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千葉県済生会習志野病院 の紹介
病院写真
当院は習志野市にある病床数約400床の中規模病院です。
習志野市のみならず船橋市・八千代市・千葉市からも多くの患者を受け入れております。
近年では、日本病院機能評価機構認定施設となり、地域の中核病院としてその役割もますます重要なものとなっています。
現在はコロナ病棟を40床弱確保している影響で、一般病床がやや減床しています。
15年ほど前には研修医のいない病院でしたが、現在は初期臨床研修の基幹病院として、20名弱の初期臨床研修医をかかえ、ほぼ毎月の様に泌尿器科をローテートしてもらえるようになりました。
幸い、ここ数年は毎年のように入局を考えてくれる初期研修医が現れ、多くの同門の先生を輩出しています。
現在、常勤7名体制で診療にあたっております。
悪性腫瘍、尿路結石、排尿障害、性感染症など、診療内容は多岐にわたり、広く研修を積む事ができます。
残念ながら腎移植や生殖医療、女性泌尿器の分野はほとんど行っておりません。
平日は朝8時に病棟回診で業務を開始します。
それまでに入院患者の状態把握などを行います。
その後各自、外来や手術などの業務をこなし、夕方に再度病棟回診を行い一日の業務は終了です。
土日は基本的に当番制です。
当直は月2回程度です。(外科系当直、あるいはICU当直)。
主治医は決まっていますが、チーム制をとっており、全員で患者の診療にあたります。
そのため、当直明けや急用での不在もカバーしやすい環境になっています。
手術日は、月・水・木・金に麻酔科依頼の手術枠があり、脊椎麻酔、硬膜外麻酔、閉鎖神経ブロックなど自科麻酔による手術も多く行っています。
スタッフの増加に伴い、最近では並列で手術を行うケースも増え、手術件数は増加傾向にあります。
HoLEPやTULなどの良性疾患の内視鏡手術が多めですが、腹腔鏡による悪性腫瘍手術も行っております。
ストルツの4K3Dが導入されており、非常に高画質です。
開腹手術(膀胱全摘、腎摘、前立腺全摘)も他関連施設に比べて多いような気がします。
手術支援ロボットは2022年2月現在、導入の予定はありません。
また、帝京大学ちば総合医療センターや東邦大学医療センター佐倉病院から定期的に手術応援を招いており、難しい症例の手術を学ぶ事もできます。
外来は週2日がベースで、そのどちらかは再来をみつつ新患外来を担当します。
担当日の新患症例は主治医となるため、手術症例も多く経験できます。
結石性腎盂腎炎や精巣捻転といった救急疾患も多く経験できます。
特に結石に関しては近隣に結石破砕を行っている施設が乏しいためか、緊急でステント留置となる症例が多く運ばれてきます。
ダヴィンチこそありませんが、後期研修医の先生方が広く泌尿器科領域の研修を行うには適した病院ではないかと思います。
当院研修中に出産を経験し復職した医師もおりますので、福利厚生の面でも充実していると感じます。
今後も多くの先生方にお越し頂き、共に働ける事を楽しみにしています。
文責:杉山 真康(H25卒)