千葉大学大学院医学研究院
臓器制御外科学
千葉大学医学部附属病院
肝胆膵外科・乳腺外科
「外科医」といっても、様々な外科医が存在します。どのような場所で、何をテーマに、患者と向き合うのか。まだ皆様の中には定まっていない方も多いのではないかと思います。千葉大学臓器制御外科学では、多様な先輩方が様々な場所で、それぞれの熱い思いで治療や研究にあたっており、多くの出会いのもと多様な学びの機会を提供できるような環境を整えています。
一時的に見た医局見学での雰囲気では分からない、臓器制御外科学の特長と魅力を、このページではお伝えします。
千葉大学臓器制御外科学は、肝胆膵外科、乳腺外科と大学で担当している領域は非常に専門性の高い領域でありますが、「Department of General Surgery」という当教室の英語標記にも現れている通り、最終的には総合的な力が身につくような研修システムのもと多くの先輩方がバランスの取れた外科医になれるようサポートします。
千葉県を中心に東京都、神奈川県、埼玉県、栃木県等に存在する多くの地域中核病院を関連病院に持つ非常に巨大な組織を統括するとともに、大学病院では日本をリードするハイボリュームな手術件数を誇りつつ基礎研究も活発に行ない、それぞれの業績を世界に発信し続けている医局です。もちろん、研修する病院の選択などにおいて、出身大学による制約などは一切ありません。
あなたが思い描くどのような外科医像にも応えられるだけの組織であり、まだぼんやりとしかイメージが出来ていないとしても、将来像の幅を決して狭めることのない環境が整っています。
General Surgery Training(GST)の 前期研修4年間では、1年目に6-8ヶ月間の大学病院での外科研修を行った後、関連病院での外科研修を4-6ヶ月間受けます。
前期研修2年目には関連病院において、全ての領域の一般外科研修(消化器外科を中心とした)を受けます。関連病院は地域の中核をなす病院を中心に千葉県内外に多数あります(詳しくはこちらを御覧ください)。3年目から4年目の2年間は、関連病院において一般外科研修,あるいは乳腺外科選択希望の場合は乳腺外科専門研修を受けます.原則として1年間ごとに病院を移動して受けます。この前期研修4年間で日本外科学会の外科専門医を取得するための手術症例経験を充分に満たすことができ、前期研修終了時に外科専門医を取得します。
Academic Surgery Training(AST)は主に臨床系大学院生として大学病院で肝胆膵外科あるいは乳腺甲状腺外科の臨床に従事しながら、助教以上の教官の指導の下に臨床研究を行います。終了時までに英文論文を仕上げて、その間、国内国外の学会発表を行います。またその後のsubspeciality専門医取得および将来の外科指導医資格取得に必要な論文(邦文含めて)を作成するように指導します。希望する場合には、大学院の4年間において基礎系教室で基礎研究に2年間従事することも可能です。大学院期間には臨床外科医として必要最低限の臨床での科学的姿勢および臨床研究方法を身につけるとともに、大学院卒業時には学位(医学博士)の取得ができます。
Advanced Subspeciality Surgery Training(ASST)としての研修2年間では、再び関連病院での外科研修のblush-upとして、副医長(時に医長)レベルのスタッフとして勤務し、ここで外科各領域のsubspeciality専門医(消化器外科専門医、乳腺専門医)の取得ができるレベルに到達します。
*1 初期研修終了後の医師3年目から入局を受け入れていますが,医師4年目以降の先生も随時受け入れています.
*2 乳腺外科志望の先生は,必要十分な一般外科研修(目安としては外科専門医取得に必要な症例経験が得られる関連病院での研修1年目程度)の終了後には,関連病院での乳腺外科専門研修を選択することもできます.
*3 学位取得から後期研修の時期に合わせて,海外留学による臨床・基礎研究経験を積むことも可能です.
このページで紹介したことは、臓器制御外科学のごくごく一部にすぎません。実際に働いている医師の声や、もう少し細かいことなどを紹介する医局説明会を予定しています。もちろん医局見学も随時受け付けております。
教室ホームページで紹介してゆきます。
臓器制御外科学医局説明会は終了しましたが、医局見学は随時受け付けております!またご相談がある場合もご気軽に下記フォームよりご連絡ください。
連絡先:wellithgarden (ここにアットマーク)yahoo.co.jp [医局長:鈴木大亮(すずきだいすけ)] |