胞と好塩基球.
日皮会誌. 120: 2171-4.
佐藤貴史,神戸直智(2010)
遺伝子がかかわる皮膚疾患入門-責任遺伝子がはっきりした疾患- 自己炎症性疾患の症状と遺伝子変異
Monthly Book Derma デルマ. 163: 55-61.
佐藤貴史(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた 単純ヘルペス・カポジ水痘様発疹症
小児科. 51: 546-7.
岩澤真理(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた ケルスス禿瘡
小児科. 51: 576-7.
岩澤真理(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた スポロトリコーシス
小児科. 51: 578-9.
稲福和宏,中野倫代(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた リケッチア症
小児科. 51: 584-5.
中村悠美(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた 痒疹
小児科. 51: 604-5.
神戸直智(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた 色素性蕁麻疹
小児科. 51: 606-7.
鎌田憲明(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた 多型滲出性紅斑
小児科. 51: 608-9.
西小森隆太,河合朋樹,内尾寛子,神戸直智,松村由美(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた 色素失調症
小児科. 51: 636-7.
中野倫代(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた 環状肉芽腫
小児科. 51: 642-3.
鎌田憲明(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた 稗粒腫
小児科. 51: 648-9.
外川八英(2010)
子どもの皮膚疾患の診かた 表皮母斑
小児科. 51: 654-5.
神戸直智(2010)
総論 自己炎症疾患の病態から炎症を考える
細胞 42: 356-9.
神戸直智,西小森隆太(2010)
IL-1をターゲットとした炎症性皮膚疾患の治療
Visual Dermatol. 9: 850-2.
神戸直智,佐藤貴史,中村悠美(2010)
インフラマソームを介したIL-1β産生とアレルギー
Allergy From the Nose to the Lung 気道のアレルギー. 8 (3): 7-12.
神戸直智(2010)
かゆみ治療実践マニュアル 蕁麻疹のかゆみ治療
Monthly Book Derma デルマ. 173: 15-9.
神戸直智(2010)
インフラマソーム -IL-1β活性化のメカニズム
医学のあゆみ. 235: 1153-8.
神戸直智,佐藤貴史(2010)
インフラマソームを介したIL-1β産生とヒスタミン非依存性蕁麻疹
J Environ Dermatol Cutan Allergol. 4: 185-91.
松江弘之(2010)
紫外線とマスト細胞.
太陽紫外線防御研究委員会学術報告. 20: 7-10.

国際学会

Kanazawa N, Nishiyama M, Li HJ, Okafuji I, Kambe N, Furukawa F. (2010)
Long-term ICAM-1 and transient PDGF-B expression on PMA-activated THP-1 cells harboring early-onset sarcoidosis/Blau syndrome-associated NOD2 mutations.
2010 Annual Meeting of the Society for Investigative Dermatology, May 5-8. Atlanta, GA)
Nishiyama M, Li HJ, Okafuji I, Kambe N, Furukawa F, Kanazawa N. (2010)
Long-term ICAM-1 and transient PDGF-B expression on PMA-activated THP-1 cells harboring early-onset sarcoidosis/Blau syndrome-associated NOD2 mutations.
14th International Congress of Immunology. August 22-27, Kobe, Japan
Satoh T, Kambe N, Saito M, Nishikomori R, Matsue H. (2010)
Enhanced NF-kappaB activation after the stimulation with NLRP3 activator correlates with disease activities in cryopyin-associated periodic syndrome.
Autoinflammation 2010, September 2-6, Amsterdam, The Netherlands.
Nishiyama M, Li HJ, Okafuji I, Kambe N, Furukawa F, Kanazawa N. (2010)
Long-term ICAM-1 and transient PDGF-B expression on PMA-activated THP-1 cells harboring early-onset sarcoidosis/Blau syndrome-associated NOD2 mutations.
Autoinflammation 2010, September 2-6, Amsterdam, The Netherlands.
Satoh T, Kambe N, Matsue H. (2010)
Enhanced NF-kappaB activation with NLRP3 activator correlates with disease activities in cryopyin-associated periodic syndrome.
40th Annual ESDR Meeting, September 8-11, Helsinki, Finland.

