献体登録方法
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献体登録方法

 

申込書類は千葉大学亥鼻地区事務部総務課総務第一係献体担当(〒260-8670千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1)にご郵送ください。

 

※申込書類が千葉大学に届いてから献体登録が完了するまで、登録審査等で2週間ほど期間をいただきます。したがいまして、書類をご送付頂いてすぐにご献体いただけるわけではありません。お急ぎのご事情がある場合は、あらかじめ千葉大学亥鼻地区事務部総務課総務第一係献体担当(043-226-2988※月~金 9時~16時 祝日は除く)までご相談ください。

ご遺骨を大学が納骨等を行うことはできません。ご遺骨を引き取るご親族がおられるか、死後の埋葬を行う法人等と契約なさっていることが入会の条件になります。

献体登録前に知っておくこと

1.献体登録をしても見返りは何もありません。千葉大学へは「無条件・無報酬」で献体することになります。

2.原則として千葉県内にお住まいで、登録年齢は60歳以上とさせていただいております。ただし、医師より余命宣告を受け、60歳までの生存が難しい方はこの限りではありません。献体担当までご相談ください。

3.配偶者・お子様・ご兄弟姉妹でご生存の方全員の同意が必要です。亡くなった時に一人でも反対の方がいると、法律上献体はできません。また、ご親族がいるのに「いない」として登録をされても、死後、行政が戸籍を基に調査し、遺族の存在が判明した場合、同意が無いために献体が不成立となる場合があります。献体の趣旨とご自身の意思をしっかりとご家族・ご親族に説明し、同意をいただいてください。ご親族が一人もいない、1~2名しかいない、という方も条件が整えば問題無く入会可能です。ぜひ献体担当までご相談ください。

4.献体されたご遺体は丁寧に保管・解剖の後、火葬して2~3年後にご遺骨をお返しします。ご遺骨は大学でお預かりすることができませんので、必ず引き取っていただきます。登録申込時にご家族・ご親族の「献体登録同意書・遺骨の引受人」に、3名以上ご誓約いただいたものを提出いただきます。埋葬方法・ご供養とそれに係る諸費用などを生前に取り決め、ご遺骨引受人の方にお伝え願います。なお、ご親族が少ない場合や一人もいない場合は、献体担当までご相談ください。

5.病気療養中の方でも献体登録は出来ますが、非常に感染力の強い病気 (結核、B型肝炎、C型肝炎など)に罹ったことのある方は、献体登録をお断りしています。また、登録後にこれらの感染症に罹られた場合には、献体をお断りする場合があります。詳しいご説明は、献体担当(043-226-2988)までお問合せください。

6.病院で病理解剖をされたご遺体は、献体できません。事故・事件などで警察が介入した場合も献体できません。

7.献体登録は本人の自由な意志によって決定されますので、登録後いつでも取消していただくことができます。詳細につきましては献体担当(043-226-2988※月~金 祝日は除く)までお問合せください。

8.お困りになった際には、よくある質問を参考にしていただくか、千葉大学亥鼻地区事務部総務課 総務第一係 献体担当 までご相談ください。

1.申込書類の請求

献体登録を希望される方は、以下の連絡先にお電話下さい。①献体登録申込書 ②献体登録同意書・遺骨の引受人(申込書裏面) ③承諾書  ④献体を希望した動機・決意記入用紙 をお送りいたします。書類記入後、①②③④をお送りください。

または、以下のダウンロードページより申込書類・記入例等を印刷することもできます。ご記入にあったって何かご不明の点がありましたら献体担当(043-226-2988※月~金 9時~16時 祝日は除く)までお問合せください。

2.献体登録申込書類の書き方

書類等を熟読いただき、また親族とよく話し合ったうえでお申し込みください。

献体登録申込書 ・・・・・・・・・・ 自筆で記入してください。

献体登録同意書・遺骨の引受人(申込書裏面) ・・・ 必ず同意者・引受人が自筆で記入してください。

 ※配偶者・子供・兄弟姉妹全員の同意が必要となりますので、記入欄が足りない方は、事務局に用紙を請求されるか、あらかじめコピーしてご記入ください。ご病気等によりご本人が自署できない場合は献体担当(043-226-2988※月~金 9時~16時 祝日は除く)までご相談ください。

 

承諾書 ・・・  献体の用途を学生の解剖実習だけでなく、医師の教育と研究にも広げるための、ご本人の承諾書です。内容を良くご理解のうえ、ご署名・ご捺印ください。

 

