-->
CBTラーニングについて

About CBTCBTラーニングについて

01 目的

千葉大学大学院医学研究院では、文部科学省の課題解決型高度医療人材養成プログラム 「メンタル・サポート医療人とプロの連携養成」 が採択され、一般日常診療の場で遭遇する軽症の不眠、不安、うつ、認知症、依存症等を持つ患者および家族が向精神薬依存にならないよう、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、コメディカル等がセルフヘルプをガイドする「簡易(低強度)認知行動療法的アプローチによる相談支援を行うメンタルサポート医療人養成」をオンライン授業やネット教材を活用して行う人材養成プログラムを立ち上げ、2019年度から大学院に新しいコースとして開講しています。 今回、メンタルサポート医療人養成コース(インテンシブコース:ボトムアップ)の同じe-learningカリキュラムを、広く全国の方、学外の方に受講していただけるように、CBTラーニングを立ち上げました。
*CBTは、認知行動療法(CognitiveBehavioralTherapy)の英語の略称です。

02 主催実施

CBTラーニング運営事務局
( 千葉大学大学院医学研究院
認知行動生理学内 )
事業責任者
千葉大学大学院
医学研究院認知行動生理学教授 清水栄司
※4月から事業主体が千葉大学から千葉大学発ベンチャー(株式会社メンサポ)に引き継がれます。

03 主催実施

医療、産業、福祉、行政などで
メンタルヘルス支援に携わる者

受講生職種の例
医師、歯科医師、薬剤師、看護師(保健師、助産師)、公認心理師、鍼灸師、臨床検査技師、臨床心理士、精神保健福祉士、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、産業カウンセラー、教諭等

資格認定

<メンタルサポート医療人(低強度セラピスト)について>

以下の要件を満たした者を「メンタルサポート医療人(低強度セラピスト)」に認定します。

  1. (A)医師,歯科医師、薬剤師、看護師,公認心理師,精神保健福祉士,作業療法士、学校教諭などメンタルヘルス支援に携わる者
  2. (B)「メンタルヘルスサポート学特論」の15コンテンツ、「メンタルヘルスエクセルシオール(症例検討)演習」15コンテンツを受講終了し、研修修了証を受けた者
  3. (C)最低1症例の低強度の認知行動療法(原則、月1回30分で連続6回程度)を行い、終了後にアウトカムデータ(介入効果指標)を含む症例報告を提出し、メンタルヘルスの専門家から評価を受けた者(原則、開始時からスーパービジョンあるいはコンサルテーションを受けること)

Courseコース及び受講料と講義内容について

◎全科コース:メンタルヘルスサポート学特論 / メンタルヘルス・エクセルシオール演習各2単位

受講料:
120,000円/年/人
受講期間:
1年間(受講開始月を含めた12か月間)
講義内容:
下記講義科目の「メンタルヘルスサポート学持論」と演習科目「メンタルヘルス・エクセルシオール演習」

◎特論コース:メンタルヘルスサポート学特論2単位

受講料:
60,000円/年/人
受講期間:
1年間(受講開始月を含めた 12 か月間)
講義内容:
講義科目「メンタルヘルスサポート学持論」のみ
  1. * 演習科目の受講については、資格要件を設けております。そのため、全科コースでお申込み頂いても、特論コースの受講案内となる場合がございますのでご了承ください。
  2. * 受講料のお支払方法につきましては、メールにてご連絡させていただきます。
  3. * ID発行後、お振込み頂いた受講料は、返金致しかねますので、あらかじめご了承ください。

コンテンツ内容
(全30回、各回およそ60~90分)

講義科目「メンタルヘルスサポート学特論」

<第1回> 低強度の認知行動療法とは何か?
<第2回> 半構造化面接(MINI および MINI-Kids) を用いた精神科診断と質問紙(PHQ-9,GAD-7,SCAS, DSRSC、アテネ不眠尺度)を用いた重症度評価 (STEP1)
<第3回> 精神科における適正な鑑別診断と薬物療法
<第4回> 認知行動モデルの作成と心理教育 (STEP2)
<第5回> 認知の再構成(コラム法)(STEP3)
<第6回> 行動の変容(行動活性化あるいは段階的曝露)(STEP4)
<第7回> 問題解決法とアサーション(STEP5)
<第8回> 認知療法尺度(CTS-R)の12 項目によるセッションの理解(前編)
<第9回> 認知療法尺度(CTS-R) の 12 項目によるセッションの理解(後編) および半年間の介入評価(再発防止と精神科への紹介)(STEP6)
<第10回> 不眠症のインターネット認知行動療法プログラム
<第11回> マインドフルネス
<第12回> 服薬指導および歯科診療における認知行動療法
<第13回> 勇者の旅プログラム(前編)
<第14回> 勇者の旅プログラム(後編)
<第15回> 強迫症、自閉スペクトラム症の高強度の認知行動療法