学会報告(臨床)

木村亜矢子,神戸直智,外川八英,鎌田憲明,松江弘之(2010)
上背部に生じた水疱形成を伴う外陰部外硬化性萎縮性苔癬の1例
(日本皮膚科学会第829回東京地方会,1月16日,東京)
秋田文,神戸直智,外川八英,鎌田憲明,松江弘之(2010)
小豆大の淡紅色紅斑が多発して認められた神経線維腫症1型(NF1)の1例
(第73回日本皮膚科学会東京支部総会,2月20-21日,東京)
木村亜矢子,神戸直智,中野倫代,外川八英,鎌田憲明,松江弘之(2010)
体幹,四肢のそう痒感を伴う網状紅斑(仮称)の1例
(第109回日本皮膚科学会総会,4月16-18日,大阪)

↑ 会長賞受賞

秋田 文,神戸直智,中野倫代,佐藤貴史,岩澤真理,外川八英,松江弘之(2010)
フマル酸ヒドラターゼ(FH)遺伝子に新規R218X変異が同定された多発性立毛筋平滑筋腫の1例
(第109回日本皮膚科学会総会,4月16-18日,大阪)

↑ ポスター賞受賞

中野倫代,秋田 文,外川八英,鎌田憲明,神戸直智,松江弘之(2010)
ダーモスコピーが診断に有用であった土肥氏鱗状毛包性角化症の1例
(第109回日本皮膚科学会総会,4月16-18日,大阪)
木村亜矢子,神戸直智,松江弘之,夏賀 健,清水 宏(2010)
最近経験した先天性表皮水疱症の2例
(日本皮膚科学会第830回東京地方会,6月19日,東京)
外川八英,神戸直智,鎌田憲明,松江弘之(2010)
自然消退したAshy dermatosisの1例
(第34回日本小児皮膚科学会学術大会,7月3-4日,松山)
木村亜矢子,神戸直智,松江弘之,須賀 康(2010)
難聴を伴う掌蹠角化症の母子例
(第34回日本小児皮膚科学会学術大会,7月3-4日,松山)
秋田 文,岩澤真理,及川真喜子,外川八英,神戸直智,松江弘之,西村和子 (2010)
スリランカ人小児に生じたMicosporum gypseumによるケルスス禿瘡の1例
(日本皮膚科学会第831回東京地方会,7月10日,東京)
若林正一郎,外川八英,鎌田憲明,松江弘之(2010)
長期の経過観察を行っている汎発性膿疱性乾癬の兄弟例
(第25回日本乾癬学会学術大会,9月3-4日,宇部)
小俣 渡,末廣敬祐,木村亜矢子,外川八英,鎌田憲明,神戸直智,松江弘之(2010)
センチネルリンパ節に刺青による炭粉沈着を認め,転移を疑った左第IV指悪性黒色腫の1例
(第25回日本皮膚外科学会総会・学術大会,9月4-5日,別府)
岩澤真理,秋田 文,外川八英,神戸直智,松江弘之,西村和子(2010)
スリランカ人小児に生じたArthroderma incurvatumによるケルスス禿瘡の1例
(第54回日本医真菌学会総会,10月16-17日,東京)
田島綾子, 米山啓, 外川八英, 岸宏久, 大橋弘文(2010)
膵頭部癌に伴った皮下結節性脂肪壊死症の1例
(第74回日本皮膚科学会東部支部学術大会,11月20-21日,仙台市)
外川八英,秋田 文,中野倫代,末廣敬祐,米山恭子,鎌田憲明,神戸直智,松江弘之(2010)
微少浸潤像を認め術後7年後に多臓器転移をきたした乳房外Paget病の1例
(日本皮膚科学会長崎地方会第312回例会 宇谷厚志教授就任記念,11月27-28日,長崎)
神戸直智,佐藤貴史,松江弘之,金澤伸雄(2010)
若年発症サルコイドーシスの親子例
(日本皮膚科学会長崎地方会第312回例会 宇谷厚志教授就任記念,11月27-28日,長崎)
木村亜矢子,神戸直智,末廣敬祐,外川八英,鎌田憲明,松江弘之(2010)
神経周囲浸潤を伴った皮膚原発腺様嚢胞癌の1例
(日本皮膚科学会第834回東京地方会,12月18日,千葉)
及川真喜子,岩澤真理,中野倫代,鎌田憲明,神戸直智,松江弘之,西村和子(2010)
腎移植患者に生じたTrichophyton rubrumによる白癬性肉芽腫の1例
(日本皮膚科学会第834回東京地方会,12月18日,千葉)
若林正一郎,中野倫代,外川八英,神戸直智,松江弘之,青才文江,野呂瀬一美(2010)
超音波検査が虫体先進部の検出に有用であったcreeping diseaseの1例
(日本皮膚科学会第834回東京地方会,12月18日,千葉)

