千葉大学大学院医学研究院 生殖医学講座 (旧生殖機能病態学 千葉大学産婦人科)
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2016年 業績

巻頭言

  平成29年度は、周産母子センターが本格的な稼働を始めました。MFICUを含めほぼ満床の状態で推移しています。妊婦の高齢化がさらに進み、合併症妊娠が増加・高度化するなかで、安全な妊娠分娩管理にはエネルギーを要します。十分とは言えないまでも、周産期医療に取り組む若い人が増えつつあることに感謝したいと思います。今後、一次・二次医療機関との適切な役割分担・連携をさらに強化し、サステイナブルな体制を確立したいと思います。

 平成29年度には、中央診療棟の建築工事が始まりました。病院再開発もいよいよ最終段階です。産婦人科関連だけを振り返ってみても、この10年あまり何度も工事を経験してきました。ひがし病棟新築(婦人科病棟と産科病棟が分離)に始まり、みなみ病棟改修(院内NICU新設、産科病床あたり床面積の拡大と高機能化、分娩室床面積の拡大)、外来改修(超音波診断装置のシステム整備、STIC導入など)、外来棟新設(地下から3Fに移動、インサイドアウト型配置として外来スタッフのコミュニケーション強化)、みなみ病棟改修(周産母子センターMFICU新設、分娩室機能強化)を次々に経験してきました。産科、小児科、小児外科の3科がそれぞれの病棟で新生児診療を行っていた10年前を思い起こすと、隔世の感があります。10年の歩みを振り返ると、戦略的なビジョンが必要であったと感じています。
 今般の中央診療棟の工事に先だって、昭和58年に建てられた新病院の玄関ホールが取り壊されました。教室出身者にとって思い出深い「新病院」のシンボル的存在で自慢のひとつであった建物の取り壊しです。この玄関ホールの前に整備されていた(どなたかのご寄付で整備されたとお聞きしています)ヒュギエイア Υγιεiα Hygieiaの庭も、同時に取り壊されました。ヒュギエイアは、ギリシャ神話の女神で健康の守り神です。Hygieneの語源になりました。ヒュギエイアは女神であることから、特に婦人科疾患の守り神ともとらえられていて、撤去されたことは産婦人科医として残念な気もします。しかし、形あるものは必ず形を失う、エントロピー増大の法則に抗することはできません。古いものへの執着ではなく、昇華に結びつけたいと思います。

 医学部基礎研究棟の新築移転の準備も始まりました。野球グラウンドの場所に新しい医学部研究棟が建設されます。実は、昨年から硬式野球部の部長を務めさせてもらっていますので、こちらも残念な気持ちになります。しかし、これを昇華して、野球部は昨年と今年連続して東医体優勝を果たしています。

 さて、研究面では卵巣がんグループの治療成績がようやく公表できました。2008年にaggressive surgeryに大きく方向を転換し、8年あまりをかけてその後の経過を観察してきました。その結果、aggressive surgeryが治療成績を大幅に改善することを証明できました。成績は、海外のトップレベルの施設と比較しても遜色のないものとなりました。侵襲の大きい 手術ですが、合併症などは合理的範囲内にとどまることも確認しています。長時間の手術や術後管理をいとわず、この治療を継続してきたチームovaryとそれを支えてきた歴代後期研修医・腫瘍チームのメンバーに感謝したいと思います。現在、aggressive surgeryが治療成績向上に結びつく理由や、aggressive surgeryの施行で顕性化してきた新たな課題などの分析を行っており、近々その結果が公表できるものと思います。このような分析が可能になったのは、グループとして長年にわたって詳細な症例記録を蓄積してきたことに依ります。「がんマップ」の作成もその一つです。医学研究における継続の大切さを改めて感じます。

 全力を尽くして患者さんの治療にあたることは大切で当然のことですが、診療後に振り返りを行うことも同様に大切です。振り返りでは、結果が解っているので、診療中には気づかなかった点にも気づくことがあります。

 治療結果が悪い時にはもちろんですが、結果が良かった場合においても、さらに良い治療法がなかったかという観点から検討します。自らの知識や技術に慢心することなく、貪欲に高みを 目指す。そして、振りかえりの結果を文書にして公表することも大切です。患者さんから学んだことを他者に伝えることは、知識を共有して社会全体の医療に資するという面に加え、他者からの批評や評価を得て自らの偏りを正すという面からも大切です。

 子宮がんの内視鏡手術の実施に向けて準備を進めています。ロボット手術についても本格実施に向けて再度準備をしています。絨毛性疾患は、国内でも有数のhigh volume centerとなり、cohort研究の成果なども着実に出てきています。さらなる発展を期待して、平成28年度の業績をお届けします。

平成29年10月
生水 真紀夫

平成28年の総括

1.教育活動(卒前)
 

医学部4年生に対し生殖・周産期・乳房ユニットの講義、臨床チュートリアル、ならびに臨床入門を、医学部5年生に対しクリニカルクラークシップを行いました。
ユニット講義は、生水教授と三橋准教授に限定して担当し内容の統一性を図っています。臨床チュートリアルはアテンディングドクターの金谷特任助教を中心に生殖・周産期領域からの出題分を受け持ち、臨床入門は三橋准教授を中心に婦人科診察法を演習しました。クリニカルクラークシップでは、1グループ10名の学生が計4週間の産婦人科病院実習を行いました。このうち2週間は大学病院、あとの2週間は千葉市内の6つの協力病院における実習で、さらに地域の基幹病院での短期滞在実習も行われました。高度な先進的医療と一般的なニーズの多い医療の両方を学べると学生からは高い評価を受けています。知識の習得よりもパフォーマンスを重視した評価を取り入れ、診療参加型の実習を目指していますので、産婦人科臨床の楽しさをアピールできているのではないかと考えています。その他、西千葉キャンパスでの普遍教育や看護学部での講義等を各教官が分担し行いました。

カリキュラム以外の教育活動として引き続き、「新生児蘇生法(NCPR)一次コース」や「産科救命救急(ALSO)プロバイダーコース」などの認定講習会、県内の主要な周産期施設を巡回視察する「ツアーセミナー」などを開催しました。また、産婦人科関連の学会やイベント(日産婦学会主催のサマースクールなど)への参加を積極的に支援しました。学生時代から産婦人科臨床を実体験することにより、産婦人科診療に対して理解が深まり、やがては次世代を担う人材が輩出することを期待しています。

2.教育・研修活動(卒後)
 

千葉大学病院臨床研修協力病院スタートプログラムの2年目、ならびに大学病院スタートプログラムの1年目の必修選択科目として、初期研修医が産婦人科で研修を行いました。選択科目になってから履修者数は減少しましたが、1ヵ月間という限られた時間の中、選択者が産婦人科診療をできる限り経験できるよう努めました。

県内外の総合病院の管理型プログラム履修者5名が、大学病院で産婦人科の後期研修を開始しました。スタッフ全員からミニレクチャーを受けるスタートアップセミナーに始まり、周産期・腫瘍・生殖内分泌の3診療分野に分かれ、順次ローテーションしました。さらには、学会発表や論文作成についてもきめ細かな指導が行われました。

3.研究活動
 学術論文は欧文が14編でした。研究助成内訳は別頁をご参照ください。国際学会としてはSociety for Reproductive Investigation (SRI) 63rd Annual Meeting、ESHRE Annual Meeting、5th Asian Conference on Endometriosis、ASTRO 2016 Annual Meeting、16th Biennial Meeting of the International Gynecologic Cancer Societyなどで計5題発表いたしました。国内学会としては第68回日本産科婦人科学会学術講演会(6題)、第52回日本周産期・新生児医学会学術集会(7題)、第58回日本婦人科腫瘍学会学術講演会(9題)、第131/132回関東連合産科婦人科学会(8題)などでありました。また千葉県周産期救急医療研究会等を開催いたしました。


 教室研究の進捗状況および2016年のまとめを以下ご報告いたします。

①子宮癌関連研究
三橋暁、塙真輔、羽生裕二、コ ブンセイ
 子宮体癌研究では、ひきつづきメトホルミンの子宮体癌への応用を中心に検討しています。これまで、子宮体癌患者の術前にメトホルミンを投与し、治療前後の組織で増殖活性が減弱していることを報告してきしました。しかしその機序は不明な点が多く、現在新たな臨床試験を継続しています。また、昨年は塙が、メトホルミン服用による増殖抑制効果にPP2Aの抑制が関与していることを確認しました。本研究で無事大学院を卒業し、現在論文投稿中です。また、PP2A阻害剤により子宮体癌の増殖が抑制されることが確認され、メトホルミンとの相加効果も認められました。現在その機序を確認中です。
 千葉大学では臨床試験の質を担保するため、プロトコールの段階で審査が行われ、治験審査委員会で承認、データ管理はデータセンターが行うようになりました。UMIN登録を経て、はじめて患者登録が行われます。臨床試験の実施は以前にも増して高いハードルがありますが継続して行っていきたいと思います。また、千葉大婦人科が2017年3月にJCOGの参加施設に承認されました。今後は新たなエビデンスの構築にむけ、多施設共同研究にも協力していく予定です。

現在下記の臨床研究をおこなっています
1)メトホルミンの子宮体癌増殖抑制作用の検討:探索的試験UMIN000020856
2)子宮体癌リスク因子を有する女性の子宮内膜に対するメトホルミンの効果の検討:探索的試験UMIN000015470
3)子宮頸癌、子宮体癌におけるICG蛍光法を用いたセンチネルリンパ節の同定:探索的試験UMIN000024636
4)類内膜腺癌脱分化の機序の解明
5) 子宮体癌温存療法の効果関連因子の検討

多施設共同研究
1) 子宮内膜癌患者を対象とした癌関連遺伝子異常解析研究
2) ゲノム・エピゲノム解析による子宮頸癌前駆病変(CIN)患者の子宮頸癌発癌リスクの特定とそれに基づくCIN患者の個別化リスク低減法に関する研究
3)JCOG1011: 腫瘍径2 cm以下の子宮頸癌IB1期に対する準広汎子宮全摘術の非ランダム化検証的試験
4)JCOG1412 リンパ節転移リスクを有する子宮体癌に対する傍大動脈リンパ節郭清の治療的意義に関するランダム化第III相試験

