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「第5回産婦人科診療レベルアップセミナー」のご報告

2010/03/02

 千葉大学産婦人科(婦人科・周産期母性科)では、初期・後期臨床研修医を対象に、研修プログラム内では充足できない課題を徹底学習してもらうため、「臨床研修医のための産婦人科診療実践セミナー(レベルアップセミナー)」を定期的に開催しています。
 第5回の今回は、「ウエットラボと器械分娩」という欲張りなテーマでした。初期研修医8名(1年5名、2年3名)と後期研修医2名の計10名が参加してくれました。セミナーの前半は、腹腔鏡下での縫合やパワーソースの使い方についての講義、ならびに吸引分娩・鉗子分娩の基本解説DVDの供覧でした。後半では、豚の内臓を使ったウェットラボトレーニング、豚の皮膚を使った真皮縫合練習、および吸引分娩・鉗子分娩手技について産科救急プログラム"ALSO"に基づいたシナリオ演習を行いました。
 全員が熱心に課題に取り組んでくれて大変充実したセミナーとなりました。またセミナー終了後は、病院展望レストランで新たな参加者を加え、情報交換会を開催しました。

 以下に当日のプログラムを紹介します。

日 時 平成22年2月20日(土) 13時から17時まで
会 場 千葉大学医学部附属病院第2講堂、シミュレーションセンター
テーマ 「ウエットラボと器械分娩」

プログラム

13:00-13:05 開会・オリエンテーション
13:05-13:45

「腹腔鏡手術のパワーソースの使い方(実際の手術症例から)」
 石川博士(千葉大学病院婦人科)

13:45-14:25

「吸引分娩・鉗子分娩の基本解説(DVD上映)」
 長田久夫(千葉大学病院周産期母性科)

14:25-14:40 休憩
14:40-16:50 「シミュレーターを用いた体験学習」
 1) ドライラボ中級編&ウェットラボトレーニング
   -新しいパワーソースを使ってみよう-
   インストラクター:石川
     2) 専用模型を用いた吸引分娩・鉗子分娩手技の演習
   インストラクター:長田、川野
16:50-17:00 総括・閉会