子どものストレスチェック
千葉県立高校生を対象としたICTを活用したWEB上でのストレスチェックについて

2021年6月5日


昨年度のコロナ禍での子どものメンタル不調の問題を受けて、今年度、千葉大学子どものこころの発達教育研究センターは、千葉県教育委員会様と連携し、千葉県立高校(121校、生徒数約10万人)に在籍される生徒様、保護者様のご理解、ご協力のもと、「高校生を対象としたICTを活用したWEB上でのストレスチェック(6月・9月・1月 計3回の予定)」を実施させていただきます。



保護者様におかれましては、WEB上でのご同意(あるいは紙媒体、プリントでのご同意)をお願いしているところが、WEB上の混雑のため、つながりにくくなっており、大変なご迷惑をおかけしておりまして、誠に申し訳ございません。

 (1)保護者様に、WEB上あるいは書面でご同意をいただきます一方で、生徒様に、WEB上でご同意をいただいた後で、ストレス
    チェックの質問項目にご回答いただきます。
    (保護者様は、ご同意をいただくのみで、アンケートへのご回答はございません)。
 (2)ストレスチェックの結果につきましては、生徒様ご自身のみがWEBでご確認いただくことにして、保護者様には、生徒様から、
    結果をお伝えしていただくことにいたしました。
    (保護者様からのご同意を確認できなかった場合、生徒様には、結果をフィードバックいたしません)。
 (3)保護者様のメールアドレスに返信メールが届かない、届いたID・パスワードでログインできないというお問い合わせをいただいて
    おりますが、保護者様のWEB上でのご同意につきましては、高校側でご確認いたたいだ上、ご同意が確認できない場合は、紙媒体、
    プリントでのご同意などに切り替えをさせていただいた上で、生徒様のストレスチェックを実施させていただきます。

以上、ご迷惑をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません。

今後とも、高校生を対象としたWEB上でのストレスチェックの趣旨にご理解の上、ご協力いただけますように、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

千葉大学子どものこころの発達教育研究センター 清水栄司


【子どものストレスチェック制度社会実装・実践研究】
   

以下のような社会実装・実践研究に取り組みたいと考えております。


基本コンセプト

労働安全衛生法に基づく職場のストレスチェック制度を参考に、子どものストレス(心理的負担)の程度を把握する(学校保健安全法などを根拠とする)
小学校高学年、中学校、高校を対象とする
メンタル不調の未然防止の一次予防の強化を目的とする(うつ病などの早期発見の二次予防の目的ではない)
子ども本人および保護者にフィードバックを行い、ストレスへの気づきを促す
学校ごとの集団ごとに集計、分析し、フィードバックをし、学校の環境を改善できるようにする
本人および保護者の申し出により医師、公認心理師(スクールカウンセラー)、養護教諭等)による面接指導につなげる(学校医の業務拡大の検討)
GIGAスクール構想により、質問紙回答以外にも、電磁的回答方法も検討


活動内容

(1)PSIの質問項目の使用(日本認知・行動療法学会でパブリックコメントを受付)
『PSI(Public Health Research Foundation Type Stress Inventory)
小学生用・中学生用・高校生用 パブリックヘルスリサーチセンター版 ストレス インベントリー』
著  者:坂野雄二、岡安孝弘、嶋田洋徳
検査対象:小学生用(小4~小6)、中学生用(中1~中3)、高校生用(高1~高3)
実施時間:約10分
PSIの質問項目(小中高)を子どものストレスチェック制度で用いる (著者ら、出版社のご協力により、質問項目に関しては、公益的に無償で使用可能。 なお、PSIの出版権は実務教育出版が保有しており、現在販売中である)
⇒教員、教育学研究者、医師(小児科、精神科等)、医学研究者、心理職、心理学研究者、教育委員会、医師会、文科省、厚労省での幅広い意見交換、複数の学会(学術団体)から、パブリックコメントなどを頂戴する
⇒社会実装(学校現場で年1回いじめアンケートと同様に使用)を目指す

(2)協力を得られた学校、教育委員会での倫理審査承認後の本人、保護者への十分な説明と同意の後の質問紙調査の実施方法の検討(研究を行いたい研究者に倫理審査手続きについての支援を行う)

(3)本人および保護者へのフィードバックの実施の検討
PSIの尺度構成:上位尺度
SR:ストレス反応(心身の不調)、身体的反応(高校生は無し)、抑うつ・不安、不機嫌・怒り、無力感
ST:ストレッサー(ストレスの原因):教師との関係、友人関係、学業(高校生は進路を追加)
SS:ソーシャルサポート(周りからの援助):父親、母親については、親として可)、担任、友人
以上から、高ストレス状態か、そうでないか、面接指導を要するか、そうでないかをフィードバックする

(4)学校集団へのフィードバックの実施方法の検討

(5)申し出があった場合の、医師、公認心理師(スクールカウンセラー)、養護教諭、による面接指導につなげる方法の検討

(6)子どものストレスチェック制度(案)の運用に関する教育研修の研究

以上

【PSI質問用紙】 ※ここから表示・ダウンロードができます。
   
【お問い合わせ先】

〒260-8670 千葉市中央区亥鼻1-8-1
千葉大学子どものこころの発達教育研究センター
清水栄司(chibarccmd@ML.chiba-u.jp)

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