5)JGOG子宮癌肉腫に対するdose-dense TC療法とtriweekly TC療法による術後補助化学療法、再発後化学療法を比較するランダム化第II/III相比較試験。

②卵巣がん研究
楯真一、錦見恭子、松岡歩、中川清
 2012年4月にスタートした婦人科腫瘍専門医による進行卵巣がん治療チームは、今年で5年目となりました。関連病院の先生方からの紹介患者数の増加に伴い、2016年には当科で初回治療をおこなった上皮性卵巣がんは61例となり、high volume centerとなってまいりました。ひとえに関連病院の先生方の協力のお陰と思っています。
千葉大学での進行卵巣癌3・4期の治療成績(生存期間中央値)は、2000〜2002年は24ヵ月、2003〜2007年は38ヵ月でしたが、2008〜2015年では68ヵ月と大きな改善がありました。この治療成績は世界トップレベルで、さらに術後合併症も低いことが明らかとなりました。紹介して頂いた患者さんには最大限の医療を提供し、患者さん・家族の方から感謝されることが多くなってきました。しかし、拡大手術に伴う合併症のため、一部の患者さんには辛い思いをさせていることも事実です。現在は、良好な治療成績を維持しつつ、合併症のさらなる減少に努めています。
2016年は、卵巣がんチームによる術式・治療成績の報告に加えて、超音波検査士の新井聡子技師が、超音波による腹腔内播種の術前評価方法を初めて報告しました。小網や肝門部播種病変の有無を検出し、primary debulking surgeryとするか、術前化学療法を先行してinterval debulking surgeryとするかの方針決定に有用であることが示され、聴衆の関心を集めました。また、2013年12月から使用を開始したベバシズマブの投与症例数が増加し、治療効果、合併症について検討できるよう症例数になってきました。
基礎的研究は、卵巣明細胞腺癌のTelomerase Reverse Transcriptase (TERT) Promoter変異について、中川清特任助教とともに行っております。
2012年以降、安全性・確実性・治療効果を高めるために、様々な改良を実施してきました。
  1. 消化管吻合の際に機械吻合を用いる手技の確立
  2. 脾臓膵尾部合併切除における切除に際しての膵液瘻予防手技
  3. 消化管縫合不全に対する保存的治療の確立
  4. 術中尿管損傷に対する尿管カテーテル挿入とその後の管理
  5. 後腹膜リンパ節郭清における乳び瘻の予防と管理
  6. 局所卵巣癌、再発卵巣癌に対する超広汎性子宮全摘手技の応用
  7. 骨盤ドレーンの種類と挿入位置の改良
  8. 進行卵巣がんにおける術前超音波検査の有用性

③絨毛性疾患研究
碓井宏和、佐藤明日香、ハンシクン
 当研究グループは、絨毛性疾患の基礎的・臨床的研究を行っています。2016年4月からは、留学生のハンシクン(中国、南昌大学出身)、佐藤明日香(平成21年卒)の2名の新メンバーを迎え、碓井の3名体制で研究を行っています。潘子君は2017年4月から修士課程に入学しました。胞状奇胎絨毛のミトコンドリアの遺伝に関する研究はデータが出揃い論文にまとめました。Mitochondrial DNA Part Aに受諾され出版中です。佐藤明日香は、胞状奇胎に対する手術療法(子宮内容除去術)について検討しました。従来の管理法である全例反復掻爬には、現在の管理法である選択的再掻爬(遺残がある場合に再掻爬を行う)を上回るメリットはないことを明らかにしました。基礎研究では、雄核発生奇胎から誰が侵入奇胎を発症するかを明らかにするために、腫瘍・宿主の免疫学的観点から研究を進めております。碓井は、胞状奇胎の遺伝学的診断と侵入奇胎の発生率について、これまで継続して行ってきた、遺伝学的診断をもとに、データをまとめました(投稿中)。また、部分胞状奇胎と両親由来流産を簡便に区別する診断方法の確立に向けた研究を進めております。

現在進行している研究課題は、
  1. 胞状奇胎の遺伝学的診断
  2. 部分胞状奇胎の免疫組織・倍数性診断法の確立
  3. 絨毛性腫瘍の遺伝学的診断
  4. 侵入奇胎に対するMTX治療と葉酸代謝酵素多型の関連
  5. 胞状奇胎の発生と葉酸代謝酵素多型の関連
  6. 胞状奇胎の全ゲノム関連解析による原因遺伝子解明
  7. 分子標的治療を目指した絨毛性腫瘍・胞状奇胎の発現解析
  8. 絨毛外トロホブラストにおけるp57KIP2発現機序解明
  9. 胎盤内絨毛がんの責任妊娠の遺伝学的同定
  10. 侵入奇胎発生機序解明:腫瘍・宿主の免疫学的観点から
  11. 卵巣奇形腫の発生機序解明
  12. 胚細胞性腫瘍の遺伝学的診断
  13. Cell free 核酸を利用した絨毛性疾患の機能解析
  14. 胞状奇胎絨毛におけるミトコンドリア遺伝
  15. 胞状奇胎の手術療法に対する検討
などです。研究成果の論文化を順次進めています。
新たな発想のもとに、これまで同様、絨毛性疾患研究の最先端を走り続けて行きたいと考えています。

④生殖内分泌研究
石川博士、小林達也、石井久美子、徐琳琳、曽根原弘樹
佐藤明日香、木亜由美、森本沙知、藤田真紀
 生殖内分泌グループは、新しいメンバーも加わり、心機一転して体外受精-胚移植を中心とした高度生殖補助医療の妊娠率向上、高齢不妊患者さんの妊娠率向上に向けた基礎的、臨床的研究を続けています。
千葉大学リーディングプログラム大学院生の曽根原先生は、「胚培養液を用いた非侵襲的着床前診断法の開発」をテーマにして、精力的に研究を行っています。体外受精時に胚の一部を生検して、胚の染色体異常や遺伝病の有無などを調べる着床前診断は、欧米では臨床応用されており、日本でも日本産科婦人科学会が特別研究として、その有用性を確認中です。しかしながら、胚の一部を切り取る現在の手法では胚の発生能が低下することが明らかとなっており、生検による児への長期的影響に至っては全くわかっていません。そこで、曽根原先生は近年、培養中の胚から培養液へ様々な核酸(DNA, RNA)が放出されていることが明らかになったことに注目し、胚ではなく、胚の培養液を解析し、非侵襲的着床前診断法の開発に取り組んでいます。これまでのところ胚培養液中に存在するミトコンドリアDNAの安定的な検出に成功し、次世代シーケンサーを用いて、培養液中ミトコンドリアDNAと胚のミトコンドリアDNAがほぼ一致することを明らかにしました。この研究成果が認められ、曽根原先生は、第58回日本卵子学会で学術奨励賞を受賞しました。この技術を応用することで、ミトコンドリア病の非侵襲的な着床前診断法を確立できる可能性があり、今後の発展が大いに期待されます。
また、大学院生の小林先生が中心となって多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)への新規排卵誘発方法開発に向けたマウスの実験が進んでいます。PCOSの排卵障害に対してゴナドトロピン製剤を使って卵巣を刺激すると卵巣過剰刺激症候群を発症する危険が高まります。アロマターゼノックアウトマウス(ArKO)はPCOSに類似した症状を示すことが知られており、ArKOの卵胞を解析した結果、ArKOでは卵子を囲む卵丘細胞の一部が消失してしまうということ、この異常はアンドロゲンフリーの環境で育てることで回復するということを明らかにしました。そこで、卵胞内の高アンドロゲンは卵丘細胞に作用することで、排卵障害の原因になっているとの仮説を立てました。実際にマウス卵胞の体外培養実験で高アンドロゲン環境を作ったうえで、アンドロゲン合成阻害剤を投与すると、排卵障害を回復させることができました。現在はアンドロゲン低下療法の臨床応用に向け、遺伝子発現やDNAメチル化に注目した解析を行なっています。
今年度から生殖内分泌グループに加わった木先生は、双角子宮や中隔子宮など子宮奇形で子宮内膜ポリープが多発する、という事実に着目し、その原因を探っています。当院では子宮奇形に対して数多くの子宮形成手術を開腹または子宮鏡下に行っており、子宮形成術後には内膜ポリープが自然消失することを確認しています。過去の症例を洗い出して、画像所見から内膜ポリープの発生原因として有用な所見を確認しています。
大学院生の徐先生と石川は、子宮筋腫細胞を細胞外マトリックスのない状態で培養し、子宮筋腫に起こる基本的な遺伝子発現変化を見つけようと研究を進めています。子宮筋腫が白くて硬いのは子宮筋腫細胞周囲にコラーゲンやフィブロネクチンなど大量の細胞外マトリックスが存在するからです。これまで子宮筋腫における遺伝子発現プロファイルは主に子宮筋腫組織と子宮筋組織との比較によりなされてきました。しかし、そもそも子宮筋腫では大量の細胞外マトリックスがあるため、組織間の評価ではこの細胞外マトリックスの影響を多大に受けてしまう可能性があります。そこで私たちは組織を一度細胞にばらして、細胞外マトリックスがない状態で子宮筋腫と子宮筋による遺伝子発現プロファイルの変化を検討し、これまで組織間の検討では全く見つかっていなかったいくつかの遺伝子群の協調的な変化を見出しました。現在、この遺伝子群の発現変化が本物かどうかを確認中です。
臨床面では、引き続きクロミフェンを中心とした卵巣低刺激法による体外受精-胚移植の妊娠率向上に向けて、グループ全体でカンファレンスを行い、血中ホルモン値の見方、採卵手技の向上を目標としています。また、今年度より子宮筋腫など良性疾患に対する腹腔鏡下腟式子宮全摘術を積極的に取り入れて、より低侵襲な手術を行えるように努力しています。さらに子宮内膜ポリープ、子宮粘膜下筋腫に対する子宮鏡下手術件数も大幅に増加しました。大学病院の手術枠には限りがあり、多くの手術を行うことは難しい状況ですが、良性疾患でご紹介いただいた患者さんは、できるだけ内視鏡手術で対応したいと考えております。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

