スタッフ紹介

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生水真紀夫

患者のみなさまへ

小児期・思春期女性や更年期女性の診療を担当しています。性器奇形や思春期早発症、初経の遅れ・無月経、原因不明の出血、不定愁訴や月経前症候群など診断や治療に難渋している方の相談や診療を受け付けています。診断がつかず困っている、稀な病気で受け入れ先が見当たらないなどがあればご相談下さい。

研究者のみなさまへ

2022年4月から、千葉大学真菌医学研究センターに籍をおいて「進化生殖学」の研究を続けています。これまで長年に渡って、内分泌学・生殖医学の立場から、ホルモンの仕組みについて考えてきました。内分泌学・生殖医学の立場という意味は、最終的に「ヒト」を理解することを目指す、治療に生かし患者さんに貢献することを目指す科学という意味です。この「ヒト」を理解するアプローチとしては、ヒト以外の種と比較する、すなわち比較内分泌学があります。わたしは、この比較内分泌にさらに時間の概念を加えた視点、すなわち「進化」の視点も加味して種を比較することが有用だと考え、「進化生殖学」と標榜して研究を進めることにしました。

これまでとこれから

これまでに、アロマターゼ欠損症・アロマターゼ過剰症、プロラクチン受容体欠損症の発見に関わってきました。この発見を通じてアロマターゼやプロラクチンの役割について、新たな気づきを得ることができました。さらに驚いたのは、この新たな発見とおもったことは、「進化」の視点からは至極当然なことであると気づいたことです。一緒に、議論したい、研究したいなどがあれば声をかけて下さい。「診断のつかない患者さんがいる」「稀な病気の患者さんをみた」などあればご相談下さい。一緒に考え、論文化に向けてお手伝いします。