千葉大学 大学院医学研究院 和漢診療学講座

診察を希望される方へ

鍼灸外来のご案内

当科では健康保険適応での鍼灸治療はおこなっておりません。
1回6,600円(2026.4現在)
千葉大学病院では、鍼灸治療が患者様に合うかどうかを医師が判断する為、治療前に別日程で一度「和漢診療科」で受診していただく必要がありますその為、鍼灸治療開始までにお時間がかかります。(申し込みより1か月半以上)。そのため当科では待ち時間を考慮して、鍼灸治療のみをご希望の方には当診療科の鍼灸師がいる治療院をご案内しております。鍼灸治療のみをご希望の場合、近隣の鍼灸院をご検討ください。
しかしながら、漢方治療と鍼灸治療を併用される場合、治療効果が上がることが期待されますので、「和漢診療科」での漢方治療も併せてご検討ください。

お願い
●「和漢診療科」宛ての紹介状を必ずご用意ください。
●他の業務もありますので、申込書以外でのお電話での直節予約には応じられません。ご協力をお願い致します。
●お手紙・FAXをご送付いただいた患者様へのご返信は電話または手紙で行っております。また、ご返信には到着してから1週間前後のお時間を頂いております。
●新患枠数が決まっておりますので、受診頂く予約日はお申し込みから少しお日にちをいただく場合もございます。また、お申し込み頂いてもご希望に沿えない場合がございます。

鍼灸(しんきゅう)とは

全身にある経穴(けいけつ)と呼ばれる“ツボ”を、鍼(はり)や灸(きゅう)で刺激することで、人が本来備えている「自己治癒力」を引き出し、様々な症状の緩和や体質改善を行います。

鍼や灸による刺激は中枢神経を介して全身に働きかけ、そのバランスを整える作用があります。また、痛みや違和感がある部位に刺激を与えることで、その症状の軽減や消失が期待できます。

湯液(漢方薬)と鍼灸は昔から車の両輪に例えられています。身体の内(漢方薬)と外(鍼灸)の両方から治療することにより、相乗効果が期待できます。千葉大学医学部附属病院和漢診療科では、鍼灸診療を通じて、皆さまの健康増進に貢献できると考えています。

診断方法について

望診(ぼうしん)聞診(ぶんしん)問診(もんしん)切診(せっしん)と呼ばれる五感を駆使した診断方法を行い、心身の状態を把握します。上記4つの診断方法を合わせて四診(ししん)と呼びます。代表的なものには脈診(みゃくしん)、舌診(ぜっしん)、腹診(ふくしん)、経穴診(けいけつしん:ツボの反応をみる事)などがあります。

  • 脈診(みゃくしん)
    脈診(みゃくしん)
  • 腹診(ふくしん)
    腹診(ふくしん)

鍼(はり)

「はり」と聞くと痛いイメージをお持ちの方が多いと思いますが、鍼灸外来で使用する鍼には刺す鍼と刺さない鍼があります。これらの鍼は、鍼灸師が患者様の症状や体質に合わせて適切なものを選択しています。

刺す鍼:毫鍼(ごうしん)の直径は0.2ミリ程度と髪の毛位の細さです。刺されたときは何も感じないか、少しチクッとした感じがする程度で、使い捨てのものだけを使用しています。

刺さない鍼:鍉鍼(ていしん)は皮膚を軽くこすったり圧したりして使用します。

  • 毫鍼(ごうしん)
    毫鍼(ごうしん)
  • 鍉鍼(ていしん)
    鍉鍼(ていしん)

灸(きゅう)

「きゅう」は、半米粒大(はんべいりゅうだい)と呼ばれる米粒半分ほどの大きさのものを用います。鍼灸外来で使用する灸には、直接灸と関接灸があります。どちらも昔のような火傷跡が残るものではありませんが、 皮膚上で艾(もぐさ)を燃焼させるため、感じ方には個人差があります。

直接灸:透熱灸(とうねつきゅう)は瞬間的な熱さのみで快痛ともいえる心地よさです。

関接灸:知熱灸(ちねつきゅう)は、艾(もぐさ)が8~9割燃えたところで火を消します。または、患者様が熱く感じたところで取り去ります。

  • 米粒とお灸の比較
    米粒とお灸の比較

診療の流れ

※鍼灸外来受診には事前に別日程での和漢診療科の受診が必要です。
 初診・再診ともに30~45分ほどの診療時間になります。

  1. 和漢診療科外来にて受付後、問診票をお書きください。
  2. 担当鍼灸師による問診や鍼灸についての説明があります。
  3. 施術着に着替えます。
  4. 施術の開始です。

外来担当鍼灸師

診察は木曜日のみ、担当は以下の通りです。

 
午前       内原 拓宗  

施術料 6,600円(税込)2026年4月現在
*鍼灸外来は自由診療です。鍼灸外来を受診される日は、すべての保険診療(診察、検査、処方など他科も含めて)を受けることができません。あらかじめご了承ください。

