千葉大学大学院医学研究院泌尿器科学・千葉大学医学部附属病院泌尿器科
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HOME > 患者様用当科診療案内 > 泌尿器科の疾患 > 前立腺癌の治療法
前立腺癌の治療法
病期分類と治療の概略


転移を認めない場合(限局性癌)
1. 手術(前立腺全摘除術)
臍の下を約10cm切る開腹術と、1-2cmの小さな穴を開けて内視鏡下に施行する内視鏡手術が有ります。何れも全身麻酔にて前立腺と精嚢を摘出し、膀胱と尿道を縫合します。
開腹術は内視鏡手術に比べて手術時間が短く、状況に応じては勃起神経を温存することが可能です。内視鏡手術は開腹術に比べて術後の回復が早く、出血量が少ない傾向が有ります。約2週間の入院治療となります。手術の前に自己血貯血800〜1200mlを施行します。合併症として尿失禁(ほとんど一過性)・勃起障害(神経温存の有無にもよる)・尿道狭窄(2%)・直腸損傷(0.5%)が挙げられます。また稀ですが,手術に際して心・肺合併症などがおきることがあります。

2. 放射線療法
体外から前立腺に対して放射線を照射する体外照射と体内に放射線物質を埋め込む小線源療法の2つがあります。体外照射は原則として通院加療で約2ヶ月間の治療になります。毎日外来通院(土・日・祝祭日を除く)になります。1日あたりの照射時間は10分程度です

小線源療法
小線源療法は約4-6日間の入院です。大きさ・癌の悪性度・前立腺の石灰化等、前立腺の状態によっては小線源療法が出来ない場合が有ります。小線源療法は原則として早期で癌の悪性度が低い場合に施行します。合併症として何れも膀胱刺激症状(頻尿・排尿時痛・血尿等)・消化器症状(下痢・血便等)・膀胱直腸瘻などが挙げられます。小線源療法は、術後早期に尿が出なくなる・前立腺炎による発熱等が生じることが有ります。

千葉市稲毛区の放射線医学総合研究所
千葉市稲毛区の放射線医学総合研究所(放医研)には一般の放射線(リニアック)よりもエネルギーが強い重粒子線を照射する装置があり,現在までに約500名の前立腺癌患者さんの治療実績があります。高度先進治療の為、自費で約280万円の治療費用がかかります(そのほか保険分あわせて320万円程度)。治療は放射線医学研究所で原則として約4-5週間の入院で行います。合併症としては,一般の外部照射と同様です。上記の放射線治療の場合,病状や前立腺の性状によりホルモン療法を併用する場合があります。

3. ホルモン療法
前立腺癌の多くは男性ホルモン存在下に増殖するので、男性ホルモンを抑えるために内服薬と注射薬の治療もしくは両側睾丸摘出術を行います。合併症として勃起障害・肝機能障害・高脂血症・ホットフラッシュ(更年期症状)・女性化乳房などが挙げられます。(Ⅱ転移を認める場合参照)。

4. 無治療経過観察
前立腺癌の悪性度が低く、腫瘍量が少ないと想定される場合、PSA(前立腺腫瘍マーカー)値を定期的に測定しながら経過観察する方法もあります。短期間にPSA値が上昇する場合は、何らかの治療を開始します。また必要により再生検をお勧めします。
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転移を認める場合
前立腺癌の多くは男性ホルモン存在下に増殖するので、男性ホルモンを抑えるために内服薬と注射薬に治療もしくは睾丸摘出術を行います。合併症として勃起障害・肝機能障害・高脂血症・ホットフラッシュ(更年期症状)・女性化乳房などが挙げられます。ホルモン療法を施行し、転移部位が消失もしくは縮小した場合は、前立腺に放射線療法などを行うこともあります。またホルモン療法の薬剤も複数ありますので、患者さんの病状や全身状態を考慮して選択します。
治療を行っても転移癌では平均2-3年程度でPSA値の上昇や病状の悪化を認めることがあります。治療効果がなく、癌が進行している状態なので内服薬の中断・変更や抗癌剤治療を施行します。抗癌剤治療は、原則として3日から1週間程度の入院で複数回施行します。

※激しい痛みや神経症状(麻痺)・持続する血尿が生じた場合は、症状を緩和させるため、痛みの原因と考えられる場所や前立腺に放射線を照射します。また症状に応じて治療いたします。
※そのほか,何か不明の点などありましたら主治医にお問い合わせください。


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