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違法薬物に関する研究

最近、脱法ハーブを代表とした違法薬物が社会問題になっています。違法薬物については厚生労働省で規制を強め、厳しく取り締まってはいますが、次から次へと新規物質が世に出回り、取締りに関してはイタチごっこの状態です。

この違法薬物を使用したことが原因と考えられる死亡事例も徐々に表れている一方、まだ規制されていない物質が使用されている場合はもちろんのこと、規制されている物質に関しても人体への影響に関しての知見は非常に乏しく、違法薬物の死因関与に関する議論はこれからの段階です。千葉大学では2014年春にLC/QTOF-MSを導入。体内から検出される薬物成分と思われる未知物質の構造解析や代謝物同定などを進め、違法薬物に関する様々な情報を収集、死因究明に役立てるべく、研究を進めています。

担当者:安部寛子、小林和博