未来の精神医療を担うレジデントの先生に向けて
目の前の患者さんに最善の医療を提供し、
将来はさらに良い医療が提供できるよう努力する。
精神科医を目指す君は、
国際的な治療ガイドラインを知っている精神科医になりたいか?
国際的な治療ガイドラインを使える精神科医になりたいか?
- 近年はインターネットで海外の最新の知見を容易に知ることができます。
国際的な治療ガイドラインについても同様です。
しかし、「知ること」と「使えること」には大きな違いがあります。
例えば、治療ガイドラインには強迫性障害や社交不安障害では薬物療法と認知行動療法が記載されており、 精神科医ならば当然知っていることです。 しかし、薬物療法への反応性は50-60%であることから、認知行動療法を使えるかどうかが、 世界基準の精神科医かどうかの判断材料になります。
統合失調症の薬物療法においても抗精神病薬処方は単剤が好ましいことはわかっていても、 実行できている日本の精神科医は少ないと言わざるをえません。
「目の前の患者さんに最善の医療を提供できる精神科医」になるには、 精神科医の初期トレーニングにおいてそれらを学ぶことが極めて重要です。
- 当科では上記の理念を実現させるために、一般的な精神科医としての習得事項に加えて、
2001年から欧米の精神科研修と同様に「認知行動療法」と「世界的に標準的な薬物療法」の習得を
研修医の必須事項としております。
そして、一人一人の症例を多くの指導医とともに検討して、深い知識と高い技術を得られるような指導体制としています。
また、君たちが担う将来の精神医療では活躍するであろう、経頭蓋磁気刺激装置を用いた治療法や 光トポグラフィー(NIRS)を使った診断法の開発を、新薬の臨床試験とともに行っています。
- さて、当科の診療研究研修体制としては、2003年に附属病院に「こどものこころ診療部」が新設され、
2005年には「千葉大学社会精神保健教育研究センター」が設置され、
2010年からは大学院認知行動生理学(清水栄司教授)とともに「認知行動療法士の研修プログラム」が開始され、
一層の充実がなされています。
また、千葉大学社会精神保健教育研究センター(橋本謙二教授、五十嵐禎人教授、関根吉統教授など)や 医学研究院認知行動生理学と協力しながら、 基礎科学と臨床との相互トランスレーショナルリサーチを生物学的マーカー開発や新薬開発、病態解明、 司法精神保健学に関して精力的に行ってきております。
我々とともに「目の前の患者さんに最善の医療を提供し、将来はさらに良い医療が提供できるよう努力する」仲間を 後期研修医や大学院生という形で募っておりますので、是非ご応募ください。