⑤周産期関連研究
田中宏一、尾本暁子、井上万里子、中田恵美里、尾ア江都子
岡山潤、鈴木義也、河原井麗正、長田久夫、朴泓穎
<分娩時の胎児低酸素性虚血性脳症(HIE)に対する治療>
最近、多くの胎児もしくは新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)のモデル動物が報告されています。内頸動脈結紮、低酸素吸入などの方法で、仔豚、モルモット、ラット等に施行されている報告が散見されます。当院では新しい方法としてラットを用い、妊娠18日齢に開腹、子宮動脈を結紮することにより、胎仔に低酸素負荷を与えHIEを惹起させます。出産率(開腹時の胎仔数に対する生産の割合)は、結紮を行ったHIEモデルでは54%であるのに対し、対象群である開腹手術のみの場合は86%です。また、出生時体重においても5.3gに対し、対象群は6.4gと有意に低い。また病理学的相違も明らかで、海馬における神経細胞数の減少、脳梁における神経線維の発育低下、オリゴデンドロサイトの減少等が認められます。さらに50日齢では、ロタロッド試験による、協調運動の低下を示しました。
これら新しいモデルを用い、HIE発症を抑える薬剤を検討しました。現在プロゲステロンがその有力候補の1つであることを突き止め、さらにその作用がプロゲステロン受容体を介した作用でなく、別の受容体に作用して、効果が発現するであろうことを証明しています。さらに効果発現最小濃度を定めることにより、臨床応用も可能となると考えています。

<遺伝子多型を用いた妊娠中のアルドステロン合成経路の同定とその意義>
アルドステロンは妊娠中に著増して妊娠高血圧の発症を防止する大切なホルモンです。その合成低下は妊娠高血圧を招くといわれています。しかし、妊娠中のアルドステロン合成経路はよく分かっていません。われわれは、胎盤由来のプロゲステロンが母体肝・小腸の薬物代謝酵素CYP3A4によりデオキシコルチコステロンに転換され、その後母体血管壁のCYP11B2によりアルドステロンに転換されると推定しています。本研究では、CYP3A4の活性低下型遺伝子多型が妊娠高血圧症候群の発症と関連していることを case control studyにより示すことにより、妊娠中のアルドステロン合成におけるCYP3A4の役割を証明することを目指します。アルドステロン合成には、CYP3A4とともにCYP11B2も関わることから、関連解析にあたってはCYP11B2の遺伝子型(活性上昇型)との組み合わせを考慮して行います。アルドステロン合成経路を解明することで、新しい妊娠高血圧症候群の診断・治療法の開発につなげたいと考えております。

<胎児頻脈性不整脈に対する経胎盤的治療>
胎児頻脈性不整脈は全妊娠の約0.1%に認めています。頻脈性不整脈のうち、多くは上室性頻拍(supraventricular tachycardia,SVT)、心房粗動(atrial flutter, AFL)であり、予後は自然軽快から心不全、胎児水腫、胎児死亡に至るまで様々です。これらのうち、頻脈性不整脈の持続時間や程度の強いものでは、胎児心不全、胎児水腫に進行する事が知られています。胎児水腫の発症はSVTで30-40%、AFで7-43%といわれ、特に頻脈が12時間以上持続するものでは胎児水腫の発症率が高い。胎児水腫に進行した症例に対しては、早期娩出等の処置がとられますが、それでも35%の死亡率であると報告されています。早期娩出等の処置を講じず、自然経過を観察した症例の報告はほとんど見られないため、厳密な意味での自然予後の予測は困難ですが、胎児水腫を発症し頻脈性不整脈の改善が見られない症例を放置した場合、子宮内胎児死亡に至る可能性が高い。
こうした胎児頻脈性不整脈に対し、母体に対する抗不整脈薬治療が胎児の頻脈性不整脈をも治療する事が知られ、妊娠母体の一部として胎児の治療を試みる抗不整脈薬治療が古くから行われてきました。治療の成績については様々な報告がありますが、おおむね、胎児水腫非合併例には80%以上で洞調律への変更を認めています。また、胎児水腫合併例であっても有効であるとの報告が多い。このように、胎児頻脈性不整脈に対する胎児治療は、その有効性の報告が多く認められ、比較的簡単な治療手技で可能である事から、国内外を問わず、比較的多くの各施設で行われてきました。
当院では、胎児心拍180bpm以上が持続するもの(sinus tachycardiaやPAC PVCは除く)で、@上室性頻脈、A心房粗動に対し、不整脈の状況、胸腹水の有無等より、ジゴキシン、ソタロール、フレカイニドを単独、組み合わせて、経母体的に投与し、至適量、至適投与方法を探索し、プロトコール作成の一助を担っています。

<胎児胸水に対する胎児治療>
感染、心不全、乳糜等、種々の原因で、胎児胸水が発生します。胸水貯留は肺の発育を抑制し、出生後の予後を著しく障害します。そのため、胸水貯留を認める胎児に対し、それを除去することは、予後を大きく改善するものと考えられます。当教室では、バスケットカテーテルを用いた治療を行っています。母体経腹的に胎児胸腔にカテーテルを留置することにより、胎児胸腔と羊水腔にシャントを置くことによって、貯留した胸水を排液しようと試みています。今まで4例に施行し、良好な結果を得ています。現在、施設認定された施設のみで保険医療が行われており、その申請を行っている状況です。

<その他>
地域産科医療の充実のため、Project Zeroを立ち上げ、年に2回、千葉県周産期救急医療研究会を開催し、症例の振りかえり、新しいテクニックの紹介を行っています。大量出血に対する院内集学的治療のアクションコードである「コードむらさき」に加え、昨年度より、意識障害妊産婦に対する、コードXを展開し始めています。これは意識障害を的確に診断し、ケアするシステムで、主に救急医療部、脳神経外科との共同でなしえるものです。

より地域医療を充実させるため、わかりやすく、だれでも参加できるチーム医療の構築を目指しています。

4.教員・指導医の教育(ファカルティ・ディベロップメント:FD)
  千葉大学で実施された以下プログラムに当科教官が参加し、新しい教育論や指導方法について実践的講習を受けました。
・「ハラスメント防止に関する参加型FD研修」:田中講師(3月)
・「総合統一試験問題作成説明会」:三橋准教授(7月、10月)
・「2016医学教育リトリート」:三橋准教授(9月3日)
・「情報セキュリティ研修」:生水教授、長田准教授、三橋准教授、碓井講師、楯助教


教室業績(2016/1/1〜12/31)
論文、総説等

原著

1. Mitsuhashi A, Sato Y, Kiyokawa T, Koshizaka M, Hanaoka H, Shozu M.
Phase II study of medroxyprogesterone acetate plus metformin as a fertility-sparing treatment for atypical endometrial hyperplasia and endometrial cancer.
Ann Oncol. 2016 Feb; 27(2):262-6. doi: 10.1093/annonc/mdv539. Epub 2015 Nov 16.

2. Kaku H, Usui H, Qu J, Shozu M.
Mature cystic teratomas arise from meiotic oocytes, but not from pre-meiotic oogonia.
Genes Chromosomes Cancer. 2016 Apr; 55(4):355-64. doi: 10.1002/gcc.22339. Epub 2016 Jan 21.

3. Motoike T, Long JM, Tanaka H, Sinton CM, Skach A, Williams SC, Hammer RE, Sakurai T, Yanagisawa M.
Mesolimbic neuropeptide W coordinates stress responses under novel environments.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2016 May 24;113(21):6023-8. doi: 10.1073/pnas.1518658113. Epub 2016 May 2.

4. Matsuoka A, Tate S, Nishikimi K, Ishikawa H, Shozu M.
Elevated serum progesterone levels in postmenopausal women with mucinous ovarian tumors.
Menopause. 2016 May; 23(5):544-9. doi: 10.1097/GME.0000000000000587

5. Usui H, Kiyokawa T, Nishikimi K, Tate S, Mitsuhashi A, Nakatani Y, Shozu M.
Comparison Between Pathological Diagnosis and Cytogenetic Diagnosis by Short Tandem Repeat Polymorphism Analysis of Suspected Molar Pregnancies
J Reprod Med. 2016 May-June; 61(5-6): 219-23.

6. Teramoto S, Osada H, Sato Y, Shozu M.
Nondominant small follicles are a promising source of mature oocytes in modified natural cycle in vitro fertilization and embryo transfer.
Fertil Steril. 2016 Jul; 106(1):113-8. doi: 10.1016/j.fertnstert.2016.03.015. Epub 2016 Mar 31.

7. Koyanagi T, Fujiwara H, Usui H, Ariga H, Machida S, Takei Y, Saga Y, Shozu M, Fukushima N, Niki T, Matsubara S, Suzuki M
Ovarian nongestational choriocarcinoma and associated adenocarcinoma with the same germ cell origin determined by a molecular genetic approach: A case report.
Pathol Int. 2016 Sep; 66(9):529-34. doi: 10.1111/pin.12445. Epub 2016 Aug 3.

8. Hanawa S, Mitsuhashi A, Matsuoka A, Nishikimi K, Tate S, Usui H, Uno T, Shozu M.
Efficacy of palonosetron plus aprepitant in preventing chemoradiotherapy-induced nausea and emesis in patients receiving daily low-dose cisplatin-based concurrent chemoradiotherapy for uterine cervical cancer: a phase II study
Support Care Cancer. 2016 Nov;24(11):4633-8.doi: 10.1007/s00520-016-3306-z. Epub 2016 Jun 10.


9. Shiba S, Wakatsuki M, Kato S, Ohno T, Okonogi N, Karasawa K, Kiyohara H, Tsujii H, Nakano T, Kamada T,Shozu M; Working Group of the Gynecological Tumor.
Carbon-ion radiotherapy for locally advanced cervical cancer with bladder invasion.
J Radiat Res. 2016 Nov;57(6):684-690 Doi: 10.1093/jrr/rrw070. Epub 2016 Jul 15.

10. Ishikawa H, Unno Y, Omoto A, Shozu M.
Local injection of diluted vasopressin followed by suction curettage for cervical ectopic pregnancy
Eur J of Obstet Gynecol Reprod Biol. 2016 Dec; 207:173-7. Doi:10.1016/j.ejogrb.2016.11.004 Epub 2016 Nov 11.

11. Iida M, Ishikawa H, Shozu M
Spontaneous parasitic leiomyoma in a post-partum woman.
The Journal of Obstetrics and Gynaecology Research 2016 Dec;42(12):1874-7 doi: 10.1111/jor.13145.Epub 2016 Sep 19.

