臨床研究

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リードレスペースメーカー植込み後の心室ペーシング心電図による留置部位推定因子の探索研究

2019/10/11

患者の皆様へ

研究課題名:リードレスペースメーカー植込み後の心室ペーシング心電図による留置部位推定因子の探索研究

本研究は、千葉大学大学院医学研究院倫理審査委員会の審査により承認を得て行っている研究です。

当院では、徐脈性心房細動や人工透析で血管を通る導線(リード)が使えないなどの適応となる患者様に対して、リードレスペースメーカーによる治療を行っています。患者様にとってはリードレスペースメーカーは表面積が小さく細菌感染に強いこと、リードに関連した断線などのトラブルがないこと、胸に傷を作らなくてよいことなどの利益のある治療です。一方でペースメーカー本体は4本の金属製の爪が心筋に潜り込むことによって固定されるため、心臓の外に接した壁(心室自由壁)には植え込まないことが理想的です。術者は造影をおこなって位置を確認しながら植え込みを行いますが、患者様の解剖学的要因により一部は心臓の外に接した壁に植え込まれる可能性があります。本研究ではエコーやCT検査を用いてそのような事例があるか調査すると同時に、ペースメーカー植え込み後の心電図波形によって植え込まれた場所が推定できるかを調査します。

本研究における個人情報等の扱いは以下のとおりです。

  1. 本研究は過去の診療、治療データのみを収集する後ろ向き研究であり、本研究のために人体資料の採取は行いません。
  2. 受診者の皆様の個人情報を削除し、個人が全く分からない状態で千葉大学医学部附属病院 循環器内科臨床研究室にてデータの分析を行います。
  3. 研究の成果は学会や学術雑誌等で公表する予定ですが、個人を特定できる情報を公表することはありません。
  4. 本研究の主任研究者及び分担研究者は、本研究に関する利益相反はありません。

本研究にご自身のデータが利用されることについてご同意いただけない場合や、本研究についてのお問い合わせにつきましては、下記までご連絡ください。


文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。

研究実施機関

千葉大学大学院医学研究院 不整脈先端治療学寄附講座

本件のお問合せ先

千葉大学大学院医学研究院 循環器内科学
医師 梶山 貴嗣
TEL:043(222)7171 内線 5276