千葉大学からの医師の教育・研究に関するお願い

 

 本学医学部でお預かりする御遺体は、主に医学生の解剖学教育のために使わせていただいております。医学生にとって、人体の構造を観察し、理解することは、医師となる基本的条件であり、将来医師となるための倫理観を養う上において非常に重要な機会となっております。

 また、医師にとっても、解剖学は治療を行っていく上で最重要の知識であることは言うに及びません。特に近年では、医療技術の高度化や内視鏡などの医療機器の急速な進歩に伴い、医師はさらに高度な手術手技・検査手技が要求され、より安全でリスクの少ない治療法の開発が求められる時代となりました。大学は医学生の教育のみならず現役の医師に対しても広く教育・研究の場を提供する使命を負っております。本学におきましても解剖で得られた成果を用いて医学の発展に大きく寄与するために、高度化した手術手技・検査手技の教育や新しい術式の開発につながる研究にも力を注いで参りたいと考えております。このことは御献体された方の御遺志に沿うものであると考えております。

そこで従来の医学生のための解剖学教育に加え、「医師の教育・研究」のためにも、御遺体を使わせて頂きたく、以下の点についてお願いする次第であります。

 

・献体頂いた個人の情報は、従来通り環境生命医学(解剖学教室)内でのみ厳重に管理され参加する医師等が知ることはありません。

  ・皆様に費用の負担はありません。また謝礼もありません。

・教育・研究の種類には、実習室での直接の解剖指導だけでなく、解剖の論文・教科書・手術手技書の作成、学会会場での医師への写真・動画での発表や解

  説等が含まれます。いずれの場合においても、個人が特定できないように配慮致します。

・教育・研究目的で、体の組織の一部が大学に保管されるケースがあります。

・献体を用いて行われた教育・研究において、知的財産権(特許・著作権)が発生した場合は、献体者並びに御遺族はその権利を有しません。

  ・同意されない場合でも不利益を受けることは無く、同意された後でも撤回が可能です。

 

 なお、医師の教育・研究に対する御承諾が頂けない場合は、医学生の解剖学教育に限定した献体として使用させていただきます。以上大変失礼とは存じますが、書面をもってお願い申しあげます。何卒御理解の上、御承諾賜れば幸いであります。

 

                                                                      千葉大学医学部長

千葉大学大学院医学研究院長

三木 隆司

 

献体を希望した動機・決意記入用紙 ・・・ 具体的にお書きください。

※ご記入に際しては「よくある質問」もご参考ください。

これらの書類の記入が終わりましたら、千葉大学亥鼻地区事務部総務課総務第一係献体担当(〒260-8670千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1)にご郵送ください。

 

3.献体登録の連絡

(1)千葉大学大学院医学研究院 献体委員会にて登録審査を行い、献体登録が完了しますと下記の書類をご自宅へ郵送します。

 献体登録証(A4)献体登録証(携帯用カード)連絡用カード(ブルーカード)2部

(2)上記書類が届きましたら、連絡用カードにご自分の氏名等をご記入の上、1部は自分の身の回りに保管し万一の場合にすぐ連絡できるようにしてください。

(3)連絡用カードのもう1部は亡くなられた際にすぐに手続きがとれるように、身近な方(家族・親族・老健施設の方・入院時は医療機関の担当医師や看護師)にお渡しし、千葉大学医学部献体登録者であることをお知らせしておいてください。

献体登録後の生活について

登録後は、これまでとお変わりなく不老長寿・健康にお過ごしください。

転居や遺骨引受人の変更等が生じた場合献体担当まで電話(TEL:043-226-2988※月~金 9時~16時 祝日は除く)もしくは郵便にて必ずご連絡をお願いいたします。

登録事項変更や登録解除等は書面のみでの受付となります。お電話のみでは受付ておりませんので、「変更届」等をご請求ください。

なお、以下のダウンロードページより、「変更届」を印刷することもできます。

また死亡時の対応について家族・親族が分かってくれているとお考えになる方が多いと思いますが、家族との連携が上手くいかなくて献体が不成立で終わってしまう確率は3割にも及びます。

献体は亡くなられた登録者ご遺族のご理解とご協力なくしては果たされないということをご留意の上、折に触れ周囲の方に献体についてお話いただきご理解とご協力を得ておかれるようお願いいたします。