12. Qu J, Usui H, Kaku H,Shozu M.
Presence of the methylenetetrahydrofolate reductase gene polymorphism MTHFR C677T in molar tissue but not maternal blood predicts failure of methotrexate treatment for low-risk gestational trophoblastic neoplasia.
Eur J Pharmacol. 2017 Jan 5;794:85-91. doi: 10.1016/j.ejphar.2016.11.010. Epub 2016 Nov 11.

13. Zhong T, Men Y, Lu L, Geng T, Zhou J, Mitsuhashi A, Shozu M, Maihle NJ, Carmichael GG, Taylor HS, Huang Y.
Metformin alters DNA methylation genome-wide via the H19/SAHH axis.
Oncogene. 2017 Apr 27;36(17):2345-2354. doi: 10.1038/onc.2016.391. Epub 2016 Oct 24.

14. Mitsuhashi A, Uehara T, Hanawa S, Shozu M.
Prospective evaluation of abnormal glucose metabolism and insulin resistance in patients with atypical endometrial hyperplasia and endometrial cancer.
Support Care Cancer.2017 May;25(5):1495-1501.doi:10.1016/j.ejogrb.2016.11.004.Epub 2016 Dec 27.

15. 大久保毅、島田昌之、瀬川智也、宮内 修、大見健二、水口麻侑子、生水真紀夫、寺元章吉
TUNEL法による顆粒膜細胞におけるアポトーシス検出
Journal of Clinical Embryologist 2016;18(1):7-12


総説

1. 生水真紀夫石川博士
【産婦人科処方実践マニュアル】(第3章)生殖内分泌分野 子宮筋腫
産科と婦人科(2016.3);83(増刊号):279-282

2. 生水真紀夫尾本暁子田中宏一
特集 内分泌疾患と妊娠:汎下垂体機能不全と妊娠
ホルモンと臨床2014.7(2016.6出版);62(7):33(541)-38(546)

3. 井上万里子尾本暁子田中宏一生水真紀夫
T.ハイリスク妊娠の抽出 やせ・肥満
産婦人科の実際2016.9.30出版;65(10)臨時増刊号:(57)1169-(64)1176
碓井宏和佐藤明日香鈴木義也生水真紀夫
U.産科合併症の管理 絨毛性疾患
産婦人科の実際2016.9.30出版;65(10)臨時増刊号:(105)1217-(111)1223

4. 石川博士
特集 子宮筋腫の最前線 13.子宮筋腫発育についての最新の理解
産科と婦人科2016.11?出版;83(11):(89)1329-(94)1334

5. 生水真紀夫尾本暁子林伸彦阿部礼子本吉美津江、磯野史朗、田中宏一
【周産期チーム医療サクセス8case 今こそ助産師の専門性を発揮する】(Case3)「院内緊急帝王切開システム」の構築と維持
ペリネイタルケア(2016.12);35(12):1162-1168


症例・その他

1. 生水真紀夫
編集後記
千葉医学雑誌(2016.2);92(1):38

2. 石川博士楯真一錦見恭子、松下一之、新川裕美、宇津野恵美、野村文夫、生水真紀夫
遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)疑いとして経過観察中に進行癌と診断された卵管癌症例
日本遺伝カウンセリング学会誌(2016.6);37(2):45-50

3. 錦見恭子楯真一松岡歩生水真紀夫
若手に伝えたい 術中大量出血に対する止血法 局所進行卵巣・卵管・腹膜癌摘出における内腸骨系の処理
産婦人科手術2016.6.17出版; 27:21-27

4. 松岡歩楯真一錦見恭子生水真紀夫
若手に伝えたい 術中大量出血に対する止血法 傍大動脈リンパ節郭清時の出血に対するソフト凝固による止血法
産婦人科手術2016.6.17出版; 27:29-32

5. 石川博士
子宮筋腫のミトコンドリアにおけるエネルギー代謝異常と細胞外マトリックスの蓄積に関する研究−子宮筋腫のミトコンドリア機能解析−
平成27年度山口内分泌財団事業報告書2016.10;平成27年度:53-57


単行本

1. 生水真紀夫(共著)
今日の治療指針〜Today’s Therapy 2016〜:産婦人科疾患「月経前症候群」
医学書院(2016.1出版):1289

2. 生水真紀夫共著
ここが知りたい!内分泌疾患診療ハンドブック第2章 8. 月経異常
中外医学社(2016.4出版):58-64
生水真紀夫
不妊・不育診療指針(編著:柴原浩章):各論(2)診断 Turner症候群
中外医学社(2016.11出版):196-9

3. 生水真紀夫
周産期医学必修知識第8版 PartU妊娠中【基礎】:女性ホルモン・黄体ホルモン
東京医学社(2016. 出版):48-51、52-3

4. 生水真紀夫
周産期医学必修知識第8版 PartU妊娠中【基礎】:下垂体ホルモン
東京医学社(2016. 出版):52-3

5. 長田久夫
周産期医学必修知識第8版 産科異常・疾患:子宮内反症
東京医学社(2016. 出版):324-5

6. 碓井宏和(分担)
患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン(第2版):日本婦人科腫瘍学会編
金原出版株式会社(2016.4出版)


研究助成(平成28年度)

1. 平成28年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(挑戦的萌芽研究)(継続)
非侵襲性着床前遺伝子スクリーニングNIPGSをめざす探索研究
生水真紀夫

2. 平成28年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(挑戦的萌芽研究)(継続)
多職種からなる周産期急変対応チームの育成システム構築に関する研究
長田久夫

3. 平成28年度革新的がん医療実用化研究事業(継続)
ゲノム・エピゲノム解析による子宮頸癌前駆病変(CIN)患者の子宮頸癌発癌リスクの特定とそれに基づくCIN患者の個別化リスク低減法に関する研究(東京大学)
分担研究:臨床サンプルの収集・発癌リスク症例へのリスク低減手術
三橋暁

4. 平成28年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(基盤研究(C))(継続)
肥満・インスリン抵抗性を標的にしたメトホルミンの子宮体癌予防にむけた臨床的研究
三橋暁

5. 平成28年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(基盤研究(C))(継続)
血清microRNAプロファイルに基づく侵入奇胎の早期診断法確立・成立機序の解明
碓井宏和

6. 平成28年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(基盤研究(C))(継続)
子宮筋腫におけるミトコンドリア形態観察と機能解析
石川博士

7. 平成28年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(基盤研究(C))(継続)
自然周期採卵における小卵胞由来卵子の由来推定とその有用性
田中宏一

8. 平成28年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(若手研究(B))(継続)
血漿RNAはTLR3を介して妊娠高血圧症候群を惹起する
中田恵美里

9. 平成28年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(若手研究(B))(新規)
卵巣明細胞腺癌のテロメラーゼ逆転写酵素の変異とビタミンA/Dの腫瘍抑制効果
錦見恭子

10. 平成28年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(若手研究(B))(継続)
ラット脳性麻痺モデルを使ったプロゲステロンの脳障害回避効果の検証と作用機序の解析
河原井麗正

11. 平成28年度(第45回)柏戸医学研究奨励金
絨毛性腫瘍の発症に対する免疫学的機序の関与の検討
碓井宏和

特別講演・シンポジウム

1. 第23回日本ステロイドホルモン学会学術集会(1月15日、倉敷)
シンポジウムU S2-3アロマターゼの基礎と臨床:アロマターゼの遺伝子異常と疾患
生水真紀夫

2. 第16回関東ホルモンと癌研究会(1月30日、東京)
講演:子宮体癌に対するメトホルミン療法の応用
三橋暁

3. 第172回新潟産科婦人科集談会(2月21日、新潟)
特別講演:不妊治療の「あたりまえ!?」
生水真紀夫

4. 第6回沖縄生殖内分泌セミナー(3月5日、那覇)
特別講演:アロマターゼ活性阻害について(仮題)
生水真紀夫

5. 石川産科婦人科学会学術集会(3月19日、金沢)
特別講演:「卵胞発育と排卵−体外授精からみえてきた新しい理解―」
生水真紀夫

6. 第68回日本産科婦人科学会学術講演会(4月21日~24日、東京)
ランチョンセミナー23:エストロゲンの進化−38億年の旅−
生水真紀夫

ミニワークショップ3子宮体部腫瘍:子宮体癌に対するメドロキシプロゲステロン+メトホルミン併用妊孕性温存療法の臨床第2相試験
三橋暁、塙真輔碓井宏和生水真紀夫
日本産科婦人科学会雑誌68巻2号 Page597(2016.02)

専攻医教育プログラム4:絨毛性疾患の疫学・診断・治療
碓井宏和

International Session Award Candidate: Group2 Oncology2: The risk estimation of gestational trophoblastic neoplasia after bytogeneticalydefined bydatidiform molar pregnancy: A prospective cohort study.
Hirokazu Usui, Shinsuke Hanawam Ayumu Matsuoka, Kyoko Nishikimi, Shinichi Tate, Akira Mitsuhashi, Makio Shozu.

International Session Mini Workshop: Group5 Perinatology2: Brain damage-preventive effects of progesterone in a cerebral palsy rat model.
Yoshimasa Kawarai, Hiroshi Ishikawa, Hirokazu Tanaka, Makio Shozu.

