臨床研究

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房室結節回帰性頻拍に対するクライオアブレーションにおける治療成功部位や有効冷却指標に関する後ろ向き観察研究

2018/11/07

患者の皆様へ

研究課題名

「房室結節回帰性頻拍に対するクライオアブレーションにおける治療成功部位や有効冷却指標に関する後ろ向き観察研究」

本研究は、千葉大学大学院医学研究院倫理審査委員会の審査により承認を得て行っている研究です。

当院では、房室結節回帰性頻拍に対しては、従来の高周波アブレーションと比較して、注意すべき合併症の一つであります房室ブロックのリスクが極めて低い、冷凍カテーテルアブレーション(クライオアブレーション)を積極的に行っています。平成28年8月から平成32年3月までの間に当科で AVNRTに対し、クライオカテーテルを用いて通電し根治治療を得る、カテーテルアブレーション治療を行った患者様を対象にしています。治療に成功した冷却部位やその際に得られた心内心電図所見などを調査し、クライオアブレーションを現在より更に効率よく治療する方法を確立することを目的として実施します。
この研究により、従来の高周波アブレーションで行う場合との差を明確にすることで、より確実で効率の良いクライオアブレーションの治療戦略構築が可能になることが期待されます。

本研究における個人情報の扱いは以下のとおりです

  1. 本研究は過去の診療、治療データのみを収集する後ろ向き研究であり、本研究のために人体試料の採取は行いません。
  2. 受診者の皆様の個人情報を削除し、個人が全く分からない状態で千葉大学医学部附属病院循環器内科臨床研究室にてデータの分析を行います。
  3. 研究の成果は学会や学術雑誌等で公表する予定ですが、個人を特定できる情報を公表することはありません。
  4. 本研究の主任研究者及び分担研究者は、本研究に関する利益相反はありません。

本研究にご自身のデータが利用されることについてご同意いただけない場合や、本研究についてのお問い合わせにつきましては、下記までご連絡ください。


文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。

研究実施機関

千葉大学大学院医学研究院 不整脈先端治療学寄附講座

本件のお問合せ先

千葉大学大学院医学研究院 不整脈先端治療学寄附講座
医師 中野 正博
TEL:043(222)7171 内線 5276