演習科目「メンタルヘルスエクセルシオール演習」

(講義科目「メンタルヘルスサポート学特論」修了後に閲覧可能になります。)
<第1回> 40代慢性疼痛患者に対する認知行動療法
<第2回> 10代自閉スペクトラム症併存強迫症患者に対する認知行動療法
<第3回> 30代気分変調症患者対する認知行動療法
<第4回> 20代強迫症患者に対する認知行動療法
<第5回> 30代慢性疼痛患者に対する認知行動療法
<第6回> 20代バニック症患者に対する認知行動療法
<第7回> 50代パニック症患者に対する認知行動療法
<第8回> 40代慢性疼痛患者に対する認知行動療法
<第9回> 30代広場恐怖症患者に対する認知行動療法
<第10回> 20代強迫症患者に対する認知行動療法
<第11回> 40代注意欠如多動症併存自閉スペクトラム症患者に対する認知行動療法
<第12回> 10代強迫症併存自閉スペクトラム症患者に対する認知行動療法
<第13回> 10代社交不安症患者に対する認知行動療法
<第14回> 50代身体症状症患者に対する認知行動療法
<第15回> 30代全般性不安障害併存広場恐怖症患者に対する認知行動療法

Flow申込~受講までの流れ

お申込み
お申込み
STEP1

申込画面にて
内容をご入力ください

ご入金
ご入金
STEP2

入金依頼のメールが届きます
ので入金をお願いします

入金確認後 ID発行
入金確認後
ID発行
STEP3

入金確認後事務局よりIDと
パスワードをご連絡します

受講スタート
受講スタート
STEP4

受講開始できます

  1. * 振込依頼メールに記載の口座へ4月1日~10日にお振込みをお願い致します。
  2. * 振込確認後事務局から1週間を目安にIDを発行、メールにてお送り致します。
  3. * 振込後、2週間経過してもIDが届かない際はお手数ですが、neurophys1@ML.chiba-u.jpまでご連絡をお願い致します。
  4. * 「contact-ms@cbtmsp.com」からのメールを受信できる様、ドメイン設定を解除して頂くか、受信リストに追加をお願い致します。

Q&Aよくある質問

「メンタルサポート医療人」認定の必要要件に照らし、認定が得られない場合があることがあるとの事ですが、具体的にはどのような場合でしょうか。
下記が認定要件です。こちらに当てはまらない場合、認定が得られないことがあります。
①医師、歯科医師、薬剤師、看護師、公認心理師、精神保健福祉士、作業療法士、学校教諭などメンタルヘルス支援に携わる者
②「メンタルヘルスサポート学特論」の15コンテンツ、「メンタルヘルスエクセルシオール(症例検討)演習」15コンテンツを受講終了し、研修修了証を受けた者
③最低1症例の低強度の認知行動療法(原則、月1回30分で連続6回程度)を行い、終了後にアウトカムデータ(介入効果指標)を含む症例報告を提出し、メンタルヘルスの専門家から評価を受けた者(原則、開始時からスーパービジョンあるいはコンサルテーションを受けること)。
※①のメンタルヘルス支援に携わる者の該当する資格については、例として挙げられていない場合は、個別にお問い合わせください。

その上で認定が得られない場合の具体例としては、
A. コンテンツを視聴しているがレポート提出等をしていないため、研修修了証を受けていない者
B. 症例報告を出していない者等が考えられます。
症例報告について、6ヶ月間入院される方は非常に少ないので、3ヶ月間に半月毎に1回低強度の認知行動療法を行う方法でも認められますでしょうか。
症例報告は入院症例である必要はありません。月1回6カ月で合計6回というのはあくまでも目安ですので、3ヶ月間に半月毎に1回で合計6回の低強度の認知行動療法を行う方法でも問題ありません。
受講に際し症例報告は必須でしょうか。
症例報告はあくまで、「メンタルサポート医療人」認定に必要な要件の一つです。認定が必要でなければ、講義の受講のみということも可能です。
当カリキュラムは「メンタルヘルス支援」に関わる資格をお持ちでなくても、受講して頂けます。ただその一方で、受講後にメンタルサポート医療人の認定を受ける際にはメンタルヘルス支援に関わる資格が必要になってまいります。
資格認定の要件である、スーパービジョンをお願いする、スーパーバイザーの指定はありますか。
On the job trainingという形で、「最低1症例の低強度の認知行動療法を行う職場・施設」の現場の上司や先輩等にスーパービジョンあるいはコンサルテーションをご自身で受けて頂くことを想定しております。
高強度の認知行動療法でのスーパービジョンとは性質も異なっており、スーパーバイザーの指定は特に行っておりません。
現在は、主に高齢者(要支援~要介護1-2)の方を対象に勤務しています。
職場にはメンタルヘルス・認知行動療法のスーパーバイズができる先生がいないのですが、受講は可能でしょうか。
受講は可能です。ただし、職場での低強度の認知行動療法の実施に際しては、職場(施設)内の了解、許可も必要と思います。その際に、スーパービジョンについても、職場の上司や先輩にご相談され、必要ならば、外部の専門家に相談するのがよろしいと存じます。
認定が受けられない場合は、学んだことをケアとして取り入れることはできませんか。
低強度の認知行動療法をセルフ・ケア(自分自身のこころの健康づくり)として活用することが可能と思います。
eラーニング受講に際して必要なpc環境を教えてください。
OS= Windows 7以降
ブラウザ= Internet Explorer 11.0以上、Google Chrome 最新版
OS=MacOS 10.12以上
ブラウザ= Safari 最新版、 FireFox 最新版、 Google Chrome 最新版では確認がとれております。
今後の開講予定時期はありますでしょうか。
今回の参加者数を鑑みて随時今後の募集を決定して参ります。