千葉大学大学院医学研究院神経科学部門 神経生物学
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医学部学生用です。講義のシラバスなどを随時載せていきます。
担当は山口淳(准教授)です。

1. 「神経科学」ユニット
神経解剖学の講義と実習です。
3年生(34コマ)および2年生(2コマの総論)対象:講議24コマ、実習12コマ(1コマ 100分)
ユニットの概要
ヒト中枢神経系の構造を高次脳機能と関連付けながら理解する。

ユニットの学習目標
   
一般目標
  ヒト中枢神経系の構造と機能を理解し,機能障害について臨床的事項と関連させながら理解する。

個別目標
  1)
神経細胞の形態的特長とその機能的意義を説明できる。神経細胞間の結合様式とその機能を説明できる。グリア細胞の種類と形態,機能的意義を説明できる。

2) 髄膜の種類と構造を説明できる。脳脊髄液,脳室系の機能と構造を説明できる。中枢神経系の血液供給システムを理解し,その障害による機能不全を説明できる。

3) 脊髄の組織学的構造を説明できる。上行路と下行路の種類と局在を説明できる。損傷による機能不全を説明できる。

4) 交感および副交感神経の支配核を説明できる。脳神経を運動,感覚に分類して,それぞれの機能,支配核を説明できる。

5) 小脳皮質の構造と機能,小脳核の構造と機能を理解し,他の部位との線維連絡について説明できる。

6) 視覚伝導路の構造とその中継核の構造と機能を説明できる。聴覚伝導路の構造とその中継核の構造と機能を説明できる。

7) 視床の亜核の構造と機能および線維連絡について説明できる。視床下部の構造と機能を説明できる。

8) 大脳基底核の構造と運動調節における機能を説明できる。機能障害について説明できる。辺縁系の構造と機能を説明できる。

9) 皮質の組織学的構造を理解し,機能の局在性を説明できる。
 
7)評  価  法
  論述あるいはCBT形式,課題レポート提出による総合評価

2. 「基礎医学ゼミ」神経診断学に役立つ神経解剖学について講議(5コマ担当)。
神経局在診断ができるようになることが到達目標です。
3. 「基礎配属」医学科3年次1ヶ月間、実際に研究を体験してもらいます。
基本的には大学院生と同じ扱いで、手伝いではなく、自分の研究として自立的に進めていってもらうよう、指導しています。ただ1ヶ月で研究について知ることはできません。実際にはこの期間の後も研究室で研究を続けている学生が増えてきています。科学の目を養うためには、無理なく継続的に研究活動を続けることが重要です。



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