International Session Mini Workshop: Group6 Reproduction: Hypoxic response mediated by hypoxia inducible factor-1α in uterine leiomyoma and myometrium.
Hiroshi Ishikawa, Kunizui Sone, Guiwen Wang, Tetsuji Nishiwaki, Makio Shozu

7. 北雲会産婦人科学術講演会(5月14日、出雲)
特別講演:卵胞発育と排卵〜体外受精からみえてきた新たな理解〜
生水真紀夫

8. 第4回FARM(Fukui Art Reproductive Medicine)研究会(5月28日、福井)
特別講演:卵胞発育と排卵−体外受精からみえてきたもの−
生水真紀夫

9. 妊婦・授乳婦および胎児・乳児と薬物を考える研修会 平成28年度第1回千葉県妊婦授乳婦専門認定薬剤師講習会(6月18日、千葉)
特別講演:生殖補助医療の現状−高齢不妊患者の増加と多様化するニーズへの対応−
石川博士

10. 第92回千葉医学会学術大会(6月23日、千葉)
特別講演:がん手術から予防の時代へ−子宮頸がん−
高見澤裕吉

招待講演:考える愉しさ−産婦人科内分泌学から−
生水真紀夫

11. 第16回産婦人科内分泌研究会(7月16日、名古屋)
特別講演:卵胞発育と排卵−IVF・ETからみえてきた新しい理解−
生水真紀夫

12. 第18回横浜ART研究会(8月27日、横浜)
教育講演:卵胞発育と排卵−IVFから見えてきたもの−
生水真紀夫

13. 第8回下総内科産婦人科臨床フォーラム(9月6日、佐倉)
特別講演:生殖医療のトピックス
生水真紀夫

14. 第10回千葉産婦人科臨床問題研究会(9月15日、千葉)
講演:卵巣腫瘍へのアプローチ−当院における診療フローチャート−
松岡歩

15. 5th Asian Conference on Endometriosis(September 23、Osaka, Japan)
Luncheon Seminar 2-2 Estrogen and endometriosis: (LS2-2-1) Evolution of estrogen synthase (aromatase)
Makio Shozu

16. 第6回Basic science seminar of women’s healthcare(10月8日、東京)
特別講演:エストロゲンの進化−38億年の旅−
生水真紀夫

17. 千葉IUSセミナー(10月20日、千葉)
一般講演:当科におけるLNG-IUS使用症例の検討
石川博士

18. 千葉産婦人科研究会学術講演会(11月16日、千葉)
講演:胎盤異常へのアプローチ:最近の症例から
尾本暁子

19. 第24回日本胎盤学会・第34回日本絨毛性疾患研究会(11月25〜26日、和歌山)
イブニングセミナー:ステロイドホルモンと胎盤
生水真紀夫

ワークショップ:当院における絨毛癌治療の後方視的検討
碓井宏和、佐藤明日香、ハンシクン、塙真輔、松岡歩、羽生裕二、錦見恭子、楯真一、三橋暁、
生水真紀夫

20. 第4回Chiba Endocrine Conference(11月30日、千葉)
基調講演:アロマターゼ合成酵素遺伝子と進化
生水真紀夫

21. 第223回医学セミナー(12月8日、愛知県豊明市)
 招請講演:妊娠とステロイドホルモン−考えることの愉しさ−
 生水真紀夫


学会発表一般

1. Society for Reproductive Investigation (SRI) 63rd Annual Meeting(March 16〜19、Montreal, Canada)
  Hypoxic response mediated by hypoxia inducible factor-1α in uterine leiomyoma and myometrium
  Ishikawa H, LinLin Xu, Kobayashi T, Guiwen Wang, Shozu M.

2. 32nd ESHRE Annual Meeting(July 3〜6、Helsinki、Finland)
  Local injection of diluent vasopressin followed by suction curettage as initial treatment of cervical ectopic pregnancy
  Ishikawa H, Shinno R., Omoto A, Unno Y, Usui H, Shozu M

  Prognosis of cryo-thowed transfer of blastocysts derived from 0PN or 1PN zigotes
  Takahashi K, Fujita M

  Expression of luteinizing hormone receptor and concentrations of gonadotropin and sex
  steroids in non-growing small follicles at oocyte retrieval for in vitro fertilization
  Ishikawa H, Okubo T, Kobayashi T, Kanetani H, Segawa T, Teramoto S, Shozu M

3. 5th Asian Conference on Endometriosis(September 22〜24、Osaka, Japan)
  <Good Poster Prize>
Giant ovarian endometriotic cyst associated with non-communicating rudimentary uterine horn in the absence of dysmenorrhea in an adolescent girl
  Ishikawa H, Kawarai Y, Hayashida H, Kawano M, Shozu M.

4. ASTRO 2016 Annual Meeting(September 25〜28、Boston, USA)
  Long-term Outcomes of Carbon-ion Radiotherapy for Locally Advanced Squamous Cell Carcinoma of the Uterine Cervix
  Okonogi N, Wakatsuki M, Kato S, Shiba S, Kiyohara H, Karasawa K, Ohno T, Nakano T, Kamada T, Shozu M, and The Working Group of the Gynecological Tumor.

5. 16th Biennial Meeting of the International Ghynecologic Cancer Society (IGCS 2016) (October 29〜31、Lisbon, Portugal)
  Anti-Tumor Effects of Metformin Via Indirect Inhibition of PP2A in Patients with Endometrial Cancer
  Hanawa S, Mitsuhashi A, Shozu M

6. 第21回日本臨床エンブリオロジスト学会学術集会(1月9日〜10日、金沢)
  小卵胞内における顆粒膜細胞および卵胞液中ホルモン値から解析した卵子成熟過程の考察<最優秀演題フェリングファーマ賞>
  大久保毅、石川博士、小林達也、水口麻侑子、松尾涼子、林輝明、恩田知幸、上野剛、瀬川智也、宮内修、生水真紀夫、寺元章吉
  Journal of Clinical Embryologist 17(2) 62

7. 第23回日本ステロイドホルモン学会学術集会(1月15日、倉敷)
  ラット脳性麻痺モデルにおけるプロゲステロンの脳障害回避効果
  河原井麗正、石川博士、生水真紀夫

8. 第37回日本エンドメトリオーシス学会学術講演会(1月23日〜24日、熊本)
<演題発表賞>
異所性子宮内膜症組織は骨盤後腹膜に潜在的に存在する
  植原貴史、岩本雅美、清川貴子、中谷行雄、生水真紀夫

9. 第18回千葉内分泌・代謝談話会(2月4日、千葉)
  腫瘍におけるゴナドトロピン分泌抑制が早発卵巣不全の原因と考えられた卵巣顆粒膜細胞腫の1例
  馬場七織、石川博士、小林達也、松岡歩、錦見恭子、楯真一、神戸美千代、生水真紀夫

10. 第21回千葉内視鏡外科研究会(2月13日、千葉)
  不妊治療中に腹腔鏡下手術を外科と合同で行った腸管子宮内膜症の1例
  石川博士、河原井麗正、生水真紀夫、松原久裕

11. 千葉県産科婦人科医学会 平成27年度冬期学術講演会(2月14日、千葉)
  胎児肺分画症に横隔膜ヘルニアを合併した1例(会議録)
  佐久間有加、尾本暁子、岡山潤、中田恵美里、井上万里子、田中宏一、生水真紀夫
  千葉県産科婦人科医学会雑誌 (2187-4174)9巻2号 Page104(2016.01)

  絨毛性疾患登録について(会議録)
  碓井宏和、生水真紀夫
  千葉県産科婦人科医学会雑誌 (2187-4174)9巻2号 Page101(2016.01)

  子宮原発Epithelioid inflammatory myofibroblastic sarcomaと考えられた一例(会議録)
  馬場七織、三橋暁、塙真輔、松岡歩、錦見恭子、楯真一、碓井宏和、原田直、鈴木理樹、太田聡、中谷行雄、生水真紀夫
  千葉県産科婦人科医学会雑誌 (2187-4174)9巻2号 Page100(2016.01)

  若年女性に発症した巨大卵巣奇形腫の2例
  曽根原弘樹、石川博士、松岡歩、河原井麗正、太田昌幸、矢澤卓也、米盛葉子、生水真紀夫
  千葉県産科婦人科医学会雑誌 (2187-4174)9巻2号 Page94(2016.01)

12. 第22回日本胎児心臓病学会学術集会(2月19日〜20日、東京)
  当院にて過去6年間に経験した心房内臓錯位症候群の23例
  田中宏一

  胎児心筋症より子宮内胎児死亡に至ったミトコンドリア症の一例
  尾本暁子

13. 第6回千葉県周産期救急医療研究会(2月28日、千葉)
  筋腫合併、既往核出後妊娠の帝王切開後大量出血症例
  奥谷理恵、岡山潤

  帝王切開後大量出血に至った症例
  野田あすか、田中宏一

  帝王切開後子宮摘出術ののち大量出血に至った症例
  楯健司、田中宏一

14. 日本生殖再生医学会 第11回学術集会(3月6日、東京)
  空胞所見が認められた分割胚の胚発生能および多核胚発生との関連性
  大久保毅、瀬川智也、宮内修、松尾涼子、上野剛、生水真紀夫、寺元章吉

15. 第34回千葉大学医学部産婦人科関連病院臨床研究会(3月11日、千葉)
  骨盤壁に固着した卵巣がんの摘出方法−超広汎子宮全摘術の応用−
  錦見恭子、楯真一、松岡歩、生水真紀夫

  再来年度より始まる後期研修医制度に関して
  三橋暁

16. 第5回千葉県産婦人科内視鏡手術研究会(3月12日、千葉)
  子宮鏡下手術後の癒着防止に軟性子宮鏡検査が有であった2例
  河原井麗正、石川博士、森本沙知、金谷裕美、生水真紀夫

17. 第40回日本遺伝カウンセリング学会(4月3日~6日、京都)
  環状Y染色体を認めた男性不妊患者の1例
  森本沙知、長田久夫、河原井麗正、藤田真紀、石川博士、今本敬、市川智彦、生水真紀夫

18. 第68回日本産科婦人科学会学術講演会(4月21日〜24日、東京)
  メトホルミン投与はインシュリン抵抗性を有する患者で子宮体癌組織のPP2A発現を抑制する
  塙真輔、三橋暁、生水真紀夫
  日本産科婦人科学会雑誌68巻2号 Page638(2016.02)

  ベバシズマブ誘発高血圧のリスク因子
  楯真一、錦見恭子、松岡歩、塙真輔、碓井宏和、三橋暁、生水真紀夫
  68巻2号 Page662(2016.02)

  卵巣・卵管・腹膜癌pT1・pT2症例の後腹膜リンパ節転移についての検討
  松岡歩、楯真一、塙真輔、錦見恭子、碓井宏和、三橋暁、生水真紀夫
  日本産科婦人科学会雑誌68巻2号 Page870(2016.02)

  T3c期卵巣・卵管・腹膜癌の大腸播種および切除再建について
  錦見恭子、楯真一、松岡歩、塙真輔、碓井宏和、三橋暁、生水真紀夫
  日本産科婦人科学会雑誌68巻2号 Page872(2016.02)

