Patient患者の皆様へ

みなさんは「診療参加型臨床実習」という言葉を知っているでしょうか

診療参加型実習とは

いわゆる「医学生の病院実習」なのですが、医学生が医療者の一員として診療チームに参加し、実際の診療の一部を担当することを指します。
「病院実習」というと「先生の後ろに立っている」というイメージがあるかもしれませんが、いまは違います。

診療現場を見学するだけでなく、医師の初学者として実際に患者さんに接して診療に携わり、医師としての職業的な知識・思考法・技能・態度の基本的な内容を学ぶのです。

2021年に医師法が改正され,これまで許されていなかった、採血などの医行為が法的にも可能となりました。

実習風景

このことにより、医学生がより積極的に診療参加することができますが、
そのために千葉大学医学部では次のような教育プログラムを準備しています。

01臨床実習の目標
患者ケアのための診療技能の修得
02今までの臨床実習
診療参加型は、診療チームに参加して、診療を「実践」
03診療参加型臨床実習
医学生も研修医の様に診療業務に協力
04千葉大学の
診療参加型臨床実習
3週間ごとに各診療科をローテート
05医学生の医行為について
医学生が実施できる医行為 = 薬の処方以外の医行為 (指導医の監督下)

臨床実習前教育

千葉大学医学部では卒業時に医学生が達成しておくべき目標として、Ⅰ 倫理観とプロフェッショナリズム、Ⅱ コミュニケーション、Ⅲ 医学とそれに関連する領域の知識と応用、Ⅳ 診療の実践、Ⅴ 社会と医療、Ⅵ 科学的探究を掲げています。

4年次後半から6年次にかけての臨床実習を通じて、実践的な医学知識、技能を学びますが、その前の1年次~4年次前半でも医学知識、技能の基礎となる様々な授業が行われています。