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国保直営総合病院 君津中央病院 の紹介
当院のココがスゴイ!!
学年が近いことから来る団結力!
病院
左から井内、山本、仲村、樋口、佐藤 敬称略
君津中央病院泌尿器科の樋口耕介と申します。
今回は当院の紹介をさせていただきます。
君津中央病院は、名前とは異なり木更津市中心部にあり、内房地区の中核病院として約80年の歴史があります。
しかし、泌尿器科の歴史は80年とはいきません。
以前は千葉大関連病院であったものの、長らく常勤不在の期間があり、2016年に横浜市立大の医局が入り泌尿器科として再始動しました。
その後、横浜市立大の引き揚げに伴い、2020年度より千葉大学関連病院として新たに常勤5人で始動いたしました。
当科のモットーは「安全で質の高い医療」です。
何よりも患者さんとスタッフの安全に留意して医療を提供しております。
現在のメンバーは部長仲村、以下学年順に山本、樋口、佐藤、井内の5人です。
来年度は佐藤が大学院に入るため退職、代わって松井、当院研修医上がりの小林の計6名体制となります。
当院泌尿器科の特徴としては手術症例、救急症例、進行癌症例の多さです。
手術はロボット支援手術を多く行なっており、前立腺全摘、膀胱全摘回腸導管増設、腎部分切除の手術はほぼ全例ダビンチで行なっております。
根治的腎摘除、腎尿管全摘は基本的に腹腔鏡手術で行なっておりますが、T2以上の大きい腫瘍などには開腹で行うこともあります。
また、内視鏡手術としては前立腺肥大症に対するHoLEP、結石手術(f-TUL・TUL)、TUR-Bt等を行なっております。
手術日は水曜日以外の4日で、1週間の平均的な手術件数としては前立腺生検6件、ロボット支援手術や腹腔鏡手術などの大きい手術が3件、内視鏡手術5-6件、精巣摘除などの小手術1-2件となっております。
適宜緊急手術を行うこともあります。
水曜日は手術がなく外来のみですが、手術症例や外来で判断に迷う症例などのカンファレンスで治療方針を決定しております。
救急に関しては、君津中央病院と言えばドクターヘリを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、やはり救急疾患患者が多く来院し、外傷や感染症など幅広い疾患を診療しております。
私も今までの泌尿器科人生では見たこともないような状態の方が受診され、先輩はもちろん後輩と相談をしながら診療にあたっております。
最後の特徴としては、進行癌の多さです。
周辺ではPSA検診をしていないため、進行前立腺癌が多く、転移性前立腺癌や去勢抵抗性前立腺癌症例を多く診療しております。
また、尿路上皮癌も進行癌が多く、RARCの件数が多くなっているのはもちろん、転移性や切除不能例も散見され、患者さん個々にあった治療を目指しております。
上記のように泌尿器科の基本的な疾患はほぼ網羅しており、ダビンチ手術・腹腔鏡手術はもちろん、結石・肥大症など良性疾患の手術症例も豊富ですし、救急疾患にも強くなれますので、若手の先生や泌尿器科に興味のある研修医にはうってつけの病院と言えます。
また、同門、近隣の先生方でロボット支援手術や腹腔鏡手術を希望されている患者様や進行癌の患者様がございましたら紹介いただければ幸いです。
特に膀胱全摘は実施可能施設の多くない完全体腔内での回腸導管増設を行なっております。
君津中央病院は新体制となってまだ1年ですが、すでに他の関連病院に負けない位の手術件数や治療のクオリティーであると自負しております。
また、みんなの学年が近く、泌尿器科医同士の仲の良さは関連病院随一ではないかと思います。
手術中も声を掛け合って手術して良い雰囲気の中手術ができています。
空き時間には井内先生以外は子供もいることから、科内では子育ての話をよくしております。
話を聞くとみんな家庭では良い父親となっているようです。
また、筋トレや漫画、ゲーム、投資、ダイエットなどなどコロナ禍でも比較的やりやすい趣味の話をしております。
君津中央病院一の筋肉を持つ井内先生のことは某格闘漫画キャラに例えてオリバと呼んでいます。
病院近くのお店なども紹介できればよかったのですが、コロナ禍ですので君津中央病院の飲み会事情などは私もわからず、紹介できないのが残念です。
以上、簡単ですが、君津中央病院の紹介とさせていただきます。
お揃いのスクラブ「team urology kick off staff」
ダビンチ手術中の様子
文責:樋口 耕介