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研究室紹介

アレルギー・臨床免疫学講座の歴史

 アレルギー・臨床免疫学講座の歴史は、1988年、医学部附属高次機能制御研究センター 遺伝子情報分野に初代教授として齊藤隆先生が着任したことにはじまります。1999年、名称を「遺伝子制御学」に変更し再スタートしました。齊藤隆先生は、T細胞レセプター/CD3複合体の構造と機能を中心に最先端の研究を行い、多くの人材を育成し、多くの業績を残しました。

 2004年、齊藤隆先生が理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターに転出し、約1年の教授不在期間ののち、2005年4月、附属病院アレルギー・膠原病内科(旧第二内科免疫アレルギー研究室)の中島が就任し、遺伝子制御学の第二期がスタートしました。その後、アレルギー・膠原病内科のメンバーが次々と研究室に加わり、2009年には、大学院医学研究院遺伝子制御学講座と附属病院アレルギー・膠原病内科が一体となり、臨床的視点に立った基礎研究と基礎的視点を持った臨床研究を実現しやすい環境が整いました。そして2012年には遺伝子制御学講座をアレルギー・臨床免疫学講座と名称変更し、現在に至っています。喘息をはじめとするアレルギー疾患や自己免疫疾患などの難治性免疫疾患の診療から生じた疑問を分子・細胞生物学的な手法を用いて解明し、さらにそれを臨床へと還元することを目指しています。