  分子遺伝学的手法により同一胚細胞由来と証明した卵巣非妊娠性絨毛癌・粘液癌共存の一例
  小柳貴裕(自治医科大学)、藤原寛行、碓井宏和、有賀治子、町田静生、種市明代、
  竹井裕二、嵯峨泰、生水真紀夫、松原茂樹
  日本産科婦人科学会雑誌68巻2号 Page642(2016.02)

  多業種からなる周産期急変対応チームの育成講習について
  長田久夫、計良和範、淀川祐紀、鈴木真、田嶋敦、石川源、齋藤美貴、田中幹二

19. 第63日本輸血・細胞治療学会総会(4月28日〜30日、京都)
  RhD陽性赤血球製剤の緊急輸血を受けたRhD陰性褥婦への中和目的での抗RhD免疫グロブリン投与の一例
  伊藤道博、長谷川浩子、山本浩子、田中宏一、酒井紫緒、三村尚也、井関徹、村澤利延、丹麻美

20. 第105回日本病理学会総会(5月12日〜14日、仙台)
  高悪性度の子宮肉腫で、ALK陽性により炎症性筋線維芽細胞腫瘍と診断した一例
  原田直、太田聡、鈴木理樹、岩本雅美、塙真輔、三橋暁、生水真紀夫、廣島健三、中谷行雄
  日本病理学会会誌105巻1号 Page398(2016.04)

21. 第57日本卵子学会(5月14日〜15日、新潟)
  タイムラプスを用いて動的に解析した胚発生速度と多核胚における関連性
  大久保毅、瀬川智也、宮内修、林輝明、恩田知幸、松尾涼子、上野剛、田口智美、竹田裕治、樋口健太、寺元章吉

22. 日本超音波医学会第89回学術集会(5月27日〜29日、京都)
  腫瘍:腹部超音波検査は卵巣癌の大網播腫病変の評価に有用である
  新井聡子、石井久美子、松岡歩、錦見恭子、楯真一、尾本暁子、生水真紀夫

  胎児異常A:胎児期に先天性胆道拡張症を疑い、出世以後に肝嚢胞と診断された1例
  新井聡子、尾本暁子、石井久美子、岡山潤、真田道夫、佐久間有加、中田恵美里、井上万里子、田中宏一、生水真紀夫

  胎児異常B:尿道低形成を合併した高位鎖肛・膀胱直腸瘻の1例
  井上万里子、尾本暁子、新井聡子、石井久美子、石田智己、岡山潤、佐久間有加、
  中田恵美里、田中宏一、生水真紀夫

23. 第150回関東生殖医学会(5月28日、東京)
  高度なAsherman症候群の癒着剥離術後に軟性子宮鏡で早期介入を行った1例
  河原井麗正、石川博士、森本沙知、金谷裕美、藤田真紀、生水真紀夫
  日本生殖医学会雑誌2016.7;61(3):163

24. 第57回日本臨床細胞学会春期大会(5月28日〜29日、横浜)
  集団検診における併用検診の有効性
  立花美津子、河西十九三、黒川祐子、早田篤子、藤澤武彦、錦見恭子、三橋暁、生水真紀夫
  日本臨床細胞学会雑誌2016.4;55(Suppl):180

25. 第41回日本超音波検査学会学術集会(6月10日〜12日、仙台)
  胎児心臓腫瘍の6例
  石井久美子

26. 第131回関東連合産科婦人科学会総会・学術集会(6月18日〜19日、東京)
  早発閉経を呈した卵巣顆粒膜細胞腫の1例
  馬場七織、石川博士、小林達也、松岡歩、錦見恭子、楯真一、神戸美千代、生水真紀夫

  卵巣癌の心横隔膜角リンパ節転移巣における抗癌化学療法後の遺残
  鉄林諭慧、楯真一、松岡歩、錦見恭子、塙真輔、碓井宏和、三橋暁、生水真紀夫

  母児間輸血症候群後に発症した産褥絨毛癌の一例
  鈴木義也、碓井宏和、加藤英二、生水真紀夫

27. 第58回日本婦人科腫瘍学会学術講演会(7月8日〜10日、米子)
  子宮頸癌根治的放射線治療後照射野外リンパ節再発に対する放射線治療成績
  金澤亜希、岩井祐磨、東ヶ崎厳太郎、黒川茉梨絵、原田倫太郎、渡辺未歩、小林裕樹、三橋暁、生水真紀夫、宇野隆
  日本婦人科腫瘍学会雑誌(1347-8559)34巻3号 Page410(2016.06)

  子宮体癌組織のPP2Aの発現はメトホルミン投与で抑制される
  塙真輔、三橋暁、生水真紀夫
  日本婦人科腫瘍学会雑誌(1347-8559)34巻3号 Page415(2016.06)

  侵入奇胎群先行妊娠の遺伝学的検討
  碓井宏和、塙真輔、松岡歩、錦見恭子、楯真一、三橋暁、生水真紀夫
  日本婦人科腫瘍学会雑誌(1347-8559)34巻3号 Page420(2016.06)

  子宮原発Epithelioid inflammatory myofibroblastic sarcomaと考えられた一例
  馬場七織、三橋暁、塙真輔、松岡歩、錦見恭子、楯真一、碓井宏和、原田直、鈴木理樹、太田聡、中谷行雄、生水真紀夫
  日本婦人科腫瘍学会雑誌(1347-8559)34巻3号 Page467(2016.06)

  Interval debulking surgeryにおいて肉眼的版播種の同定が困難な進行卵巣癌における適切な術式
  楯真一、錦見恭子、松岡歩、塙真輔、碓井宏和、三橋暁、生水真紀夫
  日本婦人科腫瘍学会雑誌(1347-8559)34巻3号 Page441(2016.06)

  進行卵巣癌における左上腹部手術の意義
  錦見恭子、楯真一、松岡歩、塙真輔、碓井宏和、三橋暁、生水真紀夫
  日本婦人科腫瘍学会雑誌(1347-8559)34巻3号 Page441(2016.06)

  試験開腹術を行った原発不明癌の臨床病理学的検討
  松岡歩、楯真一、塙真輔、錦見恭子、碓井宏和、三橋暁、生水真紀夫
  日本婦人科腫瘍学会雑誌(1347-8559)34巻3号 Page510(2016.06)

  局所進行子宮頸部扁平上皮癌に対する重粒子線治療の長期成績
  小此木範之、若月優、加藤真吾、柴慎太郎、大野達也、清原浩樹、唐澤久美子、中野隆史、鎌田正、生水真紀夫
  日本婦人科腫瘍学会雑誌(1347-8559)34巻3号 Page494(2016.06)

  Short tandem repeat解析により胚細胞由来と証明した卵巣原発非妊娠性絨毛癌・粘液癌共存の一例
  小柳貴裕(自治医科大学 産婦人科)、藤原寛行、碓井宏和、有賀治子、町田静生、種市明代、竹井裕二、嵯峨泰、生水真紀夫、松原茂樹
  日本婦人科腫瘍学会雑誌(1347-8559)34巻3号 Page518(2016.06)

28. 第52回日本周産期・新生児医学会学術集会(7月16日〜18日、富山)
  チーム連携重点型の周産期急変対応シミュレーション講習の実践
  長田久夫、計良和範、淀川祐紀、鈴木真、田嶋淳、石川源、齋藤美貴、田中幹二
  日本周産期・新生児医学会雑誌(1348-964X)52巻2号 Page588(2016.06)

  院内CPT(Child Protection Team)への関わりを始めて
  岡山潤、尾本暁子、鈴木義也、佐久間有加、中田恵美里、井上万里子、田中宏一、長田久夫、生水真紀夫
  日本周産期・新生児医学会雑誌(1348-964X)52巻2号 Page599(2016.06)

  PMD(Placental mesenchymal dysplasia)の4例〜嚢胞が小さければ新生児血液疾患の可能性は少ない
  尾本暁子、井上万里子、碓井宏和、岡山潤、中田恵美里、田中宏一、長田久夫、生水真紀夫、遠藤真美子
 日本周産期・新生児医学会雑誌(1348-964X)52巻2号 Page744(2016.06)

  当院における意識障害を伴った妊産褥婦の搬送症例40例についての検討
  井上万里子、尾本暁子、鈴木義也、岡山潤、真田道夫、佐久間有加、中田恵美里、 田中宏一、長田久夫、生水真紀夫
  日本周産期・新生児医学会雑誌(1348-964X)52巻2号 Page768(2016.06)

  母児間輸血症候群では産褥絨毛癌の可能性も考慮して産褥経過をみる
  鈴木 義也、碓井宏和、尾本暁子、生水真紀夫、加藤英二
  日本周産期・新生児医学会雑誌(1348-964X)52巻2号 Page743(2016.06)

  当院にて過去7年間に経験した心房内臓錯位症候群の28例の検討
  田中宏一、尾本暁子、井上万里子、中田恵美里、佐久間有加、岡山潤、鶴岡信栄、鈴木義也、塙真輔、長田久夫、生水真紀夫
  日本周産期・新生児医学会雑誌(1348-964X)52巻2号 Page564(2016.06)

  胎児頻脈性不整脈に対する経胎盤的抗不整脈薬投与に関する臨床試験 副作用報告(第2報)
  三好剛一、前野 泰樹、左合治彦、稲村昇、川滝元良、堀米仁志、与田仁志、竹田津未生、生水真紀夫、萩原聡子、尾本暁子、白石公、上田恵子、桂木真司、池田智明 胎児不整脈治療班
  日本周産期・新生児医学会雑誌(1348-964X)52巻2号 Page499(2016.06)

29. 第35回日本思春期学会総会・学術集会(8月27日〜28日、浅草)
  副腎皮質癌治療中に双極性障害を発症した青年期女性症例
  石川博士、生水真紀夫

30. 第56回日本産科婦人科内視鏡学会学術講演会(9月1日〜3日、長崎)
  若年者に発症した未熟奇形腫の2例
  河原井麗正、石川博士、林伸彦、曽根原弘樹、森本沙知、藤田真紀、金谷裕美、碓井宏和、生水真紀夫

31. 第132回関東連合産科婦人科学会総会・学術集会(10月15日〜16日、東京)
  臨床進行Vc期で発見された卵巣漿液性境界悪性腫瘍の一例
  春成淳平、楯真一、松岡歩、錦見恭子、塙真輔、碓井宏和、三橋暁、太田昌幸、生水真紀夫

