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歯1本のみを用いた個人識別の可能性

日本は、災害多発国であり、毎年多くの方が亡くなっています。また、死因究明先進国に比べ、身元不明死体数が多いという現状を抱えています。

そこで、歯科医師である私は、「歯1本から何がどこまで分かるのか」を追求したいと考えています。もちろん、指紋、DNA型、歯科の治療痕により身元を特定することはできますが、全く推定できないこともあります。そこで、歯1本を用いて、ラセミ化測定や放射性同位体測定により年齢推定を行います。

さらに、歯の残りの部分からDNA型の判定を行います。最終的には、「歯1本で何をどこまで行うことが可能か、それらの結果からどのようなことが分かるのか」を研究していきたいと考えています。

担当者:斉藤久子