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ご挨拶


 

 千葉大学大学院医学研究院疾患生命医学の幡野雅彦です。

  平成26年12月から木村定雄教授の後任として研究室を担当しております。研究室名も分子生体制御学から疾患生命医学と変更し 疾患モデルマウスを用いた病態および生命現象の解析を研究の大きなテーマとして掲げています。

分子生物学の発展や遺伝子組み換えマウスの導入により生命科学の研究はボーダーレスとなり 論文を完成するためには総合力が要求されます。当研究室では 千葉大学バイオメディカル研究センター と連携し 発生工学、分子生物学、細胞生物学などの様々な手法を駆使し生命科学の疑問を解決するとともに さらには難治性疾患の病態解明や治療法の開発を目指しています。学生や研究者個人の「なぜだろう?」という素朴な疑問を尊重しながらも「何が重要か」を常に考えサイエンスの楽しさを仲間と共有してもらいたいと思います。具体的な研究内容につきましては「研究概要」を参考にしてください。少しでも興味を持たれた方はぜひ気軽に研究室見学においでください(学生募集)。

 

 

研究概要


 

疾患生命医学では、「疾患モデルマウスを用いたミクロ分子からマクロ病態への解析」をテーマとしてバイオメディカル研究センターとの共同で以下のような課題で研究を行っています。

 

1.神経堤細胞の異常に起因する疾患の分子遺伝学的解析

神経堤細胞は胎生期に神経管背側より発生し、全身を移動し腸管神経細胞、交感神経系、皮膚メラニン色素細胞、副腎髄 質などへと分化します。これらの細胞の発生、分化異常により、ヒルシュスプルング病およびその類縁疾患、神経芽細胞腫などの疾患が発症します。私たちは神経堤細胞に特異的に発現する遺伝子Ncxのノックアウトマウスを作製し ヒルシュスプルング病類縁疾患のモデルマウスであることを報告してきました。現在 神経堤細胞で発現する遺伝子に注目し、そのノックアウトマウスの解析から神経堤細胞の異常に起因する疾患(Neurocristopathy)のなりたちについて明らかにしようとしています。

 

2.腸管神経系と腸管免疫系の相互作用

消化管においては腸内細菌と免疫系の相互作用により消化管免疫系細胞の分化、恒常性が制御されていることが最近の消化管免疫の研究より明らかになっています。一方消化管には全身の神経細胞の約半数が存在するといわれ 第二の脳とも言われています。私たちは腸管神経と腸管免疫系および腸管バリア機構に着目し 腸管神経系に異常をきたす遺伝子組み換えマウスを用いて腸管神経が腸管免疫系、腸内フローラおよび腸管上皮バリア機構に及ぼす相互作用についての解析を行っています。

 

3.p38の病態生理的役割の解明

p38 MAPK(mitogen-activated protein kinase)は、ストレスや炎症性サイトカインにより活性化されるMAPKファミリーであり、別名、stress-activated protein kinase(SAPK)とも呼ばれています。p38は炎症性サイトカインやケモカインの産生制御に深く関わっており、炎症性疾患の創薬ターゲットとして注目を集めています。我々は、p38ノックアウトマウスおよびトランスジェニックマウスを用いて、様々な炎症性疾患におけるp38の関与様式を探るとともに、特に、根治療法の存在しない疾患の新たな治療法を探るべく研究を行っています。

 

4. 遺伝子組み換えマウスを用いた細胞増殖・分化の分子機構の解析

個体発生胎生期における細胞増殖制御のしくみ、肺胞形成の分子機構などについて遺伝子組み換えマウスを用いて分子生物学的、細胞生物学的解析を行っています。

 

 

5.神経変性疾患におけるカルシウムチャネルの機能

 

6.転写因子機能調節による免疫応答制御

免疫後のリンパ球の活性化、分化には様々な転写因子が関与しています。私たちはBcl6が記憶T細胞の分化、胚中心B細胞の分化、樹状細胞の分化に重要であることを明らかにしてきました。さらに疾患モデルを用いて生理的、病理的な機能を明らかにするとともに、疾患治療応用へ繋がる研究を目指しています。

 

 

 

 

スタッフ

疾患生命医学

教授                    幡野雅彦 (バイオメディカル研究センター長併任)

准教授                 粕谷善俊

特任教員              吉岡健人

技術職員              合田あや

大学院生              島居傑     (D4 救急集中治療医学)

大学院生              鈴木健一  (D3 呼吸器内科学)

大学院生              見上英樹  (D2 呼吸器内科学)

大学院生     笈田諭     (D2 小児外科学)

大学院生     菅正樹     (D1 呼吸器内科学)  

大学院生    栗田健郎     (D1  救急集中治療医学)

大学院生       荒木優治  (M2)

医学部学生          大森智瑛  (4年)

薬学部学生    鵜飼啓太    (4年) 

 

助教(兼)          谷口俊文  (附属病院感染症内科助教)

 

(共同研究者)

助教                    李記瑋    (附属病院腎臓内科助教)

 

バイオメディカル研究センター

センター長(併)    幡野雅彦 (医学研究院)

准教授                坂本明美 (医学研究院兼任)

助教                   藤村理紗

事務補佐員          渡邉聖子 

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過去の在籍者(2016年度~)

疾患生命医学

梅澤弘毅 

小林茉結

深谷小百合

バイオメディカル研究センター

下田愛樹        

業績

疾患生命医学学 業績一覧

 

大学院生募集!!

 

疾患生命医学では疾患モデルマウスを用いた難治性疾患の病態解明、治療法開発などに興味のある意欲的な大学院生(修士課程・博士課程)を募集しています。具体的な研究内容につきましては「研究概要」を参考にしてください。また、新しい発生工学の技術を用いた疾患モデルマウスの作成に興味のある方も歓迎します。

 病気の原因を明らかにしたい、生命現象の神秘を解き明かしたい、観察したり考えることが好き、なんとなくサイエンスに興味がある・・・・・、どんなモチベーションでも構いません。私たちの仲間の一員となって協力し一緒に楽しく研究できる方であれば出身学部やバックグラウンドは問いません。

 私たちの研究に興味があり、研究室見学を希望の方、さらに詳しい話を聞きたい方は

hatanom(アットマーク)faculty.chiba-u.jp(幡野)までご連絡ください。

 

 
 
 
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