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東邦大学医療センター佐倉病院

佐倉病院内科と呼吸器内科

東邦大学佐倉病院内科は、呼吸器、循環器、消化器、内分泌・代謝、神経の5つのグループがまとまって、内科全体で1つの講座を形成しています。グループ間の垣根が低く、臨床、教育、研究を協力して行っています。今回は、内科全体の写真を載せました。赤丸が呼吸器内科です。(1名当直)

呼吸器内科スタッフ

平成24年度より、川島辰男医師退職により松澤が診療責任者となりました。平成25年4月より桑原医師が新たに加わりましたが、26年3月で、黒田医師が退職となり、26年度は9名体制です。

常勤スタッフ

松澤康雄(平成3年千葉大卒) 川嶋健吾(平成6年山梨医大卒) 岡田倫明(平成14年東邦大卒)
若林徹(平成15年東邦大卒) 力武はぎの(平成16年東邦大卒) 吉田正(平成19年東邦大卒)
入江珠子(平成20年東邦大卒) 早川翔(平成21年東邦大卒) 桑原良成(平成22年東邦大卒)

非常勤講師

川島辰男(昭和61年千葉大卒)

院内の他部門との連携

呼吸器外科、病理、放射線科との連携がよく、協力して診療にあたっています。薬剤師、看護師、技師ほか、コメディカルのレベルも高く、かつ、協力的です。

設備

ハイビジョン内視鏡も導入が決まり、放射線治療設備も完成し、まもなく運用開始となります。

臨床

呼吸器の救急、悪性腫瘍、難病のすべてに常時対応できる数少ない病院であり、千葉県北部全域から、多くの患者さんの紹介をいただいております。貴重な症例、珍しい症例も多数経験できます。

  1. 重症肺炎、急性呼吸不全など、急性期呼吸器疾患を多く受け入れています。
  2. 急性および慢性の間質性肺炎症例が多く集まっており、新たな臨床研究を開始しました。
  3. 肺癌の新規登録数は年間170名以上と多く、新たな臨床試験を開始しました。
  4. アレルギー疾患や膠原病(主に急性期)にも対応しています。アレルギー学会認定施設です。
  5. 熱意ある細菌検査室のスタッフにも支えられ、感染症全般にも対応しています。(松澤がICD)
  6. COPD、気管支喘息、SASについては、診断、初期治療、急性増悪期の治療までを当科の役割とし、特殊な症例、臨床研究の対象になる場合を除き、慢性期には近隣の医療機関へ紹介する方針を明確にしています。

教育

2013年度は合計22名の前期研修医が1-3ヶ月、当科で研修しました。2011年度からは、成田赤十字病院の後期研修医のローテートも受け入れ開始しています。東邦大学医学部学生、薬学部学生、看護学生への教育も、院内・院外で行っています。教育に多くの時間を割かれますが、多くの若い人の存在が医局や病棟を明るくしてくれています。

研究、学会活動

内科学会、呼吸器学会、呼吸器内視鏡学会、アレルギー学会の認定施設です。それぞれの専門医、指導医が取得できます。千葉大薬学部、東邦大薬学部等との連携で基礎研究も行ってきましたが、豊富な症例を生かし、臨床研究により多くの力を注ぐようにしたいと考えています。

現在進行中または2013年度に完了した研究(多施設共同研究は除く)

  1. 特発性肺線維症の増悪における血清酸化ストレス値の変動
  2. 特発性肺線維症における呼気凝縮液中酸化ストレス値の検討
  3. 特発性肺線維症急性増悪におけるトロンボモジュリン製剤の効果
  4. 培養肺胞上皮Ⅱ型細胞における肺障害に対するPC-SODの効果
  5. 特発性肺線維症における血中LR11の測定
  6. 多職種介入によるCOPDリハビリテーション
  7. COPD合併骨粗鬆症におけるbisphosphonateの効果
  8. ステロイド骨粗鬆症におけるテリパラチド塩酸塩の効果
  9. 肺扁平上皮癌患者に対するS-1/CDGP併用療法の有効性と安全性を検討する第Ⅱ相臨床試験
  10. 肺非扁平上皮・非小細胞肺癌に対する、carboplatine/nabPTX/Bevacizumab併用療法の有効性と安全性を検討する第Ⅱ相臨床試験

松澤 康雄