千葉大学大学院医学研究院 神経内科学
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神経内科とは
神経内科は脳や末梢神経などの神経系や筋肉の病気を診療する内科です。脳の病気で手術を行わない疾患の多くは神経内科の病気になります。症状としては体の一部の力が入らない、振えるなど勝手に動く、痙攣する、動作がゆっくりになる、歩きにくい、しびれる、痛む、まぶたが下がる、物が二重に見える、飲み込みが悪い、呂律が回らない、意識が悪いなどといったものが主なもので、これらの症状が主な症状である場合、神経内科の領域の病気の可能性があります。よく、間違われることですが「心」の問題を扱う精神科や心療内科とは全く別の診療科であり、もしあなたが「眠れない」、「イライラする」、「気分が落ち込む」といった症状が最大の問題である場合には神経内科より、より適切な診療科を選択されることをお勧めします。

神経内科で診療する病気
ここでは代表的な神経内科疾患を挙げてみましょう。

脳梗塞・脳出血
いわゆる脳卒中と呼ばれるものがここに含まれます。脳の血管がつまって起こる「脳梗塞」や破れて起こる「脳出血」が知られています。急に手足の麻痺が起こったり、言葉がしゃべれなくなったりします。
パーキンソン病
米国人俳優のマイケル・J・フォックスなどの著名人もパーキンソン病であると公表しています。「振戦」と呼ばれる手足の震えが見られたり、動作が遅くなる、歩きにくい、転び易いなどの症状が出ます。
頭痛
神経内科の外来には多くの頭痛患者さんが訪れます。「くも膜下出血」や「脳腫瘍」のような外科的処置を要する病気もありますが、外来を受診される患者さんのほとんどは緊張性頭痛(筋肉の凝りによる)や片頭痛(発作性の血管拡張による)で神経内科で治療されます。
多発性硬化症
脳や脊髄に脱髄が起こる自己免疫的疾患です。病変の場所によって症状も多彩です。自然に症状が軽快(寛解とよばれる)することが多いのですが、後に再発することが稀でありません。
重症筋無力症
まぶたが下がる、物が二重に見える、など眼の症状でしばしば初発し、その後手足の疲れ易さが起こってきます。運動神経と筋肉の伝わりが障害されるために起こります。「重症」という表現は現在適切ではなく、治療により多くの患者さんが寛解しています。
ギランバレー症候群
下痢や風邪症状の後1週間くらいして、手足の麻痺が急性に出現する末梢神経の炎症。呼吸筋が麻痺することもあり、神経内科での診断・治療が必要です。
脊髄小脳変性症
小脳や脊髄が変性し、歩行時にふらつくなどの小脳性運動失調がみられます。家族性に起こるものと弧発性に起こるものに大別されさまざまな病型があります。
筋萎縮性側索硬化症
脳・脊髄の運動神経が変性する病気です。手足の力が入らなくなったり、ものを飲み込みにくくなる、といった症状が進行します。神経内科での正確な診断が必要です。
アルツハイマー病
最近話題になることが多くなった、痴呆を主症状とする神経変性疾患です。高齢者に多い病気ですが、50歳代で発症することもあります。

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