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女性医師の活躍

当科の女性医師

男女共同参画、ライフワークバランスなど女性の仕事継続に注目が集まるようになって久しいですが、当科では多くの女性医師が所属しています。

様々な経歴、目標と向上心を持って、日々前進している当科の女性医師をご紹介します。

多様性に富む女性ならではの生き方を理解し支えてくれる当科で、是非一緒に働き、勉強しませんか?


西 智子 富山医科薬科大学卒業、千葉大学大学院卒業

日本内科学会認定医
日本心エコー図学会 SHD心エコー図認証医
日本心臓血管麻酔学会 日本周術期経食道心エコー認定(JB-POT認定)試験合格

大学卒業後の研修・勤務経過

2008年に大学卒業後、千葉大学病院と松戸市立病院で初期臨床研修を行いました。2010年に当科に入局し、初年度は千葉社会保険病院、2年目は千葉県循環器病センターで後期研修を行いました。2012年に千葉大学大学院に入学し、心臓超音波を専門として、多くの症例を経験しました。入局同期の仲間は仕事面、プライベート面でも深いつながりがあり、とても心強い存在です。また大学院在学中、東京ベイ浦安市川医療センターで半年間心エコーを修練し、心エコーの知見をさらに深めることができました。2016年大学院卒業後、夫の留学に合わせて米国スタンフォードに渡米し、2018年2月よりスタンフォード大学循環器内科で心エコーを専門としているDr. Haddad の研究室で臨床研究を行なっています。

循環器内科、心臓超音波を選択した理由

学生時代は将来産婦人科医になるつもりで、いろいろな施設を見学に行くほどのやる気でしたが、絶え間なく動き続ける動的な臓器である心臓に魅了され3年目からは循環器内科を選択しました。特に心エコー画像は興味深く、当時は心筋や弁の動きを見て心臓の血流を想像するだけで面白いなと思っていました。今でもその感覚は残っており、現在も心エコーの研究に従事していますが、好きだから続けていけるのだと思います。また、大学で深めた心エコーの知識と技術が今のアメリカでの私の自信を支えてくれています。

メッセージ

循環器内科は重症例や急変が多く、医師の早急な判断や治療を求められるハードな診療科ですが、適切な対応により患者さんは元気に退院し、非常にやりがいのある仕事だと思います。
当科に入局後、一般病院では緊急症例や一般循環器診療に従事し基礎を作り上げ、大学病院では稀な疾患や超重症例の診療に携わり、より知見を深めることができました。このように幅広く診療できたのは入局したメリットだと思います。 
女性医師が仕事を続けて行くには、まだまだ環境の整備が必要ではあると思いますが、当科はいろいろな働き方の選択肢があると思いますので、躊躇せず飛び込んでみてください。


仲野 美代 大分大学卒業、千葉大学大学院卒業

日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
 
私は大分大学を卒業し、平成25年に出身地の千葉県に戻り、当科に入局いたしました。千葉県救急医療センター、千葉県循環器病センターにて研修後に帰局し、不整脈グループに在籍しております。循環器内科に対しては、緊急手術が多く、体力が必要なイメージであり、被爆もするし、女性でも大丈夫かと心配もありました。
しかし、生活習慣病の管理から重症心不全まで多岐にわたる領域であり、患者さん一人ひとりの人生にかかわるやりがいのある仕事であると感じ、当科入局を決めました。現在は不整脈に関連する疾患を中心に外来や手術に取り組む毎日であり、大学病院ならではの最新のデバイスやテクノロジーに触れることができ、刺激と興奮に満ちた充実した日々を送っております。もちろん体力的には男性医師よりは劣りますが、困ったことなどすぐに相談できる上司や同僚にも恵まれていると感じております。
私の夫は神経内科医で、同じ大学病院勤務です。お互いの仕事を理解し、家庭と仕事の両立はできていると感じております。私はまだ子供がいないので、様々な研修や国際学会にも積極的に参加させて頂いております。また、不整脈グループでは、定期的に家族ぐるみでバーベキューや親睦会を行ったり、専門医に合格した時は指導医の先生や後輩が祝ってくれたり、公私ともに御世話になっております。
そのような環境だからこそ、夫も私の仕事を理解し、協力してくれていると思います。女性で循環器医の道に進むには多少不安もあると思いますが、当科には信頼できる男性医師と何でも相談できる女性医師がたくさんおり、とても働きやすい環境だと感じております。私の話が、当科の入局を考えている方に少しでも参考になれば幸いです。


江口 紀子 千葉大学卒業

日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本心臓血管麻酔学会 日本周術期経食道心エコー認定(JB-POT認定)試験合格

