臨床研究

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収縮障害性心不全患者における心筋CD26発現レベルと心不全病態との関連

2016/09/15

現在、循環器内科では、「収縮障害性心不全患者における心筋CD26発現レベルと心不全病態との関連」の研究を行っています。CD26は主にリンパ球に存在している分子です。また、CD26はDPP-4酵素活性を持っており、このDPP-4酵素活性をブロックする薬剤(DPP-4阻害薬)が糖尿病治療薬として、現在広く使われています。本研究は今後の治療に役立てることを目的に、この研究では収縮障害性心不全と診断された患者さんの診療情報などを利用させて頂きます。診療情報などがこの研究で何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。

研究課題名

収縮障害性心不全患者における心筋CD26発現レベルと心不全病態との関連

研究の意義・目的

ヒトの心筋組織のCD26発現レベルと心不全の臨床パラメータとの関連性を明らかにすることを目的とします。CD26発現レベルと臨床パラメータとの間に関連が見られると判明すれば、心不全に対する新たな治療方針を作り得る可能性や課題が明らかになることが期待されます。

研究の方法

平成18年6月から平成24年7月までの間に、当院において収縮障害性心不全と診断され、心筋生検を受けられた患者さんを対象に、心筋のCD26発現レベルと心不全臨床パラメータとの関連を後ろ向きに評価し、CD26発現レベルによる臨床パラメータの推移を比較検討します。

個人情報の取り扱いについて

本研究で得られた個人情報は、匿名化され外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、患者さんの氏名などは一切公表しないこととします。データ等は、千葉大学大学院医学研究院循環器内科学教室の鍵のかかる棚で保管します。

研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について

ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。


文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。

研究実施機関

千葉大学大学院医学研究院 循環器内科学

本件のお問合せ先

千葉大学大学院医学研究院 循環器内科学
講師 長谷川 洋
TEL:043(226)2559 内線 5264