千葉大学 メンタル・サポート医療人とプロの連携養成 Mental Health Excelsior Program/文部科学省 課題解決型高度医療人材養成プログラム(精神関連領域)


  (2018~2022年度)
  ◎2023年度以降募集はこちら


メンタルサポート医療人養成コース修了生のメッセージ

【2021年度】
  メンタルサポート医療人養成コースを受講して  公認心理師/教諭:草野優子
 仕事家庭と両立しながら最新のエビデンスに基づいた理論を体系的に学習でき、知識技術のブラッシュアップにつながりました。 第一線の先生方の臨床について教えて頂けたことで、自らの教育相談業務に活かすことができています。
【2020年度】
  メンタルサポート医療人養成コースを受講して  歯科医師:仙名智弘
 自身の臨床場面である歯科治療での受講後の歯科での応用や、受講した経緯と受講スタイルについての発表さらには、患者のみならず、医療従事者自身のセルフヘルプとしての応用の可能性についての示唆が発表があった。 受講後の今後について、さらに学びを深めて自身の臨床に応用していきたい。
  メンタルサポート医療人養成コースを受講して
     公認心理師/臨床心理士/精神保健福士/社会福祉士/キャリアコンサルタント:池田直矢

 受講させて頂き、とても良い学びになりました。 理由の一つ目は、動機づけにつながる、腑に落ちる心理教育の方法が学べた点です。 セルフヘルプをガイドするために、限られた時間の中で、如何にわかりやすく伝え、動機づけを促進するか、そのための工夫を学ぶことができました。 二つ目は、後期の症例検討で、認知行動療法およびその実践者の柔軟性と多様性を学べた点も非常に勉強になりました。
【2019年度】
青木様 思春期・青年期の保健教育での低強度認知行動療法実践計画  保健師:青木利江子
 私は、複雑な背景の中で様々な問題を抱える人たちへの心理支援を模索していました。 今回、セルフヘルプについて学ぶ機会をいただき感謝しています。
 保健教育の一環で私は、講義で紹介された「うつと不安のK6」質問紙を中・高校生たちに実施し、セルプヘルプの実践がどの程度適応対象になるかを把握しました。 それを踏まえ、今後学校と連携を密にしながら、支援が必要な若者に対して様々な資源を活用しサポートしていくつもりです。
増田様 e-learning授業で実践的なスキルを習得  薬剤師:増田由佳子
 現役薬剤師の私にとって、e-learning授業はまさにうってつけで、何度も繰り返し視聴できたことは大きかったと思います。 そこで学んだことを、今患者さんの服薬指導の場面で実践しています。 様々な技法を用いて、患者さんと薬剤の関わり、その人の考えや行動パターンに気づくことで悪循環を理解し、それをもとに問題解決のための提案をしています。 私を含め、将来、認知行動療法を実践できる薬剤師仲間が増えていくことを期待しています。