  小開腹による内容吸引に腹腔鏡下癒着剥離術を併用した巨大卵巣嚢腫の一例
  安部真希子、石川博士、曽根原弘樹、河原井麗正、藤田真紀、森本沙知、金谷裕美、生水真紀夫

  不妊治療中妊娠初期に急性肝機能障害を来した一例
  片山恵里、尾ア江都子、鈴木義也、岡山潤、中田恵美里、井上万里子、尾本暁子、田中宏一、生水真紀夫

  原発不明癌の疑いで試験開腹術を施行した結核性腹膜炎の1例
  山本敬介、楯真一、錦見恭子、松岡歩、羽生裕二、塙真輔、碓井宏和、三橋暁、松嶋淳、生水真紀夫

  輸血関連循環過負荷(transfusion associated circulatory overload. TACO)を来した常位胎盤早期剥離症例
  篠原佳子、尾ア江都子、鈴木義也、岡山潤、中田恵美里、井上万里子、尾本暁子、田中宏一、生水真紀夫

32. 第54回日本癌治療学会学術集会(10月20日〜22日、横浜)
  外陰部悪性黒色腫に対する炭素イオン線治療の治療成績
  小此木大二郎、小此木範之、若月優、柴慎太郎、清原浩樹、加藤真吾、唐澤久美子、中野隆史、鎌田正、生水真紀夫

33. 第7回千葉県周産期救急医療研究会(10月30日、千葉)
  妊娠33週重症妊娠高血圧腎症、意識障害からの突然の心配停止
  木亜由美、尾本暁子

  遺残胎盤にて救急搬送された症例
  岡山潤

  コードX 意識障害妊婦、褥婦に対する救急集学的治療
  井上万里子

34. 第61回日本生殖医学会学術講演会・総会(11月3〜4日、横浜)
  高齢不妊患者での培養液成績の比較
  岡部美紀、村田みどり、後藤詩織、明石佐奈子、中野俊、山内久美子、田中梨恵、熊耳敦子、藤田真紀、高橋敬一

  分割胚における空胞所見の度合いが妊娠予後に及ぼす影響
  大久保毅、瀬川智也、大見健二、宮内修、石川博士、林輝明、恩田知幸、松尾涼子、上野剛、寺元章吉

  排卵誘発後に重症卵巣過剰刺激症候群を発症した全身性エリテマトーデスの1例
  河原井麗正、石川博士、小林達也、森本沙知、金谷裕美、藤田真紀、生水真紀夫

  アロマターゼ欠損マウスの前胞状卵胞には形態異常が認められる
  小林達也、石川博士、藤田真紀、生水真紀夫

  体外受精における胚発生停止ステージに関する考察
  西山愛子、大久保毅、瀬川智也、大見健二、宮内修、石川博士、林輝明、恩田知幸、松尾涼子、上野剛、寺元章吉

  痩せ型の多嚢胞性卵巣症候群(polycistic ovarian syndrome: PCOS)患者では、LH(luteinizing hormone)が高値であり重症な排卵障害が含まれる
  藤田真紀、熊耳敦子、岡部美紀、後藤詩織、明石佐奈子、中野俊、村田みどり、山内久美子、田中梨恵、高橋敬一

  当科における子宮奇形に対する子宮形成術後の妊娠予後の検討
  森本沙知、石川博士、佐藤明日香、河原井麗正、金谷裕美、藤田真紀、生水真紀夫

35. 第31回日本女性医学学会学術集会(11月5〜6日、京都)
  「月経異常1」早期閉経後10年を経過して不正性器出血をきたした卵巣顆粒膜細胞腫の1例
  石川博士、馬場七織、小林達也、松岡歩、錦見恭子、楯真一、神戸美千代、生水真紀夫

36. 婦人科腫瘍セミナーin 千葉(11月9日、千葉)
  当科における卵巣癌に対するアバスチンの治療経験
  楯真一

37. 第55回日本臨床細胞学会秋期大会(11月18〜19日、別府)
  LBC標本におけるASC-Hの検討
  立花美津子、河西十九三、黒川祐子、早田篤子、藤澤武彦、錦見恭子、三橋暁、生水真紀夫

38. 第24回日本胎盤学会学術集会・第34回日本絨毛性疾患研究会(11月25〜26日、和歌山)
  妊娠性絨毛癌診断へのCell-free DNAの利用
  碓井宏和、佐藤明日香、ハンシクン、塙真輔、松岡歩、羽生裕二、錦見恭子、楯真一、三橋暁、生水真紀夫

  母体間輸血症候群後に発症した産褥絨毛癌の一例
  鈴木義也、碓井宏和、佐藤明日香、塙真輔、松岡歩、羽生裕二、錦見恭子、楯真一、三橋暁、生水真紀夫

  全胞状奇胎に対する選択的再掻爬による管理は続発症発生率を上昇させない
  佐藤明日香、碓井宏和、ハンシクン、塙真輔、松岡歩、羽生裕二、錦見恭子、楯真一、三橋暁、生水真紀夫
 

  過去5年間に当院で経験した臍帯潰瘍出血の3例
  田中宏一、尾本暁子、碓井宏和、佐藤明日香、生水真紀夫

  底部横切開後妊娠癒着胎盤の一例
  尾本暁子、鈴木義也、岡山潤、尾ア江都子、中田恵美里、井上万里子、碓井宏和、田中宏一、長田久夫、生水真紀夫

39. 第1349回千葉医学会例会生殖医学(産科婦人科)分科会(12月10日、千葉)
  Brain damage-preventive effects of progesterone in a hypoxic ischemicencephalopathy rat model.
 河原井麗正、田中宏一、生水真紀夫

  Anti-tumor effects of metformin via indirect inhibition of protein phosphatase(PP)-2A in patients with endometrial cancer(メトホルミンは子宮体癌組織で間接的にPP2Aを抑制し抗腫瘍効果を発揮する)
  塙真輔、三橋暁、生水真紀夫



教育業績

1月23日〜24日ALSOプロバイダーコース in Chiba 2016 January
長田久夫
3月17日〜4月14日 2015年度産婦人科ランチョンセミナー(全4回)
生水真紀夫
5月7日〜8日ALSOプロバイダーコース in Chiba 2016 May
長田久夫
5月28日新生児蘇生法(NCPR)「一次(B)コース」講習会
長田久夫
6月11日第24回周産期新生児研究会
(担当:君津中央病院富田先生)
6月15日〜7月20日 ALSOプロバイダーコース コース前勉強会(毎水、全6回)
長田久夫
6月18日〜19日第131回関東連合産科婦人科学会・学術集会
母体救命ベーシックコース講習会
長田久夫
8月20日〜21日第11回千葉県周産期診療施設見学ツアーセミナー
長田久夫
9月24日〜25日ALSOプロバイダーコース in Chiba 2016 September
長田久夫
10月6日〜11月7日2016年度産婦人科ランチョンセミナー(全4回)
考える愉しさ(仮称)−胎盤とステロイドホルモン2016−
生水真紀夫
10月15日〜16日第57回日本母性衛生学会総会・学術集会
母体救命救急講習
長田久夫
10月21日金沢大学産婦人科学特別講義
妊娠とステロイドホルモン−考える愉しさ−
生水真紀夫
12月17日第25回周産期新生児研究会
(担当:順天堂大学)


教室臨床統計(2016/1/1〜12/31)

外来数      

2012 2013 2014 2015 2016
婦人科    新患 1,070 1,172 1,097 1,098 1,068
  再来 18,527 20,589 22,544 24,193 22,491
周産期母性科 新患 1,190 1,190 1,104 706 958

再来 9,086 9,313 8,774 4,794 8,396

入院延べ数      

2012 2013 2014 2015 2016
婦人科     10,763 9,273 10,629 10,512 10,749
周産期母性科   6,790 7,297 6,352 4,874 7,263

17,553 16,570 16,981 15,386 18,012

手術療法の内容      

2012 2013 2014 2015 2016
子宮悪性腫瘍手術     71 80 80 81 64
単純子宮全摘 53 54 62 56 48
広汎子宮全摘 13 19 11 11 15
準広汎子宮全摘 5 7 7 1 1
円錐切除 69 61 51 59 47
外陰悪性腫瘍手術 1 1 0 0 1
卵巣癌手術 55 41 83 85 92
その他悪性腫瘍手術 8 8 1 0 6
単純子宮全摘術(良性) 24 14 20 34 16
付属器手術 開腹 23 14 10 6 9
腹腔鏡 48 55 43 49 20
(うち妊娠中) (3) (5) (6)
(1)
子宮外妊娠手術 開腹 2 0 0 1 0
腹腔鏡 15 15 6 8 7
子宮筋腫核出 開腹 21 11 10 19 10
腹腔鏡(補助) 3 1 2 2 1
子宮鏡下 10 12 10 7 16
膣式(全身麻酔下) 0 1 1 0
子宮奇形等 2 4 4 2 3
膣式手術 0 12 1 8
子宮鏡下手術(筋腫以外) 12 20 15 22 18
帝王切開術 203 224 200 112 207
(Cesarean hysterectomy) (3) (6) (5) (8) (2)
頚管縫縮術 4 4 4 6 1
ダヴィンチ 6 0 0 0
その他 15 3 3 3 2

586 587 542 498 528

子宮頚部がん登録数      

2012 2013 2014 2015 2016
 臨床進行期 CIN3 46 34 42 35
  Ia1期 3 8 9 3 8
  Ia2期 2 0 0 0 0
  Ia亜分類不明 0 0 0 0 0
  Ib1期 12 14 12 12 10
  Ib2期 6 7 4 5 10
  IIa1期 6 8 3 2 3
  IIa2期
3
2 6 1
  IIb期 8 13 7 9 5
  IIIa期 2 1 0 1 0
  IIIb期 5 10 4 3 6
  IVa期 3 1 0 2 5
  IVb期  6 7 3 6 5

進行癌 47 72 44 50 53

子宮頸部癌組織型(進行癌)

2012 2013 2014 2015 2016
扁平上皮癌 32 52 29 31 22
腺癌 15 13 13 8 9
腺・扁平上皮癌 6 2 0 3 0
小細胞癌・カルチノイド 2 3 0 4 1
その他 0 2 2 1 0

