将来の方向性
施設運営の将来においては、限られた収容キャパシティと利用者の利便性とのバ
ランスを最適化し、研究成果と教育効果の最大化を目指します。加えて、科学的
根拠に基づく動物福祉の向上を重視し、3Rs原則の徹底と実験代替法の推進に努
めます。
近年の国際的動向を踏まえると、疾患モデルオルガノイドなどの代替手法の活用
によって、将来的に動物使用を必要最小限に抑える方向性も重要と考えています。
この課題に取り組むためには、個々の利用者にとどまらず、部局レベルでの密接
な情報共有と連携が不可欠です。今後も施設運営に携わる教員・スタッフの皆様
と協働し、医・薬・生命科学分野の研究教育を支える基盤として、持続可能な動
物施設環境の整備に尽力いたします。