患者の皆様へ
2016年7月7日
感染生体防御学教室
現在、感染生体防御学教室では、「トキソプラズマ症における診断法の開発およびトキソプラズマの分子系統解析」に関する研究を行っています。今後の治療に役立てることを目的に、この研究ではトキソプラズマ症の患者様の診療情報などを利用させて頂きます。診療情報などがこの研究で何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。
1.研究課題名 「トキソプラズマ症における診断法の開発およびトキソプラズマの分子系統解析」
2.研究の意義・目的 「トキソプラズマ症の診断法・定量化技術の開発及びトキソプラズマの遺伝子型の決定をすることにより、より高感度で定量化可能な診断技術の確立と日本におけるヒト感染トキソプラズマの分子疫学情報の集積を目的とする。最終的にはこれらがトキソプラズマ症の治療方法を選択する指針の一つとなり、治療効果判定の指標となることを目指す」
3.研究の方法
「平成28年4月1日から平成30年3月31日の間においてトキソプラズマ症疑い患者様の検体を用いトキソプラズマ特異的DNAのPCR検査を行い確定診断する。この結果は依頼医療機関の医師や患者様に報告され治療法の選択に大きな意義を持つ。第二段階として、過去において当教室で診断した患者様及び新規に相談を受けた患者様の残余検体を用い、診断法および定量化技術の開発を行い、さらに検出されたトキソプラズマの分子系統を明らかにする」
4.個人情報の取り扱いについて
本研究で得られた個人情報は、外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、患者様の氏名などは一切公表しないこととします。データ等は、千葉大学大学院医学研究院感染生体防御学教室の鍵のかかる棚で保管します。
5.研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について
ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。
文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。
研究実施機関 :千葉大学大学院医学研究院感染生体防御学教室
本件のお問合せ先:医学研究院感染生体防御学教室
医師 野呂瀬 一美
043(222)7171 内線 5212