TOPICS

HOME > TOPICS > 薬物使用の交通事故への影響推定と事故予防の提案:司法解剖と事故データのリンク

当法医学教室にて法医解剖を受けられた方のご遺族の方へ

千葉大学 医学研究院 法医学教室
 現在、法医学教室では、「薬物使用の交通事故への影響推定と事故予防の提案:司法解剖と事故データのリンク」に関する研究を行っています。今後の交通事故予防に役立てることを目的に、この研究では2013年4月~2017年3月までの間に、当教室にて法医解剖が行われた解剖事例のうち、交通死亡事故で解剖になった事例から得られた検査結果などの情報などを利用させて頂きます。この研究に利用される情報などが何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。
 
1.研究課題名
 薬物使用の交通事故への影響推定と事故予防の提案:司法解剖と事故データのリンク
 
2.研究の意義・目的
 違法薬物あるいは医薬品の影響が疑われる交通事故が発生していますが、日本では、交通事故に関与した人に薬物検査を行う体系的な仕組みがないため、薬物使用による交通事故発生への影響を検討するための基礎データが存在しません。当教室では法医解剖を実施した交通事故死亡例とその薬物検査をまとめ、警察の交通事故統計データと突合させ、薬物使用が事故発生に及ぼす影響を推定するためこの研究に参加しています。
 
3.研究の方法
 本研究では、2013年4月~2017年3月までの間に、当教室にて法医解剖が行われた解剖事例のうち、交通死亡事故で解剖になった事例から得られた様々な試料から、鑑定のために行われた薬物検査結果および事例に付随する各データを解析に利用します。
 具体的に用いるデータは、
 ・死者の性別、年齢、身長と体重、死因、死後経過時間、損傷の成傷機転
 ・エタノール及びその他の薬物の検出有無と濃度(血液中、尿中、その他の検体)
 ・死亡時の詳細な状況と解剖に至った経緯
 です。
 さらに、法医学教室で得られた上記データと、警察の交通事故統計データを、解剖事例の管轄警察署名、事故発生日、死者の性別・年齢データを用いてリンクさせることで、薬物使用が交通事故発生にもたらした影響について推定します。
 
4.個人情報の取り扱いについて
 本研究で得られた個人情報は、匿名化して管理し外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、死者の氏名などは一切公表しないこととします。データ等は、千葉大学大学院医学研究院法医学教室の鍵のかかる棚で保管します。
 
5.外部への試料・情報の提供
 この研究に関するデータは匿名化された後に、共同研究先である科学警察研究所に送付(配達記録付郵便による郵送あるいは 研究者が直接運搬)し、交通事故統計データと突き合わせて解析、インターネットに接続しない交通事故分析専用のコンピュータ内で保存をいたします。
 研究への同意が撤回された場合は、その時点でその事例の情報を消去いたします。
 
6.研究組織
 【研究代表者】
  科学警察研究所  室長  岡村和子
 【参加施設】
  千葉大学大学院 医学研究院 法医学教室 
  東京大学大学院 医学研究科 法医学
          研究代表者  教授 岩瀬博太郎
                (千葉大学・東京大学 法医学教授併任)
  ブリティッシュコロンビア大学 Jefferey Brubacher
 
7.研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について
 ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。

 文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。
 
研究実施機関  :千葉大学大学院 医学研究院 法医学教室
本件のお問合せ先:千葉大学大学院 医学研究院 法医学教室
         代表者 岩瀬博太郎
         043(226)2078

研究代表機関  :科学警察研究所
研究代表者   :岡村 和子