千葉大学を卒業後、都内の病院で2年間の初期研修を積みました。卒後3年目に当科へ入局し、千葉県循環器病センターで1年、その後君津中央病院で1年循環器内科医として勤務後、卒後5年目で帰局し大学院へ入学しました。大学では1年間の病棟業務を経て、その後は心臓超音波検査を勉強しています。その間千葉大での勤務を続けつつ、1年間慶應大学で心エコー研修の機会を頂くことができました。
心臓という拍動するこの臓器を、私たちは超音波を通して観察したり、電気的な活動を捉えたり、カテーテルや生理学的なアプローチなど様々な観点から評価し治療しています。入局してから一般病院での2年間は様々な心疾患の患者さんと向き合い、帰局してからは各専門分野の最先端を垣間見つつ、自分の専門分野の勉強に勤しんでいます。また近年ではハートチームという概念が注目されていますが、そこでは循環器内科の枠を超えて心臓外科や麻酔科、他のコメディカルとの交流も多く非常に刺激を受けています。
プライベートでは、卒後7年目に第一子を出産しました。出産後2か月で段階的に職場復帰し、産後4か月目でフルタイム勤務へ復帰しました。
循環器内科を選択するにあたっては、正直かなり迷いました。循環器疾患への興味の一方で、ワークライフバランスなどへの不安もありましたが、ひとまずやりたいことをやってみて、生活に大きな変化が出そうであればその時に考えようという結論に最終的に至りました。
実際に入局後、結婚・出産という変化が訪れるのですが、医局の先生方はその都度柔軟に対応して下さいました。将来のことはなかなか予想がつきませんが、今もし循環器内科に興味があるのであれば、まずは飛び込んでみてはいかがでしょうか。どのような道を選ぶにしろ多様な選択肢をよしとしてもらえる風土が当科にはあると思います。


木下 真己子 千葉大学卒業

日本内科学会認定医・総合内科専門医
 
私は千葉大学を卒業後、東京の病院で初期研修を行い、当科に入局させていただきました。二年間関連病院で働き、その後は多くの同期が大学院に進む中、私は出産を機に、元々興味のあった地域の病院で働くことを選びました。しばらくして主人の留学に付いてカナダに渡り、二年半あっという間でしたが、様々な出会いがあり、貴重な体験ができました。向こうで知り合った日本人医師のおかげでトロント総合病院でのオブザーバーの機会を頂くこともできました。また、カナダでの出産も医師として患者として忘れられない経験です。
帰国後は三人の子供の育児に追われながら、周囲の協力のおかげで引き続き地域医療に貢献すべく細々と働いておりましたが、平成三十年十月からは教授や医局長を初めとする諸先生方の御厚意で週に何度か大学病院の心エコー室で勉強させていただいております。稀な病気や最先端治療を勉強熱心で優秀な先生方の傍らで拝見することができ、やりがいを感じています。 私の経歴はやや特殊で、様々な方とのありがたいご縁があったおかげですので、この場をお借りして感謝申し上げます。入局を考えて下さっている先生方にとって少しでも参考になれば幸いです。 先生方の入局お待ちしています!


佐々木 晴香 千葉大学卒業

日本超音波学会専門医
日本心エコー図学会  SHD心エコー認証医
日本心臓血管麻酔学会 日本周術期経食道心エコー認定(JB-POT認定)試験合格
日本内科学会認定医
 
私は2011年に千葉大学医学部を卒業し、君津中央病院で2年間の初期研修を行い、引き続き循環器内科で後期研修を2年間行いました。その中で、心エコーを通して他科の先生と議論する機会が多く、特に心臓外科手術症例では患者さんの病態を把握するにあたり、エコーでの評価が前提となることが多く、心エコーをもっと勉強したいと考えるようになりました。
2015年4月から3年間、榊原記念病院の内科専修医として心エコーを中心に研修を行い、毎日多くの症例を経験しました。自分の撮った心エコーの画像やそれに基づく解析の値を元に、外科医や麻酔科医と話合いを行い、患者さんの術式や治療のゴールを決定するといったことを繰り返し経験し、エコー医としての責任を痛感する機会が増えました。
患者さんに適切な治療を提供するためには、エコーのスキルを磨くことはもちろん、エコー評価の方法、それぞれの治療を選択した際の予後、外科手術に関する正確な知識を持ち続けることが必要であると強く感じました。そのような経験を積む中で、正確な情報や知識を自分の中に取り込むために、一度臨床の割合を減らし、統計など新たな分野の勉強をしたり、新しい知識を持ち続けるための勉強方法などを検討したりしたいと思い、母校である千葉大学大学院への進学を決めました。
現在は大学病院の心エコー室で業務を行いながら、大学院授業を受講しています。以前よりもひとつの症例に割く時間が増え、これまで当たり前に思っていた知識を裏付ける論文を確認したり、なんとなくの感覚で考えていたことを裏付ける資料を確認したりと、いままで自分が溜め込んだ感覚や知識を系統立てて整理する機会になっています。各分野のスペシャリストの先生方にもご指導頂き、循環器内科の中での心エコーの役割をもう一度考えることができています。
私生活においては大学院進学後に出産を経験しました。当科の先生方は男女問わず家族を大切にされている方が多く、妊娠中は自分自身以上に周りから気遣いを頂き、無事に産休まで働くことができました。幸運なことにエコー室には共に働く女医が増えており、今度は他の先生方が私生活と仕事の両立に困ることがないように協力していきたいと思っています。