内原 拓宗(うちはら たくしゅう)

内原 拓宗
内原 拓宗

1997年 慶応義塾大学文学部史学科卒業
2005年 関東鍼灸専門学校卒業
     はり師・きゅう師国家資格取得
2009年 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ教員養成科卒業
     関東鍼灸専門学校 専任教員
2016年 関東鍼灸専門学校 副校長

漢方薬の効果を鍼灸でさらに高められるような施術を心がけています。
何でもお気軽にご相談ください。

適応のある症状

◆WHO(世界保健機関)による鍼治療が有効とされる疾患の暫定リスト

頭痛、偏頭痛、三叉神経痛、顔面神経麻痺、メニエール氏病、白内障、急性結膜炎、近視、
中心性網膜炎、急性上顎洞炎、急性鼻炎、感冒、急性扁桃炎、歯痛、抜歯後疼痛、歯肉炎、
急性咽頭炎、急性気管支炎、気管支喘息、食道・噴門痙攣、しゃっくり、急性・慢性胃炎、
胃酸過多症、胃下垂、麻痺性イレウス、急性・慢性十二指腸潰瘍、急性・慢性腸炎、便秘、
下痢、急性細菌性下痢、打撲による麻痺、末梢神経系疾患、多発性筋炎、神経性膀胱障害、
肋間神経痛、頚腕症候群、坐骨神経痛、腰痛、関節炎、夜尿症

◆その他、鍼灸の適応症として以下のものが挙げられています。

【運動器疾患】肩こり、五十肩、頚椎症、変形性膝関節症、腱鞘炎、テニス肘 etc.
【呼吸器疾患】過呼吸症候群、神経性咳嗽、風邪による諸症状の緩和 etc.
【消化器疾患】消化性胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、過敏性大腸症候群痔疾、食欲不振 etc.
【疼痛性疾患】坐骨神経痛、術後疼痛、ヘルペス後神経痛 etc.
【循環器疾患】低血圧症に伴う諸症状、冷え症、本態性高血圧症 etc.
【泌尿器疾患】過活動膀胱、インポテンス、失禁症 etc.
【産婦人科系疾患】月経異常、更年期障害、逆子、不妊 etc.
【感覚器系疾患】仮性近視、眼精疲労(疲れ目・ドライアイ等)、耳鳴り、難聴 etc.
【小児疾患】小児神経症、小児消化不良症 etc.
【その他】不眠症、肥満症、自律神経失調症、片麻痺、アレルギー疾患 etc.

鍼灸外来のご案内

初診・再診ともに完全予約制のため、受診を希望される方はまずお手紙かFAXにて必要事項をお申し込みください。折り返し、手紙または電話にて返信をいたします。(皆様を丁寧に診察させていただくために、一日あたりの初診患者数を調整させて頂いております。)

鍼灸外来は事前に別日程で和漢診療科外来での医師の診察が必要となりますので、予めご了承ください。

  • 氏名(ふりがな)
  • 生年月日、年齢および性別
  • 郵便番号・ご住所・日中連絡が取れる電話番号
  • 鍼灸でどのようなところを治してほしいか
    (その他、病名・病状・病歴などわかる範囲でお書きください)
  • 初診日で都合の悪い日(1週間後から1か月先程度の期間)
  • 今後の通院上、都合の悪い曜日(※主治医制になりますので2回目以降も同じ曜日になります。)
  • 紹介状の宛先(和漢診療科〇〇先生宛てなど)、紹介元の病院名・診療科名、紹介状を受け取った月日
    ※お手数ですが紹介状の封筒の表書き(紹介元が書かれた面を含め)コピーを一緒にお送り下さい。紹介状は郵送しないでください。)紹介状は開封しないようお願いいたします。紹介状は初診日に患者さんが必ずお持ちください。
  • 千葉大病院の診察カード番号(当院受診歴がある場合)
  • 千葉大附属病院に現在通院中ですか?「はい」の場合、その診療科
お送り先
〒260-8670 千葉市中央区亥鼻1-8-1
FAX:043-226-2985
千葉大学大学院医学研究院 和漢診療学 予約係

※個人情報保護の観点から、FAXでお申し込みいただいた方でも、こちらからの返信・連絡はすべて手紙または電話になりますので、ご住所・お電話番号は必ずお書き下さい(FAXでの返信は出来ません)。

●紹介状について

  • これまでの治療経過を把握することがより良い医療につながりますので、主治医に、紹介状の依頼をお願いします。詳細については診療のご案内をご覧ください。
  • 紹介状は、診察当日にお持ち頂きますようお願いいたします。なお当日のご持参がない場合、保険外併用療養費制度に基づく初診に係る特別の料金として、13,200円(税込)(2025.4現在)を自費でお支払いいただくことになりますので、ご了承ください。ただし、保険外併用療養費制度に基づく初診に係る特別の料金(13,200円)をご負担いただければ必ず受診できるということではありませんので、あらかじめご理解いただきますようお願いいたします。