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連携施設泌尿器科 JCHO東京新宿メディカルセンター

JCHO東京新宿メディカルセンター の紹介

当院のココがスゴイ!!
病院の台所が神楽坂
&
日本で一番東京ドームに近い病院!



当院です。飯田橋駅と神楽坂の近くにあります。


現在のスタッフです。
前列左から、私、赤倉副院長、中田部長
後列左から、林先生(当院後期研修プログラム)、加藤医長、李先生です。


当院の紹介をさせていただきます。 平成9年卒の木藤です。 現在3回目の赴任で、1990年代、平成、令和の当院を知っているため、筆を執らせていただきます。

当院は昭和27年に現在と同じ、新宿区の東端、飯田橋駅から徒歩5分の場所に東京厚生年金病院として開院しています。 平成26年4月1日より独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)が直接運営する公設・公営の病院へと移行することとなりJCHO東京新宿メディカルセンターに改称されています。

当院は地域包括ケア病棟、回復期リハビリ緩和ケア病棟を有する約500床の病院であり、地域医療支援病院・東京都災害拠点病院として地域の中隔病院の機能を有していますが、勤務先が近くで郊外から通院する方、代々地元に住んでおられる方、近隣の老健などに入所されている方と患者層も多岐に渡っています。 5km圏内に多くの大学病院や高度専門病院があるためHigh Volume Centerとはいきませんが、当院で生まれたり、出産されたりなど当院を古くから贔屓にして、何かあれば当院で仰っていただけるコアなファンがいるのも特徴です。

当院で泌尿器科が掲げているテーマは『多様性に対応する』です。

近隣に高度先進的な医療機関が多くある中、当院を選択してくれた患者さんのニーズに応えつつも、質の保たれた泌尿器科治療を提供したいと考えています。 基本的に低侵襲治療を提供出来るよう、可能な限りダビンチや腹腔鏡手術で行うことを心がけています。 膀胱全摘は施設基準を満たす目途がつかないため腹腔鏡で、腎摘・副腎摘除は市中病院としての教育とコストを考慮し現在は腹腔鏡で行っています。

放射線治療はIMRTが導入されており、熱心な放射線治療医の協力のおかげで、根治照射、緩和照射が可能で、前立腺癌根治照射はハイドロゲルスペーサーを留置し寡分割照射を行っていますし、オリゴ転移に対する局所治療も取り組んでいます。 悪性腫瘍に対する化学療法は泌尿器科で行いますが、緩和病棟や併設する訪問看護ステーションがあるため、病期のステージに応じた医療を提供することがスタッフの協力の下で可能です。

良性疾患の症例では、患者背景も様々で、尿路結石に対しては、患者の状態に応じてECIRSのみならず切石術(鏡視下)も検討し、高齢者の通院による患者、家族、医療スタッフの負担を軽減することを目指しています。 前立腺肥大症に対しては、TURis 、HoLEPのほか、UroLiftやREZUMも取り入れ可能な限りカテーテルフリーを目指しています。

各科の出身大学も異なっており、医局所属あるいは病院の研修プログラムを経験している医師などスタッフのキャリアも様々ですが、長く副院長として病院運営に貢献してくださっている赤倉副院長のご尽力の結果、他科との連携も円滑に出来ており、麻酔医も高リスクな症例の対応も真摯にあたってくれますし、消化器外科の先生をはじめ、他科の先生方も、いつも快く私達のトラブルを対処してくれます。 (と、私は思い込んでいます。) 泌尿器科においても、JCHO高輪病院の石原先生と連携させていただいているほか、私の同期の千葉医療センターの一色先生の開腹手術の経験や船橋クリニックの阿波先生の排尿機能に関する診療経験を若手指導のために活用させてもらっています。 医局以外の先生とも関連施設としてチームを組ませていただいています。 千葉大の医局にはなかった、金属カテーテルを使用しないコアグラタンポナーデの膀胱洗浄などは目から鱗でした。

また、中田先生、加藤先生とサブスペシャリストでもある女性医師が2名在籍してくれており、中田先生には女性泌尿器分野として、薬物療法のほかDMSO膀胱内注入療法やボトックス注入療法、腹圧性尿失禁に対するTOT手術、骨盤臓器脱に対する経腟的手術、TVM手術、ダビンチ手術など患者の病状や希望、身体的活動性に応じた治療を提供してもらっています。 また、加藤先生には、稀少な生殖医療専門医の資格や遺伝カウンセリングの経験を活かした専門外来を担当し、学会活動に従事してもらっています。

このように多様な医師の下で、研鑽を積まれることは若手医師の方々にとって貴重な経験になると思いますし、中堅医師の方でもこれまでと違った角度で医療にアプローチすることが出来るので、医師のみならず人間としても貴重な経験になると信じています。 各々の医療への真摯な思いを尊重しつつ、チームで患者に貢献出来る医療体制を構築し、『多様性に対応する』ことが当科の目標です。

診療の話ばかりになってしまいましたが、当院の特徴は、『病院の台所が神楽坂』であることと『日本で一番東京ドームに近い病院』であることです。

病院を一歩出れば良質な飲食店ばかりで、病院スタッフも交流の好きな方で溢れています。 コロナのために3年間は、活動が出来ずにおりましたが、病院有志で神楽坂祭りの阿波踊りに参加するチームもありますし、屋形船の会なども開催されておりました。 いろんなコンプライアンスが難しい時代ではありますが、年齢・職種の垣根を越えて交流があるのが当院の誇れる点です。

また、東京ドームは徒歩15分で、恐らく日本で一番近い病院であると思います。 様々なイベントに対応出来るのも当院のメリットであり、実際、そのために当院勤務を選択しているスタッフもいます。

診療体制はオン/オフのメリハリを重視し、独身・単身・世帯持ちほか様々なニーズに対応出来る人生設計が可能なことが当院の最も大きな特徴であると考えています。 これからも多くの医局の先生達と共に働けることを楽しみにしています。


東京ドームにて


ようやく少人数での食事会が再開出来るようになってきました。


文責:木藤 宏樹


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