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2019年11月より、Koelis社のTrinityを用いたMRI-超音波画像融合前立腺標的生検(MRI-TRUS融合画像リアルタイムガイド下経直腸式前立腺標的狙撃生検)を導入しました。
これまでは前立腺癌が疑われ、MRI画像で異常信号(がん疑いの病変)を認めた場合でも、腫瘍性病変から正確に生検組織を採取することは容易ではありませんでした。
MRI-超音波画像融合前立腺標的生検を用いることにより、従来の系統的生検と比較して、より正確な診断、リスク評価につながり、治療法選択の際にもより重要な情報を得る利点があると考えられます。

図の黄色が標的部位、赤が実際に針生検にて採取した部位
(アムコ社より提供)
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国内で可能な治療法のほぼすべての選択枝を揃え、手術は開腹術に加え、侵襲の少ない腹腔鏡手術を積極的に行っている。放射線療法は体外照射、密封小線源療法の他、重粒子線治療でも放射線医学研究所と共同で治療実績をあげている。転移癌に対しては、一般的な内分泌療法のほか、再燃癌に対する抗アンドロゲン剤交替療法やデキサメタゾン療法、ドセタキセルを中心とした抗癌化学療法を積極的に行っている。 |
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無精子症に対する原因の検索や治療法決定のための補助診断として、DNA診断を実施している。閉塞性無精子症に対しては、顕微鏡下精路再建術を実施しています。有力な不妊専門クリニックと連携し、一貫したチーム医療に取り組んでいることが大きな特長で、大学病院で精路再建術を行う一方、クリニックで顕微授精を行うなど密接な連携を実現している。 |
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副腎・腎・上部尿路疾患(癌を含む)の手術、早期前立腺癌に対する前立腺全摘除術、リンパ節郭清術に対して腹腔鏡手術を実施しています。 |
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早期腎癌ならびに単腎に発生した腎癌に対して、3次元に再構築した画像を用いて術前に理想的な切除面を設定した後、腹腔鏡下あるいは開腹にて腎部分切除術を施行しています。 |
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膀胱全摘除術に際して行う尿路変更手術の一つとして、回腸を利用した新膀胱を造設し、尿道から自然に排尿できるような手術法を実施しています。
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シスチン結石など、遺伝子の異常が原因と考えられる尿路結石症に対して、遺伝子診断を行い、確定診断や治療のための補助診断です。 |
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前立腺癌に対する高度先進医療として、生検または摘除標本から抽出したDNAを用いてDNA診断を行い、通常行われている診断法の補助診断です。
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当科では多診療科で連携して診療する取り組みを始めております。
受診を希望される方は、こちらをご覧下さい。
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