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(福)聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷浜松病院

 中村、冨田、穴澤、鈴木の4人が千葉大学呼吸器内科より派遣されています。呼吸器スタッフとしては、他に専門医スタッフ(三木)が1名、シニアレジデント(三輪・千葉大呼吸器内科に入局予定)1名が在籍しており6人の常勤医体制で診療を行っています(写真)。

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 入院のべ患者数は年間約1000名、平均在院日数は14.8日、患者内訳は図に示します。気管支鏡検査は年間400件程度でEBUS-GSは4年前より積極的に活用しています(図)。当院では多彩な呼吸器を数多く経験できますが、まれで興味深い症例もまた多く経験できます。今年度は当院患者2名(線毛不動症候群、LAM)に対する死体肺移植手術が無事に行われました(京都大学、大阪大学)。

 2013年度の呼吸器内科は、多忙な診療の中でも病理解剖を積極的に実施し、病院から表彰を受けています。病院全体の年間病理解剖数34例の中で呼吸器内科13例(38.2%)と各診療科の中で傑出して多く、これはご遺族からの信頼を得ている証拠の一つでもあります。CPCも積極的に発表(年間発表数の25%が呼吸器内科)し、自らの臨床レベルを高める努力、臨床研修医の発表支援を通じて臨床研修にも貢献しています。

 当院に赴任にして2年目の穴澤梨江先生、鈴木優毅先生は、実力ある呼吸器内科医へと成長しています。主任医長の冨田先生は、呼吸器内科の診療・教育・宴会の中心となって頑張っています。県西部地区のマスターズ水泳大会で3位になって表彰され、益々元気に活躍しています。中村は最近3人の女性ボーカル(Lady Gaga, KPP, 椎名林檎)の音楽にはまって楽しんでいます。浜松市の「家康くん」は、2013年度の全国ゆるきゃらグランプリで準優勝となりました。うなぎ、ピアノ、みかんなど浜松の名物がこのゆるきゃらの中にちりばめられています(図)。

 2013年は、聖隷浜松病院にとっては、国際医療評価機構(JCI: Joint Commission International)の認定を取得し、実践した年でした。医療の質の向上と患者安全のために良い点があると感じています。2014年4月からは、臨床研修医の数が12名から16名に増員され、呼吸器内科にも研修医が回ってくる予定です。一人でも多くの研修医が呼吸器内科に興味を持つように指導していきたいと思っています。

中村 秀範