「第2回地域のための指導医講習会in千葉」を開催しました。
日時 2023年7月2日(日)、 7月9日(日)の 2日間
開催地 千葉大学医学部(医学系総合研究棟)
対象者 医師臨床研修(卒後臨床研修)の地域医療研修など地域での臨床教育に携わっているもしくは携わる予定のある医師
受講者 医師23名

千葉大学大学院医学研究院は、ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業の中の一つの取り組みとして「第2回 地域のための指導医講習会 in 千葉」を開催しました。本講習会は、医師臨床研修の地域医療研修など地域での臨床教育に携わっている、もしくは携わる予定のある先生方を対象としました。
 当日は、地域の臨床現場から、実際に研修医の指導にあたっている研修担当の23名の先生方が参加いたしました。参加者は4グループに分かれ、研修の目標や方法について討議を行い、それぞれのグループが作成したプロダクトを発表し、全体討議を行いました。また、臨床の現場で研修医をどのように評価して、どのようにフィードバックをかけるかなど、効果的な臨床指導をめざした実践形式の研修も行いました。制約の大きい地域医療の臨床の現場で、いかに効率よく必要な指導をし、研修医が自ら考え学ぶ姿勢を身につけるかを議論することができました。指導医による指導が臨床研修の成果に大きく影響します。地域における臨床研修など、地域で実践される医療人育成をより魅力的にしていくために、今後もこのような講習会を続けていきます。

タスクフォース(7月2日)

参加者の様子

講習会の目標

 参加者は、卒後臨床研修の主旨に基づいた医師の養成を行うために、地域医療の臨床現場における効果的な臨床指導を実践し、地域での研修医の生涯学習を積極的に図る事のできることに加え、地域の臨床実習生に指導にも関わる指導医になることをゴールとします。
 講習会終了時に参加者は以下ができることを目標にします。

  1. 卒後臨床研修の目標である研修医が修得すべき臨床能力(コンピテンシー)を述べられる。
  2. 地域医療の臨床業務の中で、卒後臨床研修の目標を達成するための効果的な研修を計画できる。
  3. 個々の研修医に即した指導を行い、研修医の臨床技能の修得を促すことができる。
  4. 研修医の問題に関心を持ち、日常業務の一環として指導ができる。
  5. 千葉県の地域医療における卒後臨床研修の現状と諸問題を理解し、よりよい研修環境を積極的に構築することができる。

主催

千葉大学大学院医学研究院(ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業)