倫理承認研究

当教室では、千葉大学生命倫理委員会の審査・承認を得て、下記の研究を行っています。

<個人情報の取り扱いについて>

お名前、生年月日、住所など、個人情報に関わるデータは一切使用いたしません。

説明を希望される方は下記にご連絡下さい。

研究に試料を提供したくない場合には、お申し出ください。なお、お申し出いただいても、今後の診療等に不利益が生じることはありません。

①肺硬化性血管腫の遺伝子変異解析と免疫組織化学的解析

[研究の概要]

当講座では、硬化性血管腫というまれな肺腫瘍について研究を行なっています。この腫瘍について蛋白、遺伝子の両面から解析を行ない、その病理学的特徴について研究しています。 

[研究の意義・目的]

肺硬化性血管腫の解析を行ない、その病理学的特徴を明らかにすることを目的としています。硬化性血管腫の遺伝子異常についてはまだよくわかっていません。したがって、切除された肺に硬化性血管腫の所見を認めた方にご協力を頂いて、この腫瘍の病理学的特徴や遺伝子異常の特徴などについて調べる必要があります。ここでいう遺伝子異常とは、親から子に伝わる変異や、肺硬化性血管腫の細胞のみで起こっている遺伝子変異が含まれます。これらの特徴が明らかになれば、硬化性血管腫についての腫瘍化のメカニズムの解明に役立つことが予想されます。また、正しい診断法の確立へと発展する可能性があります。

[研究対象]

肺の外科的切除材料のうち、硬化性血管腫と診断された症例を対象としています。

[研究方法]

すでに外科的に切除された肺の組織を研究のために利用します。その組織から核酸を取り出し、腫瘍化に関連する遺伝子について解析します。

[個人情報の保護について]

本研究は連結不可能匿名化を行ない、個人情報を保護します。

具体的には、研究の対象となった患者様のデータや検体から氏名等の個人情報を削り、代わりに新しく符号(番号)を付けて匿名化を行います。研究対象者とこの符号(番号)を結びつける対応表は作成しません。

[研究実施責任者(問い合わせ先)]

千葉大学大学院医学研究院 診断病理学 教授 中谷 行雄

電話:043-222-7171 内線 5484 (診断病理学)

 

②胎児型肺腺癌の網羅的遺伝子変異解析

[研究の概要]

当講座では外科的に切除された標本を用いて肺癌の診断や研究を行なっています。本研究では、胎児型肺腺癌というまれな肺癌について蛋白、遺伝子の両面から解析を行ない、その病理学的特徴について調べています。

[研究の意義・目的]

肺癌については一部の遺伝子変異(EGFRやKRAS、ALK)との関連が明らかになりつつありますが、胎児型肺腺癌の遺伝子異常についてはまだよくわかっていません。したがって、切除された肺に胎児型肺腺癌の所見を認めた方にご協力を頂いて、この腫瘍の病理学的特徴や遺伝子異常の特徴などについて調べる必要があります。これらの特徴が明らかになれば、胎児型肺腺癌についての腫瘍化のメカニズムの解明に役立つことが予想されます。また将来的には、治療に用いる薬剤の適切な選択ができるようになり、新たな分子標的治療法の開発へと発展する可能性があります。

[研究対象]

肺の外科的切除材料のうち、胎児型腺癌の成分を有する原発性肺腫瘍と診断された症例を対象としています。

[研究方法]

すでに外科的に切除された肺の組織を研究のために利用します。その組織から核酸を取り出し、腫瘍化に関連する遺伝子について解析します。

[個人情報の保護について]

本研究は連結不可能匿名化を行ない、個人情報を保護します。

具体的には、研究の対象となった患者様のデータや検体から氏名等の個人情報を削り、代わりに新しく符号(番号)を付けて匿名化を行います。研究対象者とこの符号(番号)を結びつける対応表は作成しません。

[研究実施責任者(問い合わせ先)]

千葉大学大学院医学研究院 診断病理学 教授 中谷 行雄

電話:043-222-7171 内線 5484 (診断病理学)

 

③人工知能等の利活用を見据えた病理組織デジタル画像(P-WSI)の収集と病理支援システム開発研究

[研究の概要]

当講座および附属病院病理部では、日本病理学会が行っている病理組織デジタル画像を用いた人工知能等の研究に共同研究機関として参加しています。本研究では、当院を含む全国の病院が保有するP-WSIデータを日本病理学会のクラウドサーバー上に登録し、人工知能等の開発を見据えた研究を行います。

[研究の意義・目的]

現在日本では、疾患の最終診断を行う病理医が不足しています。このために、病理医が不在である病院や、1人しか勤務していない病院が全国に多数存在しており、社会問題となっています。近年、技術の進歩に伴い、P-WSIを転送しての遠隔病理診断が可能となっており、病理医不在の病院等にかかった患者さんが病理診断を受けられないといった不利益が解消される体制が構築されつつあります。個々の施設で保有しているP-WSIは全国の主だった施設のみで約100万症例になっています。全国の病院に存在するP-WSIを日本病理学会のクラウドサーバー上に集約し、そのビッグデータを活用して、よりよい病理診断につながる病理診断支援ツールや、人工知能を活用した病理診断技術の開発研究を行うことを目的としています。

[研究対象]

当院のサーバー・ストレージ内に保管されているP-WSI 19000症例のうち未成年症例を除いて抽出された2850症例を対象としています。

[研究方法]

千葉大学医学部附属病院に保管されているP-WSIをセキュリティの保たれたネットワーク回線を使用して、日本病理学会のクラウドサーバー上に登録し、病理診断支援ツール、人材育成のためのe-ラーニング等の病理診断生涯教育支援ツール、人工知能を活用した病理診断技術の研究開発を行います。

[個人情報の保護について]

登録するデータは①生年月、②検査時年齢、③性別、④施設での患者ID、⑤臓器名、⑥採取法、⑦検査日付、⑧病理番号、⑨臨床診断、⑩臨床情報、⑪病理診断、⑫病理所見、⑬画像(WSI)となります。患者が直ちに特定できる個人名は登録しません。また、本研究に未成年者は含まれません。登録に使用するコンピューターは専用のパソコンを使用し、セキュリティの保たれたネットワーク回線を使用します。情報を登録・保管するサーバーも厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」を順守したサーバーを使います。

[研究実施責任者(問い合わせ先)]

千葉大学医学部附属病院 病理診断科・病理部 准教授 太田 聡

電話:043-222-7171 内線 6401 (病理診断科・病理部)

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