千葉大学大学院医学研究院
眼科学
千葉大学病院
眼科
初診受付 午前 8:30 ~ 午前 10:30
再診受付 午前 8:30 ~ 午前 10:30
電話番号 043-226-2282(外来直通)
眼科受診予定の患者さまへ
外来診察日につきましては千葉大学病院ホームページをご確認ください。
9診察室のうち、3-4室で一般外来を担当し後期研修医から中堅の医師が新来の患者さま・予約の患者さま(受け持ち患者さま)の診察・検査・処置・レーザー光凝固術やYAGレーザーなどの治療を行っております。また、経験のある医師が一般外来チーフとして一般外来での難症例や緊急の患者さまへの対応を行い、若手の医師のサポートをしております。また、教授もしくは講師が1室で診察を行っており、診断に苦慮する症例の診察や治療方針・手術術式の決定を行って一般外来担当医の相談を受けております。研修医は自らで一般外来患者を診察し、眼科的所見を取得し鑑別診断・治療方針を考えたうえで、一般外来チーフもしくは教授・講師にコンサルトして自らの臨床能力を高めております。網膜光凝固術や霰粒腫切開などの治療についても経験のある医師の指導のもと積極的に行っております。
専門外来は糖尿病・AMD(加齢性黄斑変性症)・緑内障・ぶどう膜・角膜・網膜変性・RVO(網膜静脈閉塞症)・腫瘍・斜視の各専門外来があり、眼科疾患をほぼ網羅しております。研修医は蛍光眼底造影、網膜電位図、視覚誘発電位などの検査にくわえて眼底直視下微小視野などの最先端の検査も中堅医師の指導を受けたうえで自らが責任を持って施行しております。また、専門外来担当医の診察につく形で専門外来にも参加し各疾患の診断・治療について修練を行っております。
千葉大眼科では例年多数の眼科手術を施行しており、手術件数は年々増加しています。平成25年度は1600件を数えました。内、硝子体手術は753件となります。
眼科治療における手術の果たす役割は非常に大きく、眼窩・眼瞼疾患、角膜疾患、白内障、緑内障、網膜硝子体疾患まで多岐にわたる疾患が手術治療によって治癒せしめることが可能となっています。眼科手術の歴史は常に進歩しており、現在でも新たな術式の開発と適応の拡大により、その重要性はますます大きなものとなっています。
近年、日々進歩する医学に伴い、眼科手術においても専門化、細分化した治療がおこなわれていますが、千葉大学では教室の専門である網膜硝子体手術を中心として、各分野の手術を精力的に行っております。網膜硝子体手術はこの10年間に最も著しく発展した分野であり、以前では治療不可能であった増殖糖尿病網膜症や増殖性硝子体網膜症といった難治性疾患の治療成績が千葉大では格段に向上しました。これにより以前は失明を免れ得なかった方々のクオリティオブビジョンを大きく改善することが可能となりました。また、抗血管内皮増殖因子を使用した加齢黄斑変性、増殖糖尿病網膜症、血管新生緑内障などに対する治療、無縫合硝子体手術などの新しい手術治療についても積極的に取り入れています。
硝子体手術に限らず、千葉大眼科では、大学病院眼科としての使命を果たすべく、最先端の医療を取り入れ、最善の努力をもって患者さまの治療にあたらせていただいております。