Environment alters epigenome and causes cancer 当講座は千葉大学医学部で昭和42年に開設された生化学第二講座に端を発します。
平成25年に分子腫瘍学と改称し、癌エピゲノム研究を遂行しています。
研究詳細

エピゲノム異常の診断への応用

 体内を循環する血液の血漿中には、癌細胞由来のDNAが、フリーDNAとして存在しています。採血してこのDNAを回収し、癌にのみ存在する異常を検出することによって、癌の存在診断が可能です。
 高・中・低メチル化群のどの大腸癌症例でも異常メチル化しているマーカー遺伝子を用いて、異常メチル化の有無を指標に大腸癌の存在診断が可能か解析しました。PPP1R3CやEFHD1遺伝子のメチル化は、Stage Iなど早期の大腸癌であっても、高い感度で検出可能でした(図)。

図.血漿DNAにおける異常メチル化を利用した癌存在診断