本文へスキップ

アレルギー疾患の遺伝学ホームページ Genetics of allergic dieases

アレルギー疾患allergic diseases

 アレルギーとは、本来外部からの侵入物を排除するために存在する「免疫反応」が特定の物質(抗原・アレルゲン)に対して過剰に起こることを言います。
 アレルギーが原因となって起こる病気をアレルギー(性)疾患といいますが、それには、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症、薬物アレルギー、食物アレルギー、じんましんなどが含まれます。アレルギー疾患の症状を示してもアレルギーが原因でない場合もあります。


喘息

 <息が苦しい、咳が出やすいなどの発作が起こる病気>
 喘息(気管支喘息)は、突然に肺の中の空気の通り道が狭くなって、呼吸が苦しくなる発作が起こる病気です。発作の時は、呼吸困難になり、ぜーぜー、ひゅーひゅーという呼吸になり、苦しいので本人も周りも非常に心配します。ひゅーひゅーのほかに、咳や痰が出やすいという症状の場合もあります。

<気道の炎症が起こっている>
 喘息の人の気管支には、症状の無い時でも、「炎症」とよばれる状態があるとするのが、現在のはやりの考え方。炎症とは気管支がむくんで腫れているような状態です。のどが赤いというのは口をあければ見えますが、これが細い空気の通り道「気管支」で起こっていると考えればいいでしょうか。または、鼻が詰まって息ができない問い状態が気管支に起こっていると考えればいいのでしょうか。(学問的に細かく言うと同じじゃないといわれそうですが)
 喘息発作は、炎症の調子が悪い状態で起こる症状の一つです。発作は、症状が激しいのでそればかりが目立ちますが、結局ベースにある炎症をコントロールしていかないと、喘息をきちんと治療していることになりません。

<こどもがなる喘息と大人がなる喘息>
 喘息には、2歳-4歳をピークに発症し、中学生、高校生になるにしたがって軽快する小児喘息と、成人期全体にわたってほぼ一定の率で発症がみられる成人の喘息があります。また、工場などで使う化学物質に反応をしめす職業性喘息という病型もあります。
 小児喘息は90%はアトピー(アレルギー)が主要な原因となって起こることとされ、成人喘息はその関与があまり見られないことが多い喘息です。症状はほぼ同じで、同じ薬が効くので、出来上がった病気はかなり共通したものでしょうが、根本にある原因はかなり違っているかも知れません。

<喘息の病因、メカニズム>
 大変複雑です。本ホームページのリンクにある先輩方のすばらしいホームページに解説があります。多くの要素が絡み合って病気になることだけはまちがいないです。

アトピー性皮膚炎

かゆみのある湿疹が特徴のある場所を中心に出現し、良くなったり悪くなったりする皮膚の病気。アトピー体質を伴っていることが多い。アトピー体質だけでなく皮膚の保湿が悪い状態になっており、皮膚が破れて外からのアレルゲンの進入が起こりやすい状態が根本にあるようです。

アレルギー性鼻炎

季節性と通年性に大きく分けられます。季節性のものは、スギなどの花粉に鼻の粘膜が過剰に反応して、3大症状と言われる、くしゃみ、水性鼻水、鼻づまりが起こっている。通年性はいえの環境にいつも存在するダニなどに反応して症状が起こっている場合が多い。

食物アレルギー

食べ物が原因でおこる、アレルギー反応が原因で数々の症状を示す疾患です。以下の様な、様々な症状を示します。
皮膚:かゆみ、じんましん、浮腫、発赤、湿疹
消化器:はきけ、腹痛、嘔吐、下痢、血便、消化管からの蛋白漏出、体重増加不良
上気道:口腔、咽頭の違和感、かゆみ感、粘膜腫脹、喉頭浮腫、くしゃみ、鼻水、鼻閉
下気道:せき、喘鳴(ぜーぜー)、呼吸困難
全身反応:ショック(頻脈、血圧低下、活動低下、意識障害)

編集・責任

アレルギー疾患の遺伝疫学
研究グループ
千葉大学大学院公衆衛生学
〒260-8670
千葉市中央区亥鼻1−8−1

TEL 043-226-2068
FAX 043-226-2070

無断でこのホームページを複製しないで下さい。