学会報告(研究)

金澤伸雄,岡藤郁夫,神戸直智,古川福実(2010)
自己炎症性肉芽腫形成におけるICAM-1とPDGF-Bの関与
(第55回日本リウマチ学会総会・学術大会,7月17-20日,神戸市)

↑ JCR2011ワークショップ賞受賞

佐藤貴史(2010)
Enhanced NF-κB activation with an inflammasome activator correlates with disease activity of NLRP3
(第3回自己炎症疾患研究会,8月6日,東京)
Nakamura Y. (2010)
Mast cells mediate neutrophil recruitment and vascular leakage through the NLRP3 inflammasome in histamine-independent urticaria.
35th Annual Meeting of the Japanese Scoiety for Investigative Dermatology, 11th Galderma Award Ceremony, December 3, Wakayama, Japan
Nishiyama M, Li HJ, Okafuji I, Kambe N, Furukuwa F, Kanazawa N. (2010)
Transient PDGF-B expression on PMA-activated THP-1 cells harboring early-onset sarcoidosis/Blau syndrome-associated NOD2 mutations.
35th Annual Meeting of the Japanese Scoiety for Investigative Dermatology, December 3-5, Wakayama, Japan

学会報告(シンポジウム,その他)

神戸直智(2010)
目の前の山を登りきろう
(第1回JSIDきさらぎ塾,2月11-14日,沖縄)
神戸直智(2010)
教育講演「痒みと蕁麻疹研究最前線」 肥満細胞とかゆみ
(第109回日本皮膚科学会総会,4月16-18日,大阪)
神戸直智(2010)
シンポジウム「自己炎症症候群の新しい展開」 CAPSにみられるヒスタミン非依存性蕁麻疹
(第54回日本リウマチ学会総会・学術大会,4月22-25日,神戸)
神戸直智(2010)
ランチョンセミナー 痒みを伴う皮膚病診療の醍醐味と責任
(第37回皮膚かたち研究学会学術大会,7月24-25日,東京)
神戸直智(2010)
シンポジウム「Autoinflammation vs Autoimmunity」 Autoinflammationによる皮膚疾患の発症機序
(第31回日本炎症・再生医学会,8月5-6日,東京)
神戸直智(2010)
シンポジウム「皮膚アレルギー学の未来」 分子標的薬が明らかにする蕁麻疹の病態
(第40回日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会,12月10-12日,広島)

皮膚科専門医マップ

細胞 42号(2010)の編纂に関わりました。

SAID2010

Autoinflammation 2010, September 2-6, Amsterdam, The Netherlands.

JSID2010

35th Annual Meeting of the Japanese Scoiety for Investigative Dermatology, December 3-5, Wakayama, Japan

この後,千葉を案内して,Halは大学院生の佐藤君とともに12月の九十九里でサーフィンを楽しみました。

 
 

目の前の山を登りきろう

(第1回JSIDきさらぎ塾,2月11-14日,沖縄)

海の近くで育った者は広く,より遠くへと望み,山を見ながら大きくなった者は高く,その頂の上へと夢を語るのだとか。それならば,千葉で暮らす我々は大海原へと漕ぎ出すために,後輩達に海の広さを教える様に尽力するべきなのでしょう。漕ぎ出す海は太平洋の彼方先を目標にしたいと思うものの,先日,東京湾横断アクアラインに位置する「うみぼたる」へと出かけたら,そこから見渡せる海も十分に広いなあと,素直に思いました。
将来を担う若手皮膚科研究者の育成を主眼として開催された2月の沖縄でのきさらぎ塾では,山国育ちの私は(偉大な先輩方によって既に語り尽くされた話かもしれませんが),研究を山登りに例えて話をさせて頂きました。自分自身の学位論文は,決して高い山ではありませんが,しかしそこが私のスタートラインであり,やはり登りきって見なければ見えなかった景色があったと思っています。そして今も,1つ1つ目の前の山に登りきることを目標にしたいと思っています。

ただし,日々の研究の中で,目の前で再現される生命の神秘を見逃さない様にするためには,寝不足の眼をこすりながら臨むのではなく,すっきりとした頭で僅かな変化を見逃さない注意力が必要になります。ですから,たくさんの夢を見るためには,何よりもきちんと睡眠をとることが大切なのです。でも,本当に高い山をアタックしている時には,無防備に寝たら凍死するから注意!
そして,海抜25メートルの亥鼻山からも,登りきって初めて見える景色があります。きっと,必ず。