我々は、“こども”を知りつくしたプロフェッショナルな外科医の集団です。
小児科・新生児科が“こども”の内科であるのに対し、小児外科は“こども”の外科です。
“こども”のからだは発育の途上にあり、発育に伴って機能も変化していきます。
“こども”の生理、疾患と病態、治療法に専門的知識をもった外科医、それが我々小児外科医です。
小児外科では新生児から15才までの小児の、主に手術を必要とする病気を担当しています。
対象疾患は、小児の一般外科、呼吸器疾患、消化器疾患、泌尿器疾患と多岐にわたりますが、大まかにまとめると次の3つとなります。
- 小児一般外科:鼠径ヘルニアや急性虫垂炎などの日常的な外科疾患の治療。
- 新生児外科疾患:先天性食道閉鎖症や横隔膜ヘルニア、鎖肛など、生まれつき消化管や呼吸器に異常がある新生児の治療。
- 小児固形腫瘍:神経芽腫や肝芽腫、卵巣腫瘍など、小児の主に胸や腹部にできる悪性腫瘍の治療。
詳しくは「対象となる疾患」のページをご覧ください。
当科の特色
- 千葉県内で最大の小児外科施設です。
- 1977年に診療科として発足し、日本の小児外科医療のパイオニアとなった施設のひとつです。
- 日本小児外科学会専門医制度の認定施設で、小児外科学会の指導医3名、
専門医1名が常勤しています。
- 24時間小児外科医が常駐しており、小児外科緊急疾患に対し365日24時間、
いつ何時でも対応しています。
- 消化管の内視鏡検査・治療においては、世界でもトップクラスの実績があります。
- 腹腔鏡や胸腔鏡を用いた低侵襲手術にも積極的に取り組んでおります。
- 小児固形腫瘍の治療においては長年の経験と実績があり、手術、化学療法、末梢血幹細胞移植、術中照射を含めた放射線治療まで、他の診療科と横断的な協力のもと1つのチームとして系統的治療を行える数少ない施設の1つです。