進行子宮頸部癌治療    

2012 2013 2014 2015 2016
円錐切除のみ 5 2 3 3 3
単摘 3 5 4 0 3
広汎*or準広汎* 15 17 10 9 10
(+術後照射** (6) (5) 2 5 3
放射線治療*** 24 40 26 37 35
neoadjuvant chemotherapy 2 5 1 1 2
* 骨盤内リンパ節郭清を含む
** cisplatin 併用concurrent chemoradiaion
*** ±cisplatin

子宮体部がん登録数      

2012 2013 2014 2015 2016
 手術進行期 Ia期 30 31 36 33 25
  Ib期 10 3 9 9 11
  II期 5 4 6 5 0
  IIIa期 5 4 2 2 1
  IIIb期 1 0 1 0 0
  IIIc期 4 9 11 10 4
  IVa期 0 0 0 1 0
  IVb期 4 11 8 10 6

  計 61 62 73 70 54

子宮体部がん組織型      

2012 2013 2014 2015 2016
類内膜腺癌 G1 35 34 45 36 30
類内膜腺癌 G2 6 10 12 13 6
類内膜腺癌 G3 3 2 2 4 4
漿液性腺癌 1 1 3 4 3
粘液性腺癌 0 0 0 0 0
明細胞腺癌 0 2 4 2 0
その他 6 6 5 7 4
癌肉腫 7 2 2 4 6
肉腫 4 5 0 3 1

子宮体部癌治療      

2012 2013 2014 2015 2016
ホルモン治療* 14 6 8 6 2
 子宮悪性腫瘍手術**  49 55 61 65 51
   (+リンパ節廓清) 25 33 36 40 30
  骨盤内リンパ節まで 15 19 21 32 15
  傍大動脈節まで 10 14 15 8 15
    N0
    N1
   (術後化学療法) 18 22 17 32 22
  (+術前化学療法) 3 2 10 7 2
 放射線治療 1 0 0 1 0
* 0期を含む
** 準広汎、広汎を含む

卵巣がん登録数      

2012 2013 2014 2015 2016
 進行期 Ia期
7 8 15 8
  Ib期 12 0 0 0 1
  Ic期 0 8 18 16 16
  IIa期 9 0 0 0 0
  IIb期 0 0 0 1 1
  IIc期 0 3 13 6 0
  IIIa期 3 1 1 1 0
  IIIb期 0 3 2 1 1
  IIIc期 2 17 23 18 23
  IV期 18 5 5 14 32
  x期  8 2 0 0 0
  52 46 70 72 82

卵巣がん組織型      

2012 2013 2014 2015 2016
境界悪性腫瘍 9 2 9 7 17
漿液性腺癌 14 7 22 28 16
粘液性腺癌 1 5 3 2 1
明細胞腺癌 5 11 9 15 14
類内膜腺癌 2 6 13 9 7
腹膜癌 1 1 3 1 1
胚細胞性腫瘍 2 3 0 2 3
転移性卵巣癌 3 2 0 2 4
顆粒膜細胞腫 1 1 2 2 5
卵管癌 11 8 9 18 16
その他 3 0 10 7 0
52 46 70 72 82

上皮性悪性卵巣癌初回手術内容(症例数)      

2012 2013 2014 2015 2016
FIGO stage I, II 9 15 27 23 18
FIGO stage III, IV 25 24 27 40 42
PDS 8 15 15 16 25
IDS 11 8 12 22 17
XDS 6 1 0 2 1
直腸結腸切除
17 24 35 30 40
右横隔膜分層全層切除
11 17 16 26 28
膵尾部合併脾臓摘出
4 3 12 20 25
内腸骨血管処理
3 4 4 0 2
XDS: NAC中の病勢増悪症例、IDS拒否症例を含む。


千葉大学 上皮性悪性腫瘍 治療成績

2008年から2016年までに353人(新規)の治療を行いました。

 進行期 人数 無増悪生存期間 全生存期間 5年生存率
 1期 105人   98%
 2期 34人   92%
 3期 139人 27.4ヶ月 68.4ヶ月 59%
 4期 75人 25.5ヶ月  59%


絨毛性疾患外来

2012 2013 2014 2015 2016
新患 52 55 55 65 56
  胞状奇胎妊娠(当院でD&C) 22 18 22 22 17
  胞状奇胎後(前医でD&C) 29 34 33 39 31
  侵入奇胎 2 3 4 13 5
  絨毛癌 3 0 2 2 3
  PSTT 0 0 0 0 0
(胞状奇胎) 24 18 22 20 17
胞状奇胎除去術(D&C) 22 18 22 20 17
単純子宮全摘術 1 0 0 0 0
肉眼診断  全胞状奇胎 17 12 12 12 10
  部分胞状奇胎 4 3 10 6 4
  顕微鏡的奇胎
(水腫状流産)
1 3 0 2 2
病理診断  全胞状奇胎 0 0 0 16 15
  部分胞状奇胎 0 0 0 4 1
DNA 診断  雄核発生一精子受精
(全胞状奇胎)
17 22 20 26 19
  雄核発生二精子受精
(全胞状奇胎)
2 2 3 3 3
  三倍体(部分胞状奇胎) 4 7 12 9 4
両親由来二倍体 14 18 16 11
(治療例) 9 8 6 15 8
  奇胎後hCG存続症 1 1 1 0 0
  侵入奇胎 5 5 3 13 5
  絨毛癌 3 2 2 2 3
胎児共存全奇胎 0 0 2 0 0
placental mesenchymal dysplasia(PMD) 1 0 2 1 2

不妊外来      

2012 2013 2014 2015 2016
新患数 62 23 37 47 31
体外受精  
  患者総数 27 50 73 75 56
  採卵総回数 60 158 188 181 121
  移植総回数 32 44 66 95 78
  妊娠数 5 8 32 44 26
  流産数 2 3 16 10 8
人工受精(AIH)
  患者総数 14 20 28 41 23
  治療周期 43 50 53 90 56
  妊娠数 0 3 0 4 3

生殖内分泌外来      

2012 2013 2014 2015 2016
新患数 333 265 323 396 259
うち、 原発性無月経 27 36 23 16 27
  ミューラー管異常 9 14 4 13 8
  子宮内膜症 55 43 54 69 43
  多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) 20 8 12 18 12

産科統計      

2012 2013 2014 2015 2016
産科入院数 882 847 840 467 722
新生児入院* 203 **211 **198 110 254
出産数 693 653 629 311 586
母体搬送受け入れ数 59 52 105 64 104
母体偶発合併症 312 298 337 150 297
産科合併症 125 204 200 238 187
胎児異常症例 141 107 135 71 172
帝王切開数 203 224 200 112 207
低出生体重児 110 105 104 50 124
極低出生体重児 21 15 12 6 13
* 高ビリルビン血症、小児科/小児外科入院、他院搬送を除く
** すべての新生児入院



周産期死亡      

2012 2013 2014 2015 2016
早期新生児死亡 5 2 6 1 7
死産 (<22週) 16 24 19 15 26
(≧22週) 8 13 11 9 10
周産期死亡 13 15 17 10 17

妊産婦死亡      

2012 2013 2014 2015 2016
直接 0 1 1 0 1
間接 0 1 0 0 0

妊娠高血圧症候群      

2012 2013 2014 2015 2016
子癇 0 1 3 1 1
重症 16 23 20 29 30

分娩      

2012 2013 2014 2015 2016
分娩数   674 640 617 305 569
死産 24 37 30 24 36
早産 (<37週) 82 66 74 39 92
  (<28週) 2 31 5 2 6
多胎   19 13 12 6 17
初産   345 339 295 171 273
経産   329 301 322 134 296

分娩年齢      

2012 2013 2014 2015 2016
  - 20 5 5 5 7 1
20 - 24 27 26 32 16 25
25 - 29 131 114 119 60 99
30 - 34 231 215 188 101 192
35 - 39 208 201 185 83 173
40 - 72 79 88 44 78

分娩時期      

2012 2013 2014 2015 2016
早産 84 97 73 41 92
正期産 566 543 525 264 450
過期産 0 0 0 0 0

分娩様式      

2012 2013 2014 2015 2016
自然分娩 395 348 346 136 291
帝王切開 203 224 200 112 207
吸引分娩 58 68 71 37 58
誘発分娩 169 125 127 93 151
和痛分娩 21 7 16 24 22
TOLAC 12 21 21 1 6

帝王切開と適応      

2012 2013 2014 2015 2016
帝王切開数   203 223 200 112 207
帝王切開率   30.1 35.0 32.4 36.7 36.3
適応  
  帝王切開既往 54 85 83 35 67
  子宮筋腫術後 10 11 8 4 17
  前置胎盤 30 20 20 14 21
  常位胎盤早期剥離 4 3 6 6 2
  子宮筋腫 3 2 3 2 1
  骨盤位 22 34 24 13 20
  双胎 16 12 11 3 14(1)
  妊娠高血圧症候群 13 10 6 3 19
  母体合併症 8 9 9 8 9
  早産 0 3 0 0 1
  胎児合併症 11 6 11 4 6
  胎児ジストレス 18 10 10 11 13
  分娩停止 16 18 9 9 17

子宮がん健診(ちば県民保健予防財団)

2012 2013 2014 2015 2016
総検診数    
 頸部 88,251 86,658 81,992 84,131 82,707
 体部  31 8 2 2 1
要精検数(率)
 頸部 1,177(1.33) 1,159(1.35) 1,283(1.56) 1,162(1.38) 1,125(1.36)
  体部 1(3.23) 0 0 0 0
がん発見数(率)
 頸部上皮内癌 35(0.040) 25(0.029) 19(0.023) 15(0.018)
 子宮頸部癌 43(0.049) 34(0.040) 27(0.033) 22(0.026)
 子宮体部癌 * 3 ** 5 ** 5 ** 4
 卵巣癌

* 子宮体部がん発見数3件のうち、2件は頸部検診の精密検査より発見された数
**子宮体部がん発見数5件は頸部検診の精密検査より発見された数
☆子宮頸部癌は頸部上皮内癌を含んだ数(浸潤がん数は「子宮頸部癌-頸部上皮内癌」)
☆2016年度のがん発見数は現在追跡調査中。確定は2017年度末。


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