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ヒトの組織の力学的特性に関する研究

現在、頭蓋骨や胸骨の力学的特性を研究しております。頭蓋骨は脳を、胸骨は心臓や呼吸器を守る形を取っており、どちらも骨折した場合に致命的な合併症が生じることが充分考えられます。解剖中に骨片を採取し、試験器を用いて力学的特性を分析しております。写真は三点曲げ試験を行い、骨の検体の曲げ強度を測定しているところです。 今後は他の骨の強度の分析も行い、更には皮膚、硬膜、心膜等別の組織に関しても特性を調査していこうと考えております。本研究の最終目標は、組織の変化所見からどのような力がどのような方向に働いたのかを計算できるようにし、その計算が法医学的調査に役立つようにすることです。

担当者:鳥光 優