研究紹介・研究成果

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19May2026

胃がんの進行を促進する「危険領域」を特定! ― CCDC80陽性線維芽細胞による免疫抑制メカニズムの解明 ―

 千葉大学大学院医学研究院の顧文超特任准教授、復旦大学附属華山医院の莫少聡氏らの研究チームは、胃がん組織における腫瘍微小環境(TME)の空間的構造が、がんの進行および免疫療法への抵抗性にどのような影響を及ぼすかを明らかにするため、マウスおよびヒト胃がんの空間トランスクリプトーム解析に取り組みました。その結果、胃がんの組織内に「危険領域(Danger Zone)」が存在することを発見しました。この領域ではCCDC80陽性線維芽細胞ががんを攻撃する免疫細胞(CD8陽性T細胞)を捕らえて働きを弱め、免疫療法の効果を妨げていることが分かりました。今回の研究成果は、免疫療法が効きにくい胃がん患者の見分け方や、新たな治療法の開発につながると期待されます。
 本研究成果は、2026年3月7日に学術誌Apoptosisで公開されました。
(論文はこちら:10.1007/s10495-026-02287-1

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