メンタルサポート医療人養成コース特任研究員の発表から

【2021年度】
  認知行動療法の活用 ~CBTのエッセンスは臨床現場でどう活かされるか~  公認心理師/臨床心理士:奥田朋子
 認知行動療法(以下CBT)のエッセンスが臨床現場でどう活かされるかに関し、活動を報告した。  外来で高強度CBTを実施することは難しい場合が多い(時間的制約、負担程度)。  通常のカウンセリングの中で、CBTエッセンスを取り入れた「低強度CBT」は有効であることを実感している。
  認知行動モデルをベースとした 地域における健康教育の実践報告  保健師/看護師:河崎智子
 保健師による、認知行動モデルをベースとした小学校および看護学生への健康教育の実践例について報告した。  継続の難しさなどの課題はあるものの、健康な方のストレスマネジメントにも認知行動療法の活用が期待される。
【2020年度】
  認知行動療法の活用 ~CBTのエッセンスは臨床現場でどう活かされるか~  公認心理師/臨床心理士:奥田朋子
 認知行動療法(以下CBT)のエッセンスが臨床現場でどう活かされるかに関し、この1年の活動として①CBTエッセンスを活用したカウンセリング、②地域のCBT勉強会、③CBTを活用したひきこもり親支援研究について報告した。
  認知行動モデルをベースとした 地域における健康教育の実践報告  保健師/看護師:河崎智子
 保健師による、認知行動モデルをベースとした健康教育の実践例について報告した。 地域保健分野においては、今後ますます、メンタルヘルスの向上およびストレスマネジメントの文脈での認知行動療法の活用が期待される。
【2019年度】
奥田様 低強度認知行動療法アプローチを用いた活動  公認心理師:奥田朋子
 心理士の立場からの低強度認知行動療法アプローチとして、ワークブックを活用した活動や、認知行動療法のエッセンスを用いた対話、そして、地域住民を対象とした心理教育を目的としたグループに関する活動をご紹介しました。
八木様 認知行動療法のエッセンスを活かした取り組み  薬剤師:八木三千代
 薬局薬剤師に対しての認知行動療法紹介やCBT-Iのワークショップを行っている。 また、認知行動療法で学んだことを活かし、“ひきこもりcafé”や、『ひきこもり家族支援ワークブックCRAFT』を使用した“グループセッション”を開催し、引きこもり支援をしている。 さらに、その親にはcafé等でフォローアップ、若者サポートステーションでのワークショップも開催している。
河崎様 認知行動療法を用いた臨床研究の紹介  保健師:河崎智子
 フォーラムでは、保健師の職能の活かすことのできる認知行動療法を用いた臨床研究のプロトコルについて発表した。 自閉スペクトラム症傾向の幼児をもち、一定以上の育児ストレスを感じている保護者に対し①育児ストレス、②メンタルヘルス(うつ,不安)、③養育レジリエンスに着目した保健指導プログラム養育レジリエンスの増強に寄与するか検討していく。
花澤様 低強度認知行動療法的アプローチの臨床への活用  医師:花澤奈央
 日常診療を行う中で、低強度認知行動療法(CBT)の活用可能性はあると考えています。 私は今、総合診療科等で診療を行っていますが、精神科紹介が必須ではなく、すでにかなりの情報収集を行っている症例や、不安・軽症うつの症例等はCBTの対象となり得ると思います。 一方で、医師がCBTを提供する際、場所や時間の確保等の検討が必要です。 その解決策の一つとして、メンタルサポート医療人ネットワークが構築されることを願っています。
小出様 メンタルサポートへの活用  歯科医師:小出奈央
 歯科心身症の実際や治療課題について供覧した。 特に難治性の歯科心身症例においては、スムーズな医科歯科連携及び外来における適切なメンタルサポートによって治療選択肢が増えることが期待される。

受 講 修 了 者

【メンサポ第2期修了生】

名前免許・資格等研修修了日
池田 直矢/Naoya Ikeda公認心理師 臨床心理士 精神保健福祉士 社会福祉士 キャリアコンサルタント2021/03
岡部 弘子/Hiroko Okabe公認心理師・臨床心理士 保健師2021/03
小野 智子/Tomoko Ono保健師2021/03
川崎 晃平/Kouhei Kawasaki歯科医師2021/03
古泉 貴章/Takaaki Koizumi理学療法士2021/03
小島 淳平/Junpei Kojima医師2021/03
駒 綾香/Ayaka Koma歯科医師2021/03
仙名 智弘/Tomohiro Senna歯科医師2021/03
竹之上 房幸/Fusayuki Takenoue公認心理師 2021/03
田村 真樹/Masaki Tamura医師2021/03
銅島 裕子/Yuko Doujima公認心理師・精神保健福祉士2021/03
野崎 龍之介/Ryunosuke Nozaki歯科医師2021/03
野淵 嵩史/Takafumi Nobuchi歯科医師2021/03
東 晶子/Akiko Higashi医師2021/03
宮下 琢/Taku Miyashita医師2021/03
山本 壮則/Takenori Yamamoto看護師2021/03
李 宇/Ri U医師2021/03
脇 英彰/Hideaki Waki鍼灸師2021/03
他10名 合計28名修了

【メンサポ第1期修了生】

名前免許・資格等研修修了日
青木 利江子/Rieko Aoki保健師、助産師、看護師2020/03
岡本 洋子/Yoko Okamoto公認心理師2020/03
小川 育子/Ikuko Ogawa薬剤師2020/03
勝嶋 雅之/Masayuki Katsushima作業療法士2020/03
上遠野 美津希/Mizuki Katono保健師、看護師2020/03
田口 佳代子/Kayoko Taguchi臨床心理士2020/03
谷川 裕子/Hiroko Tanikawa看護師2020/03
長瀬 慈村/Jison Nagase医師2020/03
中村 英輝/Hideki Nakamura保健師、看護師、第一種衛生管理者2020/03
堀田 英樹/Hideki Horita作業療法士2020/03
増田 由佳子/Yukako Masuda薬剤師2020/03
山本 三恵子/Mieko Yamamoto薬剤師2020/03
湯本 真之/Masayuki Yumoto臨床心理士2020/03
吉田 隆之/Takayuki Yoshida薬剤師2020/03
他12名 合計26名修了