高橋 愛 秋田大学卒業

日本内科学会認定医
 
私は秋田大学を卒業し、地元にある多摩南部地域病院で初期研修を行いました。当初は他科を考えていたのですが、循環器のダイナミックに変動しかつ理論的で繊細な診療を要する2面性に魅了され当科に入局しました。千葉県救急医療センター、千葉ろうさい病院で後期研修を行い、平成30年に大学院入学と同時に帰局しました。最近まで1年間の病棟業務に従事していましたが、当院では超重症心不全や外科的治療を要する多彩な症例も多く、適切な治療のためにはエコーの正確な診断技術は不可欠でありその重要性とやりがいを改めて実感しました。現在は将来エコーを専門とするためにエコー室の先生方や技師さんたちの元研鑽を積んでおり、楽しくかつ充実した日々を送っています。また近日、更なる症例経験および研究のために他院に勉強に通わせて頂くこととなっており、希望を受け入れ柔軟に対応してくださった医局の先生方には感謝しております。
循環器内科は比較的ハードワークが必要とされる科ですが、その分患者さんが良くなった時に感じるやりがいは強く選んで良かったと思える科です。その中でも当科は高い技術を持つ各専門のチームがあり、どのような時も相談に乗ってくださる先生方ばかりで安心して診療を行うことができます。また先輩方が書かれている通り女性医師も働きやすい環境があり、将来のワークバランスを不安に感じている方にもお勧めできる医局だと思います。少しでも私の話が迷っている皆様の参考になれば幸いです。先生方の入局をお待ちしております。


八島 聡美 千葉大学卒業

 
私は千葉ろうさい病院と千葉大学医学部附属病院で初期研修を終えたのち当科へ入局いたしました。入局後は千葉県循環器病センター、千葉ろうさい病院で後期研修医として2年間勉強させていただき、現在は千葉大学医学部附属病院で病棟業務に従事し最先端の医療に触れる傍ら、将来専門にしたいと考えている心エコーについて学んでいます。
循環器内科の魅力はダイナミックさと細やかさの双方を大事にする診療内容にあると考えています。心筋梗塞などの緊急性が高く生死に直結するような疾患においては瞬間瞬間の厳しさを実感すると共に、患者様が元気に退院されたときには大きな充足感を得られます。一方で、高齢化社会に伴って増加している末期心不全などの慢性期医療においては、患者様の希望に寄り添った繊細な治療提供が必要となります。単一臓器ながら幅の広い診療内容に、日々大いにやりがいを感じております。
また将来の専門として選択した心エコーは非侵襲的でベッドサイドでも行える簡便な手技ですが、再現性のある画像の記録やその読影などで専門性を要求される大変奥深い検査であり、その結果が手術を含めた治療方針を左右することも少なくありません。近年ではTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)等先進治療の現場にも参加するなど活躍の場が広がっていることにも大変魅力を感じております。
当科は治療部門でも冠疾患や不整脈など専門グループの先生方がおられ、日々の診療で迷うことがあった際に相談させていただいております。どの先生も気さくかつ丁寧にご教授くださり、難しい症例に取り組むことの多い大学病院でも安心して診療に当たることができています。先生方の当科へのご加入をお待ちしております。


大門 道子 千葉大学卒業、千葉大学大学院卒業

日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本核医学会専門医
PET核医学認定医
 
私は千葉大学卒業後、旧第三内科、今の当科、循環器内科に直接入局しました。同期は14人ですが、女性は私1人です。みんないつも助けて支えてくれました。1年目は千葉大学病院で研修医として働き、他の内科もローテート、その後は関連病院の国立佐倉病院、千葉県循環器病センターで研修を積みました。帰局後は画像診断の中でもPositron Emission Tomography (PET)に興味を持ち、専攻しました。千葉大学循環器内科のPET分野の歴史は古く、日本でPET検査が導入された当初より当科では心臓検査が始められました。当科の多くの先輩方がこの先進分野で研究・活躍されていたことも、選択の一助となりました。また、その後当院で新しい機器での心臓MRI検査が始まるに当たり、こちらにも従事・担当させていただきました。どちらも日本では施行されている施設が当初少なく、日々検査に携わり、解析、読影を必死でやってきました。2008年より大学外来診療も受け持ち、現在は、非虚血性心筋症の専門外来と、サルコイドーシスの専門外来を担当しています。
私生活においては、卒後4年目に結婚、同業の夫のアメリカ、クリーブランドクリニックへの留学について行きました。夫の帰国時期に合わせ、出産予定日直前に大きなお腹を抱えて帰国便に乗り込んだのが懐かしい思い出です。出産後3ヶ月で仕事復帰しました。前小室教授、現小林教授のご理解と温かいご支援の元、仕事をやめることなく、今までやってきました。
仕事継続という観点におきましては、 男女を問わず、必要なのは「やる気」だと思います。しかし、今の日本では女性は生きていく上で様々な選択肢を迫られる機会が多いのが、概して男性と異なる点です。頑張っているのに、仕事を続けたいのに、家庭や育児、介護を考えてやりたい仕事を諦める女性医師が今もいることは大変残念です。 肝心なのはコミュニケーションと思いやりですが、一生懸命やっていれば応援・サポートしてくれるスタッフと仲間、環境が当科にはあります。是非、当科に入局しませんか?