研究紹介・研究成果

千葉大学大学院医学研究院の山本健助教らの研究グループは、15歳以下のこどものアレルギー性鼻炎において、原因となるダニやスギ花粉に反応する特定の免疫細胞が、鼻症状の強さと密接に関連することを明らかにしました。これまで、アレルギーの原因を調べる検査として「アレルゲン特異的IgE」や「スキンプリックテスト」などが広く用いられてきましたが、その値は必ずしも症状の強さと一致しません。本研究では、血液中のアレルゲンに反応するT細胞を測定する新たな解析方法を用いることで、従来の検査では捉えにくかった症状の程度に関連する免疫反応を検出しました。本成果は、将来的にアレルギー性鼻炎の病状評価や治療効果の判定精度の向上などにつながる可能性があります。
本研究成果は、2026年10月15日に国際学術誌Pediatric Allergy and Immunologyに公開されました。
(論文はこちら: